【ひと先試食】ラーメンの味がおにぎり…だと……? 『麺や庄の』がミニストップとコラボ商品を開発/再現度高いぞ
11月25日(火)、庄野智治さんの監修で、ミニストップとのコラボ製品が発売されるという。庄野さんは知る人ぞ知る人気ラーメン店『麺や庄の』『二丁目つけ麺GACHI』などを展開する“ラーメンクリエイター”だ。
発売目前に、一足先に試食させてもらうチャンスに恵まれたガジェット通信は、市ヶ谷『麺や庄の』に向かった。
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今回のコラボメニューは、庄野さんの手がけた“人気メニュー”そのものや、インスピレーションを元に作成されたもの。実際の店舗で出されている商品と比較しながら紹介したい。
『麺や庄の監修 柚子薫る! 濃厚豚骨魚介つけ麺 あつもり』(498円・税込)
こちらは、『麺や庄の』で扱っているつけ麺の完全再現に挑んだ商品。今回のコラボ商品開発には4か月以上を要したという力作。
『麺や庄の』で実際に提供されている製品は、2日間かけてじっくり煮込んだ豚骨スープにたっぷりの魚介ダシを加えたもの。箸が立つのではないかというほどの濃厚さに秘められた凝縮された旨味が特徴。
このメニューの再現にあたり、コラボ商品開発で苦労したのは「麺の食感と風味の再現」なのだそうだ。
温める前のスープを見ると、背脂、煮干し魚粉、柚子皮が別で添付されているのがわかる。こうすることで、それぞれの旨味・風味が魚介と動物の味のスープに負けないようになっているのだ。
実際に食べくらべてみると……濃厚なコク、そして秘められた柚子の加減がかなり近い!努力の跡がうかがえる再現度だ。店舗では自家製麺のモチモチとした麺が特徴だが、コラボ商品もなかなかの弾力。温める前に上に乗っているゼラチン質は、麺がほぐれやすくするための「ほぐし水」である。つけ汁について言えば、店舗のドロリとしたスープの濃さよりも少しサラサラだが、魚介と豚骨の味わいや背脂の旨味は同様に感じられる。
『辛旨鰹節焼おにぎり』(140円・税込)
こちらはラーメンではなく、『焼おにぎり』。しかし、モデルとなっているのは『旨辛和え麺』の味わい。
『旨辛和え麺』は、鰹節と一味唐辛子の味わいを中心とした混ぜそば。『麺や庄の』の代表メニューであり、まかない人気もNo.1だという。
この『旨辛和え麺』をモデルとした『辛旨鰹節焼おにぎり』はスープ味のごはんにチャーシューを混ぜ、鰹節と一味唐辛子をトッピングして焼き上げている。「ラーメンとおにぎりでは別物なのでは……」と思いながら実際に食べくらべ。すると……この再現度は驚くほど高い!
実際に交互に食べくらべても違和感のないほどの再現度だった。
ゴロっとしたチャーシューと醤油だれ、そしてなによりも惜しみなく振られた一味とおかかのインパクト。寒い季節に体が温まるメニューだが、結構辛いのでそこは要注意。
『麺や庄の監修 太麺ソース焼きそば』(450円・税込)
ラーメン屋なのにソース焼きそば?というこの商品は東京新宿『二丁目つけ麺GACHI』からのインスパイア。
『GACHI』は同じく庄野氏のプロデュースだが、フライドチキンなどのトッピングや鶏ベースのスープメニュー(ラーメン、つけ麺、混ぜそば)が代表作。
『このソース焼きそば』には豚と鶏のチャーシューがトッピングされ、フライドチキンのようなカリカリとした食感の再現のためにニンニクとスライスアーモンドが採用されている。
麺もつけ麺用の太麺を使用しているので、通常の焼きそばとは明らかに違った食感を楽しむことができる。
ソース風味は強調され過ぎていないので、飽きが来ない味わい。2種類のチャーシューや野菜、アクセントとなるトッピングなどは狙い通りの“楽しさ”だ。底にソースが溜まりやすいので食べる前によく混ぜることをおススメする。
ミニストップ公式キャラクター『ミミップくん』もやってきた
当日は、ミニストップの公式キャラクター『ミミップくん』も登場。巨大な姿でつけ麺を試食する姿は、ある意味感動的だった。
麺や庄の監修 ミニストップ コラボメニューは2014年11月25日(火)より発売される。
また、これらのメニューをより楽しむための(かなり本格的な)「チョイ足し」レシピも公開されるとのこと。こちらはパッケージを参考にアクセスしてほしい。
“名店の味”がどのように再現されているのか、試してみてはいかがだろうか。(焼おにぎりは本当に辛いけど、おススメ)
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