僧職系男子が大集合!? 『ニッポン仏教夜話2010 ~それでも輪廻は廻っている~』ロフトプラスワンで開催

ニッポン仏教夜話2010 ~それでも輪廻は廻っている~


夜の闇のなか、僧侶風の怪物(失礼!)が浮かび上がるイラストに、「五僧合体。」と書かれた異様に目を引くポスター、もうご覧になった人もいるでしょうか。秋も深まる10月31日、新宿・ロフトプラスワンにて『ニッポン仏教夜話2010 ~それでも輪廻は廻っている~』が開催されます。『ニコニコ動画』で大人気の“僧職系男子”こと蝉丸P氏や『タモリ倶楽部』で“イケ僧”認定を受けた松下弓月氏など、なにかと話題の出演者にも注目が集まっています。

仏像ブームやお寺でのカフェ・ライブが話題になり、近ごろはそれらの中心となるべき仏教にも関心が集まっています。今回開催される『ニッポン仏教夜話2010 ~それでも輪廻は廻っている~』は、「興味はあるけど、仏教って何なんだろう?」と疑問を持ち始めた人たちに向けて、『Twitter』上の“仏教クラスタ”から発生したイベント。お坊さんが作るウェブマガジン『インターネット寺院 虚空山 彼岸寺』などで活躍する松下弓月氏と日本テーラワーダ仏教協会事務局長・佐藤哲朗氏が中心になって企画しました。

「もともと『Twitter』の仏教クラスタやネットでやりとりしている人たちと、直接会って話してみたいと思っていたのですが、せっかくならみんなが来やすい場所でイベントにしてみようと考えたのです」と松下氏。『ニコニコ仏教動画』などで大人気の蝉丸P氏のほか、ニューヨーク本願寺・前住職の中垣顕實氏やチベット仏教にも造詣の深いネパール仏教研究者の佐藤剛裕氏など、海外仏教に詳しい仏教者にも出演を依頼し、多彩なゲストを揃えての実現がかなったそうです。

「日本仏教に対しては、“坊主丸儲け”などの言葉に象徴される僧侶批判が根強いです。さらに、近ごろではお葬式や戒名料への疑問が取りざたされるなど、ネガティブな話題が多いのが現状ですが、まだこれらの問題をきちんと取り扱った議論は尽くされていないと感じています」。今回のイベントでは、海外仏教の実情に詳しい人たちと率直に語り合いながら、「日本仏教を足元から見つめ直したい」と松下氏は考えているそうです。

なんだかディープなイベントになりそうですが、「たしかに、内容は濃く掘り下げますが、海外の珍しい写真や映像を見てもらったり、ここでしか聞けない裏話を披露したりと、誰が聞いても面白いイベントになるよう工夫します」とのことなのでご安心を。「お坊さんに会ってみたい」というシンプルな動機での参加もよし、仏教に対する疑問や批判、あるいは熱い思いをぶつけたいという気持ちでの参加もよし。最後は、「参加者の安寧と仏教興隆を祈願してプチ法要」で締めくくるという、ありがた~いオプションも付いています。

“坊主丸儲け”と指弾されるお坊さんが存在する一方で、真面目に仏教を語ろうとするお坊さんもいるのなら、まだまだ日本仏教も捨てたものではないのかもしれませんね。めったにない機会だと思いますので、興味ある人は参加してみてはいかがでしょうか。イベントの模様は、後日レポートとして報告する予定ですので、こちらもお楽しみに!

イベント概要
日時:2010年10月31日(日)19:00~21:30(開場18:00)
場所:ロフトプラスワン(新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2 TEL 03-3205-6864)
出演者:中垣顕實(浄土真宗本願寺派ニューヨーク本願寺 前住職)/佐藤剛裕(文化人類学者、ネパール仏教研究)/青江覚峰(浄土真宗東本願寺派緑泉寺 住職、虚空山彼岸寺メンバー)/佐藤哲朗(日本テーラワーダ仏教協会事務局長)/松下弓月(東寺真言宗福生山宝善院副住職、虚空山彼岸寺メンバー)
料金:前売¥1500当日¥2000(共に飲食別)
※前売りチケットはローソンにて【L:32563】発売中
詳細はこちら:http://buddhistlife.net/article/361
 
 

■関連記事
仏教的クリスマス! お坊さんがクリスマスを祝う動画がスゴイ!
『ニコニコ動画』で仏教を説く人/蝉丸Pさん(前編)
『ニコニコ動画』で仏教を説く人/蝉丸Pさん(後編)
ゲストはあのイケ僧! ダダ漏れもあるよ『坊主デイズ★ナイト Vol.1』開催
お坊さんが京都で“ダダ漏れ”!? 美人すぎる尼さんも出演『こんなお坊さんどうですか会議』

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. 僧職系男子が大集合!? 『ニッポン仏教夜話2010 ~それでも輪廻は廻っている~』ロフトプラスワンで開催

Kyoko Sugimoto

京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。