文房具屋さんが選ぶ最高の文房具 大賞に輝いたのは…
オフィスで、自宅で、何気なく使っているペンやハサミなどの文房具。
普段あまり意識することはありませんが、ひとくちに文房具といってもメーカーや商品によって使い勝手や機能は実に様々、興味を持てば持つほど底知れない、奥深い世界なのです。
そんな文房具のナンバーワンを決める「文房具屋さん大賞」は今年で3回目!
文房具のプロフェッショナルである「文房具屋さん」が、デザイン、機能、コストパフォーマンスなどを評価し、選出します。
今回は、その選考結果を一挙公開した『文房具屋さん大賞2015』(扶桑社/刊)から、大賞はもちろん部門別の優秀作品や、ちょっとユニークなものまで、おもわず買いたくなる文房具を取り上げます。
■大賞は「絶対に芯が折れないシャーペン」
「文房具屋さん大賞」、2015年の大賞はちょっと意外な文房具でした。
というのも見た目は何の変哲もない「シャーペン」だからです。
でも、もちろんただの「シャーペン」ではありません。大賞に輝いた「デルガード」(ゼブラ)は、シャープペンシルの宿命「芯折れ」を、ほぼ完璧に防止しています。
ちょっと筆圧が強いとかんたんに芯が折れてしまうシャープペンシルですが、「デルガード」は芯に横向きの力が加わると、ガードがせり出してきて芯を保護してくれます。もちろん縦方向の力を吸収する設計にもなっているため、どんなに筆圧が強くても折れることがないのです。これって一見すると地味ですが、大発明ですよね?
■新人賞は「針なしステープラ」の完成形?
日々新しい商品が開発されては世に出される文房具の世界。今年もたくさんの「新人」が店頭に並びました。
そんな新人選手の中でもっとも輝きを放ったのが、針なしステープラの完成形ともいえる「ハリナックスプレス」(コクヨS&T)です。
「ハリナックスプレス」は、金属歯で紙に凹凸をつけて圧着する、あたらしいタイプのステープラ。針がいらないことはもちろん、「とじる力が弱い」「はがしにくい」といった、従来の針なしステープラの弱点をすべて解決しており、「仮止め」に最適とあって、見事新人賞を射止めました。
■大事なポイントを忘れない 「ふせん」の進化版
既存製品に対するユーザーの不満を解消させたという点では、「アイデア賞」に輝いた「ココサス」(ビバリー)も負けていません。
「ココサス」は、矢印形の「ふせん」。既存のふせんは、ブックマークしたページのどの箇所が大事な部分だったのかがわからないという悩みがつきものでしたが、「ココサス」は矢印の先端を切り離せるようにしたことで、この問題を解決しています。
矢印の部分をページ内の大事な場所に貼り、本体は普通のふせんとしてページからはみ出すように貼れば、どのページのどこが大事なのか、見失うことはありません。
本についての記事を書くことが多い「新刊JP」編集部内からも「ナイスアイデア!」「これは買いだ」という声が多数ありました。
今回紹介したアイテムは、「文房具屋さん大賞」のごく一部です。
「書く部門」「切る部門」など、部門別チャンピオンや、歴代の受賞アイテムを集めた「殿堂入り文房具」など、まだまだ見どころはたくさんあります。
その全てが本書に収められ、特徴や強みが解説されていますので、ぜひ手にとって「文房具の最新形」をチェックしてみてください。きっと、思ったよりもずっとずっと、便利で機能的に進化しているはずです。
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■「文房具屋さん大賞」公式ページ(http://www.fusosha.co.jp/special/bunbougu/)
(新刊JP編集部)
●(新刊JP)記事関連リンク
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ウェブサイト: http://www.sinkan.jp/
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