コショージメグミ「見たいと思う世界の変化にあなた自身がなりなさい」自主制作本やMaison book girl、BiSHについて語る
1月24日 下北沢Brown’s Books & Cafeにて自主制作本『コショージメグミ』発売イベントを開催するコショージメグミ(Maison book girl/元BiS)。同作品や自身が在籍するMaison book girl、かつて所属したBiSの第2弾的プロジェクト BiSHについて語ってくれた。
自主制作本『コショージメグミ』はコショージの自費出版によるもので、企画からプロデュースまで全て自身で手掛けている。また、2014年9月14日 Live labo代々木にて行われた衝撃のソロライブ(http://bit.ly/1wzhXr2)の音源CD(サクライケンタ作曲/コショージメグミ作詞の全4曲)とセットで販売。このアイテムは一体どんな意味合いを持つ作品なのか。彼女の近況と合わせて話を訊いた。
◎コショージメグミ(Maison book girl)インタビュー
--どういう経緯で『コショージメグミ』を出すことになったんでしょう?
コショージ:まずヒマなのと……なんだろうなぁ? 私、今日、昼に放送してる『ストロベリーナイト』を観てたんですよ。なんか、この本も『ストロベリーナイト』だなって。
--どういうこと?
コショージ:犯人の手がかりがあるじゃないですか。犯人はシンメトリーが好きだ。犯人は多分10代の女性だ。そうやって最後辿り着くじゃないですか、犯人に。で、犯人は幼少期にこういうことがあったからそういう犯行に及んだのだ。って追い詰めていくじゃないですか。そういう感じかな。分かりました?
--分からないです(笑)。
コショージ:詩と写真と、CDも付けたし。そのCDではちゃんとライブとして詩を読んでるところもあれば、MCもちょっと入れたんです。だから手がかりを全部出した、みたいな。コショージは誰なんだろう、みたいな。
--コショージメグミを知るための手掛かりが散りばめられた作品ってこと?
コショージ:そうです、そうです。
--たしかに、先日公開された写真たちは、コショージメグミを物語る人たちの仮装になってました。
コショージ:ロバート・スミス(キュアー)、かものはし、『オズの魔法使い』のカカシ、ハリボー、もののけ姫、『時計じかけのオレンジ』のアレックス……あとなんだっけ? とにかく全部好きで、なんかなれそう……なりたいな、みたいな。
--コショージメグミを形成してきた人たちのコスプレ?
コショージ:そうですね。コショージなりのコスプレ。って言っても「コショージは誰なんですか?」って思って、「コショージはこういう人なんですよ」っていうのを自問自答してピックアップしてるから、それって今のコショージでしかないじゃないですか。20~21歳ぐらいのコショージが「多分、こういう人です」って言ってるだけだから、数か月後にはもっと違う人間になってると思うんですけど、「とりあえず今のコショージはこういう感じです」っていうのをなんとなく出してる感じかな?
--詩はどんなものを載せてるんですか?
コショージ:あいうえお~わをん。それを詩とかにしようかなと思って書いたんですけど、その中では本当にコショージの話をしているものもあれば、別に何ともない話をしているのもあって、思いつきで書いたようなものもあるし。あと、高校生のときにやった心理テストみたいなものの報告書もそのまま載っけてます。心理テストというか、数字がいっぱいあって、それをただずっと……5と7があったら2を書くんです。10とかを抜かして……全然意味分かんないんですけど。あ、1桁目ですね。1桁目だけを書くんですよ。それをずっとぶわぁ~ってやるんですよ。次は次ですとか。「私、何をさせられてんだろう?」って。
--僕は「何を聞かされてんだろう」って思ってますよ、今。どんな怪しい組織に属していたんですか?
コショージ:クレピリンなんとか! それの報告書を載せてます。
--あと、今回、ソロライブの音源を聴いてもらえるのは嬉しいですよね。
コショージ:たしかに。ソロライブでポエトリーリーディングをやったときに「音源化してほしい」みたいな風に言われて、なんでだろうなぁって思ってたんですけど、そのライブの音源を今回聴いたんですけど……てか、聴かなきゃいけなかったんですけど、あの、恥ずかしいですね、自分で聴くの(笑)。聴けないんですよ、なんか。
--泣きながら「…私はもう何度も自分を殺してきた」って言ってますからね。
コショージ:うぅ~……うぅぅ~って(笑)。
--でもあのヒリヒリ感がよかったです。あんなの、今まで観たことなかったので。
コショージ:私もあんなライブ観たことない!
--あれこそセンセーションですよ。常識を逸脱してる。
コショージ:なるほど。私、ここ最近、ずっと頭の中でループしてる言葉があって、ガンジーの「見たいと思う世界の変化にあなた自身がなりなさい」っていう。本当にその通りだなって感じがして。
--本ももちろん売れてほしいと思うんですけど、Maison book girl自体は売れそうですか?
コショージ:わかんないなぁ~。そこまで気にするとかじゃないですけど、ライブの見せ方。例えば「この曲で「オイ!」っていう」とか、そういうのがどうしたらいいか分からなくて。サクライ(サクライケンタ/サウンドプロデューサー)さんが「もっと煽ってください」ってメンバーに言ったりするんですけど、盛り上げるようなシーンじゃないから煽らないのかなぁって思ったり。でもいずこねこのマリちゃんのライブを観たら、サクライさんが「煽って」っていう意味が分かって。マリちゃん、歌ってる最中も煽ってるじゃないですか。そういうことをしてほしいのかなと思って。ただ、それ以前にMaison book girlは4人を合わせられてないと思うんですよ。ひとつの塊になってないんですよ、多分。お客さんと一体化させるのは、まず4人を噛み合わせるのが先かな、みたいな。まぁでもMaison book girlのライブで盛り上がりたいですかね、みんな。
--メリハリがあればいいんじゃないですか。見せるところは見せて、盛り上げるところは盛り上げて。
コショージ:そうなんですよ。それだと思うんですよ。今、3曲あって。そのうちの2曲は世界観を楽しんでもらう感じだし、もう1曲は盛り上がっていい感じだし、だから曲に合わせるのが一番いいのかなって。
--そんな中、コショージさんの古巣であるBiSの第2弾的プロジェクト BiSHの始動が発表されましたけど、どんな気分でした?
コショージ:事前に知らされたときは「マジか?」って思ってたんですけど、プールイのライブ(http://bit.ly/1KFxbjz)観たら全然スッキリしちゃって。「私、まだBiSだったんだな」って思ったんですけど、プールイのライブを観たらそれが無くなりました。あの日は元BiSメンバーが全員それぞれライブしてて、その中でプールイが「LUI FRONTiC 赤羽JAPANだ!」って何度も堂々と言ってて、それを観てたら「そうだ、私はMaison book girlとしてあそこまで行かなきゃいけないんだ」って思えて。
--先に進めたんだ?
コショージ:そうそうそうそう! だからBiSHに危機感とかは感じてなくて……全然なんか「がんばってほしい」じゃないけど、多分一番BiSHの人たちが大変なことになると思うから……なんだろうな(笑)? まぁでもBiSHに引っ張られる感じはないです。多分、別モノだと思うんで、BiSと。BiSのカバーとかやられたら「コショージのパートは誰かな?」ぐらいは気になると思いますけど、でもそれぐらい。
--ちゃんとMaison book girlの人になれたんですね。
コショージ:そうですね。メゾンの人になれた! 完全にメゾンの人です。
取材&テキスト:平賀哲雄
撮影:Jumpei Yamada
◎書籍『コショージメグミ』
2015/01/24 RELEASE
自作詩集&撮り下ろし写真P14+ポエトリーリーディングライブ音源CD
2000円(数量限定なくなり次第終了)
◎『コショージメグミ』発売イベント
01月24日(土)下北沢Brown’s Books & Cafe
1部 START 15:00
購入特典
→2ショ自撮り写メ会
発売記念限定グッズ
→白コショースウェット 5000チェイン
2部 / 19:00 START
購入特典
→直筆サイン会
発売記念限定グッズ
→黒コショースウェット 5000チェイン
※発売記念限定グッズは各14着限定となります。
※各イベントスタート時間の30分前より整理券を配布します。
※当日の状況を見て、お一人様のご購入冊数を制限させていただく場合がございますので、予めご了承お願い致します。
※イベント会場へのお問い合わせはご遠慮願います。
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