記念に宇宙へ飛んだ小中生10万人の写真を全加工! 世間の声は?

心優しい日本人宇宙飛行士の若田光一さんが、子どもたちの夢がかなうようにと宇宙へ持っていった小中学生10万人の写真。そんな心優しい若田さんは現在、写真が記録されたDVDとともに宇宙空間で生活しているわけだが、心優しい若田さんでさえ「う~ん」と首をかしげるのでは? と思われる事態が発生していたのだ。

なんと、子どもたちのプライバシーを考え、10万人の子どもたちの写真をすべて加工し、ひとりひとりの顔が判別できないようにしたのである。これをカンタンに説明すれば、プレイステーション3の『ファイナルファンタジーXIII』クオリティだったものを、イッキにファミコンの『ファイナルファンタジーIII』くらいのドット絵にグラフィックを荒くしたようなものである(まあ厳密には『ファイナルファンタジーIII』は荒いわけではないが)。

このことについて、初心者からマニアまで用途に合わせたいろんな集計ができる多機能アンケートシステム『コッソリアンケート』でインターネットユーザーに「顔が見えないくらい写真を縮小する画像加工って必要だったの?」という質問をしてみたところ、次のようなアンケート結果が出た。

<アンケート結果>
必要だったと思う 345票 (17.3%)
必要なかったと思う 1309票 (65.5%)
わからない・答えない 346票 (17.3%)
無視 2票

どうやら、世間は過剰な個人情報保護に疑問を持っているようだ。しかし、そもそもこの写真は祈念のために持っていくものであり、そこまで個人情報に関して過剰に対応する必要はなかったのではないだろうか?

このことについて、報道記者のE・S氏に電話取材をしたところ、「テレビは個人情報や肖像権に関して過剰な対応をしています。過剰ぐらいがちょうどいいと思っています。ドラマの通行人はほとんどがエキストラですし、一般人は映っててもボヤかしたりしています。テレビ番組の『どっきりカメラ』のような、一般人が標的になるような番組は、仕込み(ヤラセ)がないと今後は不可能でしょう。そういうこともあるので、今回の10万人の写真を加工した件も、マスコミからすると当然といえば当然と思うかもしれませんね。ただ、私個人的には先生がしっかり管理すれば流出なんてありえないと思うのですが、何かヤバイソフトでもパソコンに入れていたんじゃないですよね?」というコメントをいただけた。

当編集部も、インターネットに流出したときのことを考えるよりも、流出しない努力をすればそれで済んだことなのではないかと思うが、今回のアンケートで「必要なかったと思う」に票を入れた人も同じ考えなのではないだろうか? オフラインのパソコンで写真を管理すれば、少なくとも世界に流れ出すことはないのだから(このニュースの元記事はこちら)。

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