天は何物も彼に与えた! 映画界大注目の若き才能グザヴィエ・ドランの主演最新作が公開決定
稲垣吾郎、IVAN、栗原類、斎藤工など、数々の映画好き著名人を虜にし、海外はもちろん日本の雑誌の表紙を飾るなど、今大注目の監督グザヴィエ・ドラン。昨年日本公開された『わたしはロランス』は、筆者の周りでも「2013年一番好きだった」と言う人も多く、その美しき才能は着実にファンを増やしています。
監督・主演作『トム・アット・ザ・ファーム』が10月25日に公開となるグザヴィエ・ドランですが、はやくも最新主演作『エレファント・ソング』の日本公開が決定しました。
『エレファント・ソング』は、脚本を読んで「この役はどうしても演じさせて欲しい」と出演を熱望したサイコロジカル・スリラー。2014年9月のトロント国際映画祭でワールドプレミア上映され、話題を呼びました。
共演は、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のパイク提督役でも知られるカナダの名優 ブルース・グリーンウッド。失踪した同僚の行方を追う精神科医グリーン(グリーンウッド)は、最後の目撃者である象にとりつか れた患者マイケル(ドラン)から話を聞こうとするが……。公開されているメイン写真からも、強い緊迫感が伝わってきます。公開月、詳細はまだ不明ですが、問題作であることは間違い無し。今から公開が待ち遠しい限りです。
いよいよ今週末に公開となる『トム・アット・ザ・ファーム』は、恋人の男性ギョームが亡くなり悲しみに暮れるトム(ドラン)が彼の故郷を訪れ、ギョームの兄フランシスの暴力に支配されながらも、次第に惹かれていってしまうという心理サスペンス。終始静かでゆっくりと時間が流れるのに、呼吸するのもためらうほどの圧倒的な緊迫感で、筆者がここ最近観た映画の中で最も緊張した作品です。
若干25歳で超美形、それでいて映画監督の才能もあるなんて……。天は一体何物を与えるのだ! と騒いでしまうほど素晴らしいグザヴィエ・ドランにご注目を。
『エレファント・ソング』2015年日本公開
『トム・アット・ザ・ファーム』2014年10月25日、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷アップリンク、テアトル梅田ほか、全国順次公開。
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。