J2プレーオフV&天皇杯Vに王手!! モンテディオ山形の地元は温泉遭遇率日本一?
サッカーJ2・モンテディオ山形が快進撃を続けています。今期、山形はJ1昇格プレーオフ出場圏内の6位でリーグを終戦しプレーオフへ進出。現在、開催中のプレーオフ準決勝では、後半アディショナルタイムにGK山岸範宏選手がヘディングでゴールを決め、決勝進出を果たすなど、あまりに劇的な展開が話題となりました。
7日のプレーオフ決勝はジェフユナイテッド千葉との対戦。この試合の勝者がJ1昇格となります。ちなみに山形は、先日行われた天皇杯の準決勝でも千葉と対戦しており、その時は3-2の勝利を収めています。
また、その天皇杯でも山形はJ2ながら決勝戦に駒を進めています。13日に行われる決勝の相手はナビスコ杯覇者であり、今期J1優勝に最も近い位置にいるガンバ大阪。12月のこの時期に大事な2試合に挑むとは、山形ファンでもなかなか想像できなかったのではないでしょうか。
そんな山形県の魅力を見てみようと書籍『d design travel YAMAGATA』を開いてみました。『d design travel』はデザイン目線を持った全国各地の観光ガイドブック。最新号の本誌には、山形の情報が満載です。
例えば山形の基礎データ。同書では、さくらんぼ収穫量は13500tで、全国平均の385tと比較して圧倒的な収穫量だということや、1年間の観光者数は約113万人(全国平均約27万人)であることを紹介。また、スターバックスコーヒーの店舗数は4(全国平均22)、美術館などの数は87(全国平均87)、グッドデザイン賞を受賞した製品等に表示することができるGマークの、山形県内での歴代受賞数は65(全国平均860)といったマニアックなデータまで掲載されています。
正直、さくらんぼ収穫量以外は、さみしい数字が並びますが、山形には数字で語り尽くせない魅力がたくさんあります。
同書ではそんな山形の魅力をこう伝えています。
「温泉の首位打者」
温泉を野球に喩えてみると、日本一数が多い最多安打は長野県ですが、温泉に出会う率が高いのが山形県だというのです。
「何しろ、全市町村に温泉があり、市街地でも、どんなに山奥でも、必ず温泉が湧いていて、安く利用できる共同温泉もいっぱいあって、毎日が温泉三昧──極楽、極楽。蔵王の大露天風呂や尾花沢市の銀山温泉は、風光明媚ですが、福島県境の山道をずっと上っていく滑川温泉や姥湯温泉は、超ワイルド」(同誌より)
温泉の他にも、河川敷ではバーベキューではなく芋煮を楽しむ習慣があったり、山に入ると山伏に遭遇することもあるという魅惑の土地・山形。もしモンテディオ山形がプレーオフを勝ち抜きJ1に進出、さらに天皇杯を制したら……山形フィーバーとなるかもしれません。モンテディオ山形の戦いっぷりが、今から楽しみです。
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