指先の感覚でペイント!盲目のアーティストが描く極彩色の絵画が話題に

Shared_Moments_corrected_1024x1024

私たちが絵を描こうとするとき、一番研ぎ澄ます感覚は“視覚”であろう。だが、もし目が見えない状態で描こうとしたらどうだろうか?

米国・テキサス州に住むJohn Bramblittさんは、盲目のアーティスト。視力の代わりに鋭い触覚を活かし、作品作りに励んでいるのだ。

Stroll_in_rain_corrected_1024x1024

・視力を失ってからがキャリアのスタート

Bramblittさんは、病のため11歳ごろから徐々に視力を失い、30歳になると完全に目が見えなくなってしまった。

当初は孤独と絶望にうちひしがれていたBramblittさんだったが、1年ほど経過したとき、「目が見えなくても絵は描ける」と一念発起した。

でも、視力を使わずにどうやって描くというのだろうか?

lighthouse_corrected_1024x1024

・指で感じながら描く

その方法は、まず凹凸の分かりやすい絵の具で輪郭を描き、指で確認しながら色付けしていくというものだ。

Bramblittさんは、手先で色を判別することもできるそうで、例えば白は歯磨き粉のように厚みのある感触で、逆に黒はさらっとした感触なのだとか。

また、彼自身が「触覚の視覚化」と呼ぶように、作品のモチーフに直接触れ、その形を指で覚えることもあるそう。

Echo_-_Meadows_Museum_corrected_1024x1024 WildRun_f716adb2-2f62-44e5-891d-dab37c629084_1024x1024

その作品を見てみると、燃えるような極彩色と深い漆黒のコントラストが強烈な存在感を放っている。

タッチの力強さとは裏腹に、儚い夢のようでもあり、不思議な世界へと誘われるようだ。

Meltinginthemusic_1024x1024 Seascape_f827f60d-e8e0-498d-8b78-5448acc3038b_1024x1024 Blownaway_-_corrected_642c6369-5b00-4f92-b8e6-27fbaf075b75_1024x1024

私たちに見えないものを見せてくれているかのようなBramblittさんの作品。

作品はウェブサイトから購入することもできるので、気になる人は、まずサイトをチェックしてみて。

YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=VMRU3OcM168
Sightless Works
http://bramblitt.myshopify.com/

アート(まとめ)

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. 指先の感覚でペイント!盲目のアーティストが描く極彩色の絵画が話題に
isuta

isuta

isutaは、私の"好き"にウソをつかない。をコンセプトに、"おしゃれでかわいくて、しあわせ"な情報を発信するWebメディアです

ウェブサイト: https://isuta.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。