【Interview】日本の魅力を世界へ!6か国対応の会員制ECアプリ「Anders」に注目
ECサイトの最大の魅力は、実店舗ではなかなかお目にかかれない貴重な品物と、気軽に出会えること。
3月9日にリリースされるECアプリ、「Anders(アンダース)」もその1つ。コンセプトは、「Long Life Design , HandMade in Japan」。日本全国の厳選されたデザイナーによる、ハイクオリティかつグッドデザインなアイテムを、会員制で購入できるサービスである。
開始当初から日本、アメリカ、シンガポール、フランス、ドイツ、台湾の計6か国で展開。日本国内の優れたデザインアイテムを世界へ発信しながら、デザイナーたちの創作環境の発展にも貢献していくという。
提供元は、これまでにハンドメイド品の推進事業を数多く手掛けてきた、クリーマ。Anders運営チーム、プロデューサー、荒井 隆之(あらい たかし)氏に、詳しいお話を伺った。
期間限定、最大30%オフ!上質なハンドメイド品をスマホで気軽に入手
Q1 「Anders」誕生のきっかけと経緯について、お聞かせください。
私たちは、「本当にいいものが埋もれてしまうことのない、フェアで巨大な経済圏を確立する」 ことをめざし、2010年よりCtoCのハンドメイドマーケットプレイス「Creema(クリーマ)」を運営しています。
現在の出店デザイナーは4万人を超え、流通額は4年連続400%を超える拡大を続けており、まだまだこれからですが、前述の想いの実現に向け、歩を進めている状況です。
そんな中で、クリーマ初の新規事業コンテストが開催されました。MVPの事業案を採択し、本人がプロデューサーとしてサービスを推進するという、社内プロジェクトです。
そこで、私が「Creema」の運営に、5年にわたって関わる中で温めてきた、「日本のデザイナー製品に特化した、会員制デザイナーズECのグローバル展開」の提案が採用となったため、サービス化に向けて動くことになったのです。
「Anders」を世界中に届けることができれば、日本で活躍する素晴しいデザイナーの強力な応援になる。そう確信しています。
Q2、「Anders」とは、どんなアプリなのでしょうか。
Made in Japan製品に特化した、日本初の会員制デザイナーズECアプリです。
「Long Life Design , HandMade in Japan」をコンセプトに、当アプリでしか手に入らない、日本全国で厳選されたデザイナーによるアクセサリー、ファッション、食器、インテリア雑貨など、ハイクオリティ&グッドデザインのアイテムを、期間限定、毎日入れ替わりで、最大30%オフの優待価格で購入できます。
プロのカメラマンと編集者の手によって、雑誌のようなイメージで1つずつ丁寧に商品紹介しているため、これまでインターネットショッピングに抵抗があった方でも、雑誌を見て品物を購入する感覚で、気軽にご利用いただけます。
日本語だけでなく英語にも完全対応し、スタートから世界6カ国で同時展開しています。日本のデザイナーによる素晴しいアイテムを届けることで、世界中の人たちの暮らしを、いつもより少しだけワクワクしたもの、こだわりのあるものにしていきたい、と思っています。
いいものを長く、大切に使ってほしい
Q3、スタートから6か国展開。準備は大変だったのではないでしょうか。その辺りも含め、リリースにあたって苦労した点について、お聞かせください。
言語の問題はもちろんですが、物流や法律面、そして当然システム面も含め、国内のみのサービス展開に比べ、やるべきこと、考えるべきことが想像以上に多かったです。
ただ、「Anders」については海外展開を国内と同等、もしくはそれ以上のレベルで提供したい、と考えているため、運営しながら常時改善していくつもりです。(中略)
Q4、取扱いデザイナー(ブランド)の数は、これから増えていくのでしょうか。今後の展開と併せて、お聞かせください。
(中略)既存のセレクトショップの概念ですと、取扱い商品・ブランド数(出展エリア)に限界があるのが一般的ですが、「Anders」はセレクトショップではなく、セレクトマーケットをめざしています。
何か具体的に欲しいものがなくても、アプリを立ち上げれば、短時間で必ず欲しいものが見つかるような、そんな状態を作るために、デザイナーは今後もどんどん増えていきますし、展開する国やデバイスも、順次広げていくつもりです。
丁寧に作られた上質なデザイナー製品に関心のある、世界中の感度の高い方々とマッチングできるサービスをめざす一方で、「上質なデザイナー製品を、長く大切に使っていく」というライフスタイルの素晴しさを、より多くの方に知ってもらうきっかけとなるようなサービスでありたい、と願っています。
ウェブサイト: https://techable.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。