難しすぎるけどやめられない! ボードゲーム『パンデミック』に挑戦してみた
『パンデミック』というボードゲームをご存知ですか。『パンデミック』は世界中で蔓延する4種類の致死病原体の感染を食い止めつつ、治療薬を開発して人類を救うゲームです。
このゲームの興味深いところは、プレイヤー同士で対戦ではなく、みんなで協力し合ってウイルスを打倒するところ。敵は世界に侵食する病原菌なのです。こうしたプレイヤー協力型のボードゲームは他にも多く存在しますが、『パンデミック』は配役、勝利条件が限定されているためボードゲームをあまりやった事のない方でも手軽に遊べる内容です。1回のプレイに要する時間は、およそ1時間です。
4人のプレイヤーは科学者、研究員、衛生兵、通信指令員、作戦エキスパートという職業から1つを選んでゲームに参加します。各職業は特殊能力を持っており、通常の行動だけでなくそのプレイヤーしか使えない能力を駆使することによって、ゲームを勝利へと導いていくのです。「自分が世界を救うプロになるんだ」とばかりにその世界観に入りこむと楽しさ倍増!各界のプロフェッショナルがアトランタに集まり、チームを組み感染を防ぐ!世界を救え!もうそれだけでドキドキしてきます。
プレイヤーは自分の番が来たらアクションを行いプレイヤーカードの山からカードを2枚補充します。そして自分のターンの最後に『感染カード』を引きます。感染カードには世界中の都市名が書かれており、ボード上にあるその都市に『病原体コマ』を1コ置きます。この四角い色のついた積み木が重なるほど、その都市は病原菌に侵されているということです。あぁ、東京が!大阪が!大変だー。
都市に『病原体コマ』が3コある状態でもう1つ置こうとすると、“アウトブレイク”が発生!“アウトブレイク”では、病原菌が近隣の都市へ飛び火します。病原体の蔓延が抑えられない(アウトブレイクが8回起こるか、病原体コマが不足し、配置できない状態になる)とプレイヤーの負けです。その前に4コの治療薬を開発すれば我々の勝利です。
詳しいルールは(ニコニコ大百科『パンデミック』)をご覧ください。
ガジェット通信のメンバーでもプレイしてみたが、これが非常に難しい。大の大人が4人集まって相談しながらプレイしても世界は滅びまくり。まあ、簡単過ぎたらゲームとして成り立たないのでこの方が面白いんですけどね。
とはいえ、このままでは自分たちのせいで世界がひどい目に遭いっ放しなのでまずは全員手札を公開して難易度を下げてみます。しかし全く歯が立ちません。さらに難易度を下げるべく、オフィシャル、ローカルのイージールールなどを加えて挑戦すること4回、……ようやく世界を救うことが出来ました。今まで滅びた世界、ごめん。ついに僕らはやりました。
1回1回の反省を生かし、プレイヤー同士の協力があればきっと病原体に勝つことができる!……はず。
このゲーム、ルールを知るほどに面白さが倍増します。ただしその難易度の高さゆえ、プレイヤーの知識の差や経験の差により、初心者と経験者が一緒に遊ぶ場合には、最初はどうしても指図されてて動いてしまいがち。お互いが行動を検討しあいながら進められるようになると、このゲームの醍醐味は増すのかもしれませんね。初めての人同士でも、慣れた者同士でも、じっくりと攻略していくのはなかなか楽しいですよ!
日本語版はホビージャパンから、4200円(税込)で発売中です。
製品ページ:パンデミック 日本語版(ホビージャパン)
http://www.hobbyjapan.co.jp/pandemic/
■こんなボードゲームの記事もあります
ついに出た!『ジョジョの奇妙な百人一首 世界(ザ・ワールド)~第1~7部総集編』受注開始へ
発売75周年! 世界中で人気のボードゲーム『モノポリー』がカード版になって登場
超有名ゲームクリエーターが大集合!『夜のゲーム大学』に参加せよ!
『Bad Apple!!』影絵アニメーションを囲碁で再現した凄い動画! 謎の努力か?
ドラえもんにどらやきを発射!『どらやきパクパクゲーム10』で遊んでみた
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。