スマホと連携させてトランシーバー風に使えるガジェット「Onyx」
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トランシーバーといえば、一定の範囲内で無線交信する機器。会場の警備・誘導スタッフがトランシーバーで互いに連絡をとる姿を思い浮かべる人もいるだろう。
このほど登場したガジェット「Onyx」は、そのトランシーバーを現代風にしたガジェットだ。バッジのようなOnyxを服やバッグなどにクリップで留めて、真ん中にあるボタンを押せば1対1、もしくはグループ間で会話をすることができる。
■位置情報の共有も
既存のトランシーバーとの最大の違いは、スマートフォンにダウンロードしたアプリ(iOS、Android)を通じて作動すること。スマホが通信できる状態でありさえすれば、相手が世界どこにいようとも会話できる。
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さらにユニークなのが、アプリで互いの位置情報を共有できること。これは、グループで野外活動をする時や、前述したような警備・誘導といったシチュエーションで便利だろう。
■直径6センチ、46グラム
Onyxの大きさは直径6センチ、厚さ2.6センチで、重さはわずか46グラム。スピーカーとマイクが備わっていて、スイッチで音量を調整したり、ミュートにしたりすることもできる。
開発したサンフランシスコ拠点のスタートアップ「OnBeep」によると、意外にも商品化に伴い最も気を配ったのがクリップ部分なのだとか。しっかりと洋服につけられ、しかもだらしなくぶらさがったり、衿などを曲げたりしないようにしたという。
クリップで留め、後はボタンを押して話す。たったこれだけのシンプル操作についてOnBeepのロビン・スワングCEOは「例えば、赤ちゃんを抱っこしている人でも簡単」とアピールする。
使い方はいろいろとありそうなこのガジェット、現在、サイトでプレオーダーを受け付けていて、価格は1個99ドル、2個セットだと195ドルとなっている。
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ウェブサイト: https://techable.jp/
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