『ひとりウェディング』恋するドレスは30万円以上なり
『婚活』、最初耳にした時なんのことかわからなかったが、結婚活動の略語と知ってオモシロイ言葉だと感心したことがあった。婚活とは言えないがアメリカでも出会い系サイトはテレビCMまでされる程の認知度で、アメリカらしく例えばクリスチャンの出会い系やユダヤ教の出会い系と宗教で振り分けているのは、恋人選びには無駄がない。それだけアメリカは日本と比べて複雑系なのである。
さて、話を日本に戻して、このところ結婚しない男女が増えていて、深刻な問題になっている。このところでもないか、まぁ、少子化問題は依然明るい兆しもなく、戦後ベビーブームの『産めよ、増やせよ』の時代が、日本を明るくしたし原動力にもなったと思う。人数が多いのはそれだけ活力にもなるのだ。家族だってお正月や、お盆に皆が一同に集まると、やたらパワーみなぎるようなものだ。
しかし、現実問題かつての日本のように適齢期になると、親戚筋や会社関係者からお見合いの話が舞い込んだり、それとなく引き合わせてくれた日々は遙かかなたの物語で、女性も学卒が増え、しかも重要な任務に就くことが断然多くなった今、場合によっては男性より収入も肩書もあったりすると、仕事に忙殺されてなかなか出会う機会もないし、女性の地位が上がれば女性としても結婚相手にそれ相応の条件を求めたくなるものだ。こういう駆け引きも結婚できない要件のひとつかもしれない。
ニッポン不思議の国!アニメもコスプレも世界進出しましたよ、それに今では100円ショップのダイソーが中近東まで店舗を増やす商売上手な国。そんな日本で『ひとりウェディング』が密かなブームと言うから聞き捨てならない。
ホームページで調べてみると、やはり”革新者は京都から発信!”の持論を持つ私の期待を裏切らず、なんと京都にある会社である。二日かけてひとりの花嫁になるのである。その価格はオフシーズンの洋装で32万円、同じくオフシーズンの和装で34万円というから驚きだ。挙式やセレモニーなしでこの価格。まぁ、ひとりウェディングなので新郎がいるほうがオカシイのだが、そもそもひとりウェディングの斬新さがたまらない。
ひとりウェディングをしたからと言って結婚を諦めたわけではないし、良縁に恵まれることも当然あるだろう。しかし、独身女性がポンとひとりウェディングのたった二日間のために30万以上の大枚をパッと出せるところに男気を感じる。でも、やはりひとりでも花嫁衣装を身に着けて美しい写真を思い出に残したいのはいくつになっても乙女心は活性化しているという証拠だ。
さて、このビジネス当たりますことやら?!女性が社長で、ひとりウェディングの二日間はすべて女性スタッフの手でひとり花嫁がしあがるそうだ。ご興味のある方、是非ホームページをご参照あれ。
チェルカ トラベル
http://cerca-travel.co.jp/solowedding/
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