シャーマンvsティーガー緊迫の接近戦を見逃すな! ブラピ主演『フューリー』は“パンツァー”ファン生唾モノの超リアル志向映画
1945年、第2次世界大戦下ヨーロッパ戦線を舞台に、たった1台の戦車でドイツ大軍を相手に戦い抜いた5人の兵士たち。そんな彼らの絆(きずな)を描いた今冬最大の戦争アクション超大作『フューリー』が、11月28日(金)より日本公開となります。
本作の注目はなんと言っても、主演のブラッド・ピット演じるウォーダディーらが乗り込むシャーマン戦車“フューリー号”と、「怪物」「無敗」と呼ばれたドイツ軍が誇る最強の戦車ティーガーが対峙(たいじ)する緊迫の地上戦。映画史上初めて、唯一実際に走行可能なティーガー戦車を使って撮影されたリアルな映像は、タミヤ模型で何台もの戦車を組み立て、戦車にロマンを感じていた世代だけではなく、人気テレビアニメ『ガールズ&パンツァー』によるミリタリーブームの影響で戦車に興味を持った世代にとっても注目の作品です。
『フューリー』に登場する戦車比較
劇中で使用されたティーガー戦車のモデルは“ティーガーⅠ”。タイガー戦車と呼ばれることも多いティーガー戦車は、ヒトラーによる開発指示で作られたとされています。10センチを越える装甲で砲弾を跳ね返す屈強さを備え、対空砲として開発された88ミリ砲によって2キロ先のシャーマンを簡単に撃破する圧倒的な破壊力を誇りました。ティーガー戦車1台を倒すためには、シャーマン戦車は5台以上で連携して立ち向かったといいます。しかし、量産性が高く車両数では圧倒的に優位なシャーマンに対し、1942年6月から約3年間でわずか1354台の生産にとどまったティーガーが、地上戦を制することはできませんでした。
一方、第2次世界大戦中に何度かの改良を経ながら5万台以上が生産されたシャーマンは、機能的なデザインと量産性の高さから、アメリカ産業の奇跡と評される戦車です。劇中で使用されたシャーマン戦車のモデルは“M4 A3シャーマン”。76ミリ砲を備え、高初速射撃を実現させたモデルです。大量生産されたシャーマンは、最大の武器である機動力を活かし、何台かの味方戦車を犠牲にすることを前提に接近戦での戦いを求められました。そんなシャーマン戦車に乗り込むことになったブラピ演じるウォーダディーらは、果たしてどのような運命をたどることになるのでしょうか。
デヴィッド・エアー監督が膨大な資料をひも解き、実際に戦闘を体験した退役軍人や戦車の専門家たちの証言を元に忠実に再現した戦車バトルシーンは、海外評論家の間でも「映画史に残る偉業」と言われています。ブラピ本人も「僕たちは、実際に戦車を動かすことができるようになったからね。砲撃はできないけど、戦車を稼働させることはできるよ」と語るほど徹底的にリアルな映像にこだわった映画『フューリー』。映像としてよみがえるシャーマンvsティーガーの地上戦に注目です。
映画『フューリー』公式サイト:
http://fury-movie.jp/
(c)Norman Licensing, LLC 2014
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