ジェスチャーでスマホを操作!画面に直接タッチしなくてもよい日が来る!?
多機能で便利なスマートフォンは、いつも手近に置いて手放せない、という人も多いだろう。ただ、タッチスクリーンのため、人によってはどうしても画面に触れなくてはならない点が気に食わないかもしれない。
スマホ画面に触れず、タッチレスで操作
「タッチレスで操作できれば……」。そんな問題を解決するべく、新しい技術が研究され、モトローラの端末“Moto X 2014”なども登場している。タッチレスコントロールの技術をさらに突き詰めた技術開発を進めているのが、「Elliptic Labs」である。
手を近づけたり、動かしたり、ジェスチャーで指令
スクリーンに触れずにジェスチャーで操作できる、“multi layer interaction”では、タッチレスで操作できることはもとより、画面に手をより近づけたり、手を左右に振ったりすることで、異なる指令を出し、さまざまなアクションを実行することができる。
この“multi layer interaction”には、超音波の技術が取り入れられており、おかげで180度対応のセンサーが実現されている。
動画の再生や一時停止も
操作のやり方は、例えばユーザーが写真の一覧を見ているときに、スクリーン前で左から右へ手を一振りすることで、次の写真を呼び出したり、動画の再生中に、スクリーンの前に手を近づける動作で一時停止や再生をおこなったり、手を左に振ることで巻き戻しを指令したりするようなことができる。アクションゲームで上下の動きを指示するときなど、画面をタッチするよりも感覚的に操作をすることもできるだろう。
操作性だけでなく、衛生面向上の期待も
スマートフォンの画面に直接タッチしなくて済むことのメリットは、一般ユーザーの操作性の向上はもちろんのこと、手に付いた雑菌や指紋がスマートフォンの画面に付着することを防ぎ、衛生面の向上も期待できるだろう。
また、これまでは手が不自由な人、お年寄りがタッチスクリーンを操作する際にも、スクリーン内の特定部位を精密にタッチすることが求められていたが、手を振るなどのジェスチャーで指令を受け付けられるようになれば、操作の負担も軽くなるかもしれない。
ただ、スマートフォンの画面は小さいため、センサーが指示を的確にキャッチすることが難しいところ。さらに技術改良を進めて精度を上げていけば、いずれ、スマートフォンやウェアラブルデバイスの身近な機能の1つとなる日も来るのかもしれない。
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