【Interview】「ネイルブック」87万DL突破!自分だけの隠れ家サロンが見つかる
街中に星の数程あるネイルサロン。でも、イメージ通りのデザインをしてくれるサロンや、相性のいいネイリストを見つけるのは至難の業。しかも、人気のネイリストはすぐ独立するのが常で、個人でプライベートサロンを開いているケースも多い。
そんな実力派のネイリストを、ネイルデザインから瞬時に探し出せるサービス『ネイルブック』が人気なのをご存知だろうか?サイトが運営するアプリは、ダウンロード数87万を突破している。
株式会社スピカの川端綾子 (カワバタアヤコ/写真右)ディレクター 兼 広報と、正木友佳 (マサキユカ/写真左) ディレクターに話を聞いた。
■ネイリストにフォーカスしたサービス
Q、『ネイルブック』とはどのようなサービスですか?
「やりたいネイルのデザインや、かわいくなれるネイルサロンが絶対に見つかるサービスです。
次のネイルはどんなデザインにしようかな?どこのネイルサロンに行こうかな?と悩んでいる一般の方や、今流行っているのはどんなデザインだろう?とリサーチ目的のネイリストさんまで、多くのネイル好きの女性に使っていただいています」
Q、そもそも、どのような経緯でこのサービスを始める事になったのでしょうか?
「株式会社ゆめみの新規事業として、当時ネイル好きだった川端が企画立案し、iPhoneアプリをリリース。サロンではなく、ネイリストにフォーカスしたサービス設計を行ったところ、口コミでユーザ数が増加してきました。事業拡大に向け、株式会社スピカを設立。現在に至ります。」
Q、このサービスを開発中、苦労した点はありますか?
「積極的にユーザテストを実施し、ITリテラシーの低い女性にも、わかりやすく、安心して使っていただくように、UIを作る部分に苦労しました。
テストを実施してみると、『よくわからないものは触らない』という傾向が多く見受けられ、ちょっとUIがダサくなっても『このボタンは何ができる』とわかりやすく、アイコン+文字にしたり等、色々と工夫をしています。」
■大手美容サロン検索サイトとの違い
Q、プライベートサロンを中心として掲載されているそうですが、ホットペッパービューティーやクーポンランド、Ozmallなどの大手美容サロン検索サイトとの違い、またこのサイトを利用する利点はどこにあるでしょうか?
「他検索サイトには掲載されていない、隠れ家のようなプライベートサロンが多く掲載されていることが一番の特徴です。広告宣伝費をかけられない個人経営サロンが、宣伝活動としてネイルブックを使うようになり、結果としてプライベートサロンが多く集まるようになりました。
プライベートサロンは、プライベート空間を重視した1~2席程度のネイルサロンで、丁寧な施術をしてくれるところが多く、チェーン店や席数の多いサロンでは味わえない贅沢な気分が味わえます。
また、ネイリストからの投稿は、実際に施術した写真が多く投稿されるため、他のサイトとくらべて、圧倒的に『どういう仕上がりになるか』という想像がしやすく、実際にネイルサロンに行って『イメージと違った!』というような失敗が少なくなります。」
■アプリは、ダウンロード数87万を突破
Q、掲載しているサロンからの反応はいかがですか?
「ネイルブックを始めてから、『副業を辞めた』『廃業危機を脱した』という声を多くいただく様になりました。
成功体験をインタビューしたところ、サロンが投稿したネイルデザインに共感して来店されるため、リピート率の高い顧客が多く集まるようになり、立地条件の悪いプライベートサロンでも集客できるようになったようです。」
Q、今後の企画を教えてください。
「自分にあったネイルサロンが見つかるスマートフォンアプリを企画しており、年内のリリースを目指しています。」
ネイリストさんを独り占めして至れり尽くせりされる体験は、大手のネイルサロンではできない体験。手軽にデザインからネイリストを探せるこのサービスで、季節の変わり目のおしゃれにも力が入りそうだ。
ネイルブック
ネイルブックiPhoneアプリ(App Store)
(Writer: Saera Jin)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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