1列目でAKB48グループメンバーから選ぶ「ウィズ~オズの魔法使い~」の最終公開オーディションを観てきた!

ウィズ最終公開オーディション

宮本亜門さん演出のミュージカル「ウィズ~オズの魔法使い~」、この主役をAKB48グループメンバーの中から選ぶという公開最終オーディションが10月21日、都内で行われました! 筆者、密かに興味がありまして、そして48円というチケットの手軽さにも目が眩み(笑)、先行予約に申し込んでみたところ、なんと当選してしまいまして! 発券するとなんと席が1列目のど真ん中という好待遇でして!!! これは行かないともったいない! ということで急遽諸々都合を付けて、足を運んでしまいました!

平日15時に集まれる人もそうそうはいないだろうな、と思いながら指定のシアターへ向うと、どこからともなく無言で集まってくる人の列。この秘密の会に参加しに行くかのようなプレミア感にワクワクドキドキ(笑)。

着席すると本当に舞台が近い! ダンスしてたら埃飛んで来そうほどの近さ。表情から何から全部見えそうです。高まる!(笑) 筆者は元々ミュージカルが好きで、オーディションの場なども大好きなんです。人が自分のポテンシャルをぐぐっと上げて見せる、あの熱のある場っていうのがいいですよね。 

審査内容はダンス、演技、そして歌唱。全部で約1時間の予定とのこと。本当にオーディションってあっという間に分かれ目が決まっちゃう場なんですね。

最初に一通り最終オーディションに残った6名一人ひとりの意気込み等のトークがあった後、早速ダンス審査になりました。筆者の席が1列目だったため、舞台全体を観て「目を惹くのはどの子かな」というような見方がイマイチできなかったのですが、NMB48梅田さん、AKB48岡田さん、AKB48田野さんが良かったですね。AKB48横山さんも前回から変えてきてるなと思いました。後でニコ生のタイムシフトを観ていたら、田野さんが、宮本亜門さんも仰っていたとおり、本当にとても良かったですね。

次に演技。これは岡田さんが良かった。年齢が15歳のドロシーと一番近いというだけあって、子供らしい強さがよく出ていたと思いました。そして田野さん! 田野さんの表情が、なんとなくコンプレックスを抱えているような、もどかしいような切なさみたいなものが、ドロシーの設定(劇の最初では、自分ってダメな子……、と思っている)とピッタリはまるんですね。

そして最後、歌唱審査。課題曲は”HOME”というスペシャル音域が広く難しい曲。劇中のラストシーンで歌われ、この曲を歌い上げることで、ドロシーの冒険を経ての気付きや成長が表現されるという曲だそうです。これは梅田さんが良かった。きれいでよく通るチャーミングな声。筆者は思わず感涙しました(笑)。田野さんも良かったなぁ。身体がよく使えてて、舞台の一番前端まできて歌っていました。田野さんだったら、ドロシーの成長の中に彼女自身の物語が見えそうだなぁと、このラストシーンの歌を聞いていても思いました。横山さんの序盤の表現・表情もとても繊細で良かったです。空気を作る、それが観ている人に伝わるところが彼女の人気の秘密なのかも。岡田さんもここで高音が出ていたら、もっと身体も使えていたら、選ばれていたかも知れないと思います。岡田さんには、とにかく目を引く、瑞々しい存在感がありました。

これまで名前を挙げなかったSKE48高柳さんは、彼女の魅力がドロシーの表現としては大人な感じになってしまう、という印象。JKT48の仲川さんも魅力的だったけど、歌が厳しかったかなぁ。でも流石、海外で言葉や習慣の壁を物ともせず立派に活躍されているだけあって、本当に堂々と自分の魅力を表現されていました。

そして宮本亜門さんは別室に移動し、審査が終わり、いよいよ結果発表の瞬間。誰が選ばれるんだろう。筆者個人的な思いとしては田野さんかな……。彼女のドロシーだったら、ウィズっていうミュージカルの本来の魅力が花開きそうで楽しみ。梅田さんのチャーミングなドロシーもいいな。……そう思いながら待っていました。

結果発表の第一声の直前、筆者の目の前に立っていた田野さんの、前に組んだ手がぐっと握られる気配を感じました。田野さんは、表情からはあまり分からないのですが、きっと内側ですごくやりたい気持ちや、衝動や、燃えているものがあるんだろうな、と思いました。第一声は梅田さん。筆者は「なるほど、そうかーーー」という気持ち。田野さんの眉が下がり、泣きそうな表情になる気配がしましたが、そこで宮本さんが「もう一人います! 」。おおっ! これはっ! 私も期待して待っていたら二人目は田野さん! 筆者にとってはもう、きたーーー! という感じですね(笑)。お二人ともとっても嬉しそうでした。

その一方で、岡田さんのキラキラの目が一層大きくキラキラになっていることに気付きました……。いっぱい涙を溜めていたのかも知れないですね。色々な一生懸命な想いが交錯する、これもまたオーディションの醍醐味です。他の方々も、きっとこの想いを次に繋げていかれるのでしょう。

この後、席からの撮影のみが許可され、SNS等に積極的にアップして欲しい、と司会の方からアナウンス。1列目の私って特等席にいるじゃない! ということで、バッシャバッシャ撮影させていただきました。本記事掲載の写真はその中のベストと思われる一枚です。もっとチャーミングなものもあるのですが、スマホでは画面が暗かったりブレたりいろいろで(汗)。

その後帰宅を促され、時計を見たら16時半くらい。いや、楽しませてもらった一時間半でした。つい2人両方のウィズを観に行ってしまいそう。舞台本番は来年3月! 二人のドロシーの成長を楽しみに待ちたいと思います!

※この記事はガジェ通ウェブライターの「Akiko」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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