任天堂、ニコニコ動画のプレイ動画を公認 二次創作を許諾
任天堂・岩田社長の発表@六本木ニコファーレ
ゲームメーカー・任天堂が、niconicoの開催する巨大ゲームイベント「闘会議2015」の特別協賛となることが記者会見で発表された。
記者会見には、任天堂の代表取締役社長・岩田聡さんが動画で登場し、「闘会議2015」の特別協賛になることに加え、ニコニコ動画の提供する「クリエイター奨励プログラム」に準じて、任天堂の著作物を利用し、二次創作を行える許諾を出すことを発表した。
安心して二次創作を発表できる環境を用意する
ゲーム実況動画に限らず、ゲーム音楽の弾いてみた・歌ってみた等も含め、動画クリエイターが安心して二次創作に取り組める環境を構築していくとのこと。
12月1日(月)より、「クリエイター奨励プログラム」のアカウントから実施対象となる。
なお、事前確認が難しいニコニコ生放送に関しては、許諾は現時点では出ないとのこと。
クリエイター奨励プログラムとは?
「クリエイター奨励プログラム」は、ニコニコ動画や生放送で活躍するクリエイターを支援する制度。投稿作品の人気度に応じて、クリエイターとなるユーザーに対して奨励金が支払われる。
奨励金対象となる作品については、任天堂の250タイトル以上が予定され、すでに『マリオカート8』『ゼルダの伝説 時のオカリナ3D』といった最新コンテンツも発表されている。詳細は後日発表とのこと。
ニコニコ動画すべてのユーザーに開放されている制度ではないものの、有償コンテンツとなるプレイ動画に対しては、ゲームメーカーからの風当たりはまだ強い。
もし今回のような取り組みが一般化・普及すれば「ゲームをするだけで食べていける」という誰もが夢に見た未来すら、限りなく現実に近づくといえるだろう。
日本ゲームメーカーのトップランナー・任天堂が一足早くネット時代のコンテンツ流通に対し、意欲的な取り組みを見せそうだ。
※記事初出時、一部イベント名に誤りがございましたので、お詫びして訂正いたします
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