お手軽ヒッチハイクのすすめ【私のおすすめの旅】(旅ライター:ysk44)

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正直なところ、誰かにお勧め出来るような旅はほとんどしたことありません。。

コソボで地雷原を見たり
91年まで鎖国していたというアルバニアなんて国に訪れてみたり
パレスチナの難民キャンプを訪問してみたりと、自分なりにはもの凄く楽しいんだけれど、そんな場所を野宿や夜行列車泊を多用しながら旅してまわるような自分を旅の仕方を人に勧められるかとう言うと、言葉に詰まってしまいます。

そんな中で、唯一自信を持っておすすめ出来る旅がこれ

ヒッチハイク!
  
  

よく言われるのが

「ヒッチハイクって危なくないの?!」
「乗せてくれる人なんかおんの??」
「ただやけどめっちゃ時間かかるんやろーー」
「え〜、なんかわからんけど、嫌やわ〜〜」
  
(筆者、大阪出身なので関西の友達多めです。)

まずハッキリ、全ての意見を否定します。
少しばかり注意すれば全然危なくないし、乗せてくれる人も沢山いるし、案外時間もかからず行動できます。
それらの不安をちゃんと取り除けば、「何かわからんけど嫌」って人も減るでしょう。

気軽にヒッチハイクでただ乗りの旅が出来るようになれば、大体どこでも通用する旅人になれるんじゃないかと思います。旅行じゃなくて自分で切り開く旅をすることで、世界が違った角度から見えるようになり、感じられる感動の幅がグッと広がること間違い無し。
 
楽しく、でも旅する力が身に付くヒッチハイク旅のポイントを挙げてみます。
 
 


【乗せてもらい易い場所に分かり易く立つ】

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これは絶対条件です。 運転してる人の気持ちになって考えてみて下さい。
また自分が運転してる時に「もしヒッチハイカーがここにいたらどうやろ?」なんて考えながら運転してみて下さい。

停まってもらい易い場所は、高速道路の入り口で路肩の広いとこと、高速道路のPA、下道なら駐車場の拾いコンビニのちょっと手前なんかでしょうか。

スピードを出しててもヒッチハイカーに気付いてから停まれるスペースがあることが絶対条件です。

そして見え易くする為にもスケッチブックとかデッカい紙に行き先を書いて自分がヒッチハイカーであることをアピール。

乗せてくれる人は行き先関係無く停まってくれますが、海外で特やる親指立てるだけのやつだと日本人ドライバーさんたちはピンと来ない人が多いみたいです。

デッカく行き先書いて、満面の笑みで爽やかに立つことが停まってもらうポイントです。
 
 

【ヒッチハイクは危なくない】

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岡山で声をかけてくれたお巡りさん。 至る所で色んな人の優しさに触れられます。

危険性がゼロかと言えばそんなことはありません。
どんな旅にだって危険は付き物です。
そのリスクを理解して、十分に準備して乗り越えるからこそ得られる物がある、それが旅と旅行との違いでもあるはず。

1、ヒッチハイクしてる人を狙ってる人はまずいない。

 だってみんな自分の目的があって運転してるわけですから、スリや強盗とは全然違うと思うんです。
 
 
2、「こいつ、危ない」と思ったらすぐ逃げる!

 もし停まってくれた人から嫌な感じがしたら走って逃げましょう。運転手、さすがに車を置いて追いかけてくることはまずありません。今までに国内外合わせて200台ぐらい乗せてもらいましたが、1回だけ「すんません!!」って言って小走りに逃げたことあります。
 
 
3、乗ってしまってから危ないと思ったら、飛び降りる素振りを見せる。

  ヒッチハイクってそもそも狙って犯罪の対象にするほど日本には沢山いないので、乗せてくれた人がもしよからぬことを考え始めたとしても、それはあくまで突発的な思い付き。それならこっちも思い切った行動で対応すればビックリして降ろしてくれます。筆者、これも一度だけやったことあります。
 
 
ヒッチハイクを始めるのにおすすめは高速道路のインターチェンジで始めること

下道だとどこへ連れて行かれるか分からないけど、高速道路なら料金所を降りないと他へは行けないし、逃げるなりなんなりできるのでまずは定番の高速道路から始めて見てはどうでしょうか。

と、ここまで書きましたが筆者が危ないと真剣に思ったことは一度もないです。
危ないかも?っと思ったのも200回中2回、確率にして1%。それも日本国内では一度だけなので、国内に限っては0.5%です。
基本的に乗せてくれる人の善意に預かって旅する方法なので、悪い人なんてそんなに居ないと思います。
 
 
 

【荷物は少なく】

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ヒッチハイク旅するときは大体写真に写ってるカバン一つにまとめます。

当然ですが、乗せてもらうのに荷物は少ない方がいいです。

その方が断然乗せ易いし、逃げ易いし、自分も楽です。
 
 
 

【案外時間通り】

筆者の経験則ですが、2時間待って乗せてもらえない場所は駄目です。
乗せてもらえる時は大体30分から長くても1時間で乗せてもらえます。

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鹿児島のさきっちょ、指宿から大阪まで帰るのに丁度24時間で、乗り継いだ台数は7台

ね? そんなに時間かかんないでしょ?
 
 
 
【どんな人が乗せてくれるの?】

案外乗せてもらえないのが長距離トラック。
大きな括りで「こんな人が乗せてくれ易いよ!」と言い切れないぐらい、色んな人が乗せてくれます。
偶然に偶然が重なって、こんな僻地であんな人が乗せてくれた!なんてこともしばしば。

たまたま有休を取らざるを得ずで休みになったけど、奥さんの目が厳しくて家は過ごし辛いから朝6時からドライブに出ていた、40年前にバイクでアメリカ大陸を1周したこともある元ヒッチハイカー、でも今は大手企業に勤めるサラリーマンのオジサンに、朝7時に拾ってもらった時は「絶対運命や!」って思いました。 
注:恋じゃないです
 
 

【乗せてもらったらまず自己紹介】

乗せてくれる人も半信半疑です。
こっちから明るく大きな声で、自分の名前と、どこから来てどこへ向かってるのかを伝えると、みんなもの凄く優しくしてくれます。
そらそうですよね。見知らぬ人を乗せてやろうかって人たちなのでみんないい人ばっかりです。
 
 
 

【ヒッチハイクの特典】

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広島で食べさせてもらった広島焼き、味以上に心に染み渡る物があった。

これを期待して旅してるわけじゃないんですが、でもやっぱり人の温かさを感じられる瞬間なので筆者は大好きです。

これも筆者の経験則ですが、75%ぐらいの人はご飯をご馳走してくれたり、飲み物を買ってきてくれたり、とにかく何かお世話をしようとしてくれます。

食事なんかめちゃくちゃ助かるんですよ。ヒッチハイクって自分で自分を律して旅しないといけないので、食事取り忘れたり、頑張り過ぎてへとへとになったり、雨で挫けてもう立ちたくなくなったり。。

でもそんな時にもの凄い温かい笑顔で迎えてくれるドライバーさんがいると、心底ヒッチハイクで旅して良かったって思います。

そしてドライバーさん達がくれる地元情報ももの凄く助かります。
その土地を一番よく知った地元の人だから、持ってる情報もガイドブックなんかよりずっと良いんです。
筆者、思い切って甘えて「そこまで連れて行ってもらえませんか?」なんて言ったこと、何度もあります。笑

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伊勢へヒッチハイク中に知り合った某和菓子屋さんの社員さん

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伊勢神宮をまわる前に他では聞けないような伊勢神宮にまつわる表と裏の話しを沢山して頂いたお陰で、とても充実した伊勢の旅が出来ました。
 
 
 
【恩返し、恩渡しを忘れない】

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乗せてくれた人への感謝はもちろん必須です。
筆者の場合は自分が今までまわった世界各地の写真をポストカードにしているので、それに汚い字ですがお礼を一言書き添えてプレゼントしています。
乗せてくれた人に何か自分らしいものでお礼ができればベストです。

ここからが更に重要
自分が乗せる立場になることも考えましょう。
もし運転することが無い人は、道で困ってる旅行者を見掛けたら、声をかけてあげるとか、何か手助けをしてあげるように心がけましょう。
そうやって渡した恩が必ず返ってくるのがヒッチハイク旅。
どこかで世界が繋がってるんだなぁと感じられるのもヒッチハイクの魅力です。
 
 

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ざーっと書きまとめて見ましたが、ヒッチハイク旅の魅力とポイントなんとなく理解してもらえたでしょうか?

こんな時代だからこそ、少し時間に余裕があるのであれば敢えて人の善意に甘える旅してみては如何でしょうか。
今まで気付かなかった色んなことに気付けるかも?!

※この記事はガジェ通ウェブライターの「ysk44」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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