監督は女子高生! 中高生が“いま”を描いた自主制作映画の支援金を募集開始

監督は女子高生! 中高生が“いま”を描いた自主制作映画の支援金を募集開始

『茜色クラリネット』(画像はすべてMakuakeプロジェクトページより) / (C) 2014 コトニ夢映画制作プロジェクト
2014年春に札幌で初公開され1,000人以上の観客を記録した、中高生たちによる自主制作映画『茜色クラリネット』。

現在、11月1日(土)から14日(金)まで開催予定の渋谷・ユーロスペースでの東京公開や全国上映、そして世界の映画祭への参加に向けて、クラウドファンディングサービス・Makuakeにて支援金を募るプロジェクトを開始。

中高生がプロのスタッフとともに制作!

市民の出資により設立された北海道のミニシアター・シアターキノが中心となり結成されたNPO法人北海道コミュニティシネマ・札幌。

本団体が主催する映画制作ワークショップでは中学生による短編映画制作が行われており、企画から脚本、制作準備、撮影、アフレコ、編集、広報宣伝、そして上映まですべてを半年以上かけて行う、本格的な映画制作を目指したものとなっている。

これまでワークショップで制作された作品は、国内外の映画祭での上映や新人賞受賞、そしてグランプリ受賞など、輝かしい結果を残してきた。

そして本作『茜色クラリネット』はその集大成として、札幌・琴似の中高生と大人のプロのスタッフ、地域のコミュニティの人々が手を組んで制作された、初の長編映画だ。

高校1年生の監督・坂本優乃さんをはじめ、中高生21人と大人のスタッフ約30人、そして地域のコミュニティのバックアップも得て2012年の秋からプロジェクトがスタート。2013年の夏に撮影が始まり、11月に完成した。

大人でも子供でもない中間にある「いま」だからこそ伝えられるものは何か、という考えをもとに中高生によって表現された、等身大の成長物語を描いた作品となっている。

『誰も知らない』『海街diary』などを手がける是枝裕和監督も絶賛のコメントを寄せている。

中学生のまっすぐな視線で撮られたこの映像に触れると「いつの間にか自分も『大人病』にかかってしまったのではないか?」という不安に襲われる。映画について、人生について大切なことを思い出させてもらいました。

是枝裕和さん

目標額は70万円

全国公開にかかる約150万の経費は、入場料収入や地域の企業の協賛、寄付で賄われてきたが、さらに今後の活動の上で必要な資金として70万円の目標額を設定。

集めた資金は、シカゴ国際映画祭や東京公開への参加にかかる旅費や宿泊費、東京で開催するワークショップの経費などに利用される。

支援した人には金額に応じて、全国共通チケットや公式ガイドブック、本編DVD、北海道の直送野菜などの特典が用意されているほか、早めに支援した先着30人は、9月19日(金)15時半より東京で行われる試写会に招待されるとのこと。

プロジェクトページには、監督や役者、演出、音声、衣装、小道具など各チームのスタッフ、そしてシアターキノの代表・中島洋さんからのコメントが寄せられており、本作品や映画制作への思い、これからの活動への意気込みがつづられている。

引用元

監督は女子高生! 中高生が“いま”を描いた自主制作映画の支援金を募集開始

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