ある意味、全米が泣いた? パリに「やられた」アメリカ人女性の話
多くの人びとを魅了してやまない街、パリ。カルフォルニアガールであったジェニファー・L・スコットさんも、大学生のとき、交換留学生として半年間パリに暮らし、すっかりパリに魅了されたそうです。
留学期間お世話になったホストファミリーの家での暮らしを通して実感した、パリに暮らす人びとの日常生活。彼らのライフスタイルやものの考え方には学ぶべき点も多く、大きな影響を受けたのだといいます。
本書『フランス人は10着しか服を持たない』では、スコットさんがパリで衝撃を受けた数々の見習うべき事柄――服装や食事、美容等にまつわる事柄が紹介されていきます。
まずフランス人のライフスタイルで最も重んじられるのは、質の良さなのだそうです。身だしなみ、インテリア、食事、会話や時間の使い方、全てに渡って質の高い暮らしを行っているのだと、スコットさんはいいます。
「質の高い豊かな暮らしを送ろうと決心すると、生活のあらゆる面で質の良さが大事になってくる。食材や衣服から時間の過ごし方まで、それまでよりもずっと質にこだわって選ぶようになる。そうするとファストフードをドカ食いしたり、セールだからと安物の服を衝動買いしたり、テレビの前で何時間も貴重な時間をムダにしたりすることが、自然と少なくなっていく」(本書より)
では、例えば質の良い食事とは、具体的にはどういったものなのでしょうか。実際、ホストファミリーの家での食事は、食材にこだわった実に豊かなものだったといいます。
淹れたての紅茶の他に、朝食のテーブルには、いつも次のようなものが並んでいたそうです。
* 新鮮なフルーツ
* フロマージュブラン(濃厚でおいしいフレッシュチーズ)
* 夕べの残りのタルト
* タルティーヌ(焼いたバゲットにジャムを塗ったもの)
そして、これらの品々をきれいにテーブルに並べ、きちんとしたマナーで食し、最高のスタートで一日を始めるのだそうです。
同書で紹介されているライフスタイルを、いきなり全て実践することはなかなか困難なもの。しかしいつもの生活に、少しずつそれら要素を自分なりに取り入れてみたり、意識を変えてみることで、質の良い豊かな暮らし方に近づけ
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