イラストレーターから見た現代美術とは?「プラレシオ」展で解き明かす

イラストレーターから見た現代美術とは?「プラレシオ」展で解き明かす

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アート、DJ×映像、それらを繋ぐコスプレで新しい観光都市・京都を魅せる「KYOTO OFF 2015」の一環として、イラストで美術世界に入り込もうとする2人のアーティストのグループ展「プラレシオ」が、4月20日(月)から26日(日)まで京都・五条のAntenna Mediaで開催される。

出展作家は、「第20回電撃イラスト大賞」選考委員奨励賞を受賞した西ノ田さんと、電撃文庫のライトノベル『TRPGしたいだけなのにっ! 異端審問ハ ソレヲ許サズ』などのイラストを手がけるイセ川ヤスタカさん。

「プラレシオ」とは?

「KYOTO OFF 2015」は、京都で開催されている大規模な現代美術の国際展「PARASOPHIA」を共に盛り上げる「ART GRID KYOTO」の関連イベント。

二次元のイラストと三次元の実写映像を、コスプレイヤーたちがガイド役となり消費者の流れをシャッフルさせる」ことを目的として「イラスト」「コスプレ」「DJ×映像」を折り重ねながら発表する。「プラレシオ」は、その中の「イラスト」にあたる第1弾イベントだ。

今回、キュレーター・黒嵜想さんの手により、イラストレーターからみた現代美術を「ゴールデンレシオ(黄金比)」に続く形で、プラスチックの「プラ」と、比を意味する「レシオ」をかけあわせた「プラレシオ(合成比)」という造語で名指し、まったく新しい空間体験を試みる。

愛くるしいキャラクターと無機質な幾何学模様とを、奇妙なバランスで描き繋ぐ西ノ田さんと、オタクが偏愛する装飾を凝縮した美少女を、あえてレイヤー別に分解し、キャンバスやプラスチックに出力するイセ川さん。2人はネット世界で埋没されないよう、それぞれの方法で合成と分割を試みる。

ソーシャルゲームのイラストを手がけ、イラストSNS「pixiv」などで活躍する2人には、ホワイトキューブ(白い立方体=展示空間)はどのように映っているのだろうか──。

引用元

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