【閲覧注意】睡眠中の口内で細菌が増殖していく様子がヤバい これは目覚めの口臭がキツいのも納得
見た目や性格すべてが完璧な恋人。でも、一緒に眠りについた翌朝、相手の目覚めの口臭が気になって100年の恋も冷めてしまった、なんて笑い話はよく耳にしますよね。しかし、ただの笑い話で済まない場合もある口臭の問題。身だしなみと同じく、寝起きは誰でもいちばん油断しているタイミングですが、起床直後の口臭は1日の中で最もニオイがキツいと言われています。「いやいや、自分は大丈夫。だって毎朝パートナーと寝起きで“おはようのチュー”してるもんね」という方がもしいれば、これから紹介する動画をご覧になっても、果たして同じことが言えるでしょうか?
口腔細菌 増殖(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=dkLm5C4dqcY
目覚めの口臭に関する正しい知識の発信や、口臭の対策法などを紹介している“目覚めの口臭予防ラボ”では、目覚めの口臭の原因である“口腔内細菌”増殖の再現実験を実施。約700種類と言われるほどのさまざまな細菌が、眠っている間に口の中で増殖する様子を伝えています。
寝起きの口の中は細菌が最も増殖した最悪の環境に。動画には、“何だか凄くたくさんいる”ということだけはとにかく伝わってくる、画面いっぱいに増殖した細菌の姿が。朝、起きたときに口の中がネバネバしていたり不快感などがある場合には、何らかの口臭が発生している可能性があります。細菌といわれてもなかなかピンときませんが、こうして視覚的にその存在を認識してしまうと、何だか口の中がゾワゾワする感覚で気持ち悪くなってきました……。でもこれ、みなさんの口の中と同じ環境ですからね。他人事ではないですよ!?
細菌がワーっと増殖する様子がよく分かる、微速度撮影した動画も公開されています。
口腔細菌の増殖 微速度撮影(YouTube)
http://youtu.be/1uD3eeqynE0
目覚めの口臭の原因は?
強いニオイのものを食べたわけではなく、口の中の汚れも病気もないのに、目覚めると口臭が気になるのはなぜでしょうか? 口の中の細菌が増殖するのは、睡眠中に唾液の分泌量が減ることで、歯周病菌やムシ歯菌などの“嫌気性細菌”が繁殖しやすい状態を作っているためです。口の中のタンパク質成分を嫌気性細菌が分解し、口臭の原因物質である“揮発性硫黄化合物(VSC)”をたくさん作るため、ニオイが強くなってしまいます。揮発性硫黄化合物(VSC)の代表が、卵が腐ったようなニオイの硫化水素、魚や野菜が腐ったようなニオイのメチルメルカプタン、生ゴミのようなニオイのジメチルサルファイドなどのガス。これらが睡眠中にどんどんと繁殖していることを考えたら、口臭が不快に感じるのは当然のことだと分かります。
目覚めの口臭対策は?
目覚めの口臭が強くなる原因が、睡眠中に起こる口の中の細菌増殖だと分かりました。その細菌増殖を助長しているのが、唾液の分泌量の減少だということも分かりました。それを踏まえ、目覚めの口臭を抑えるにはどうしたらよいのでしょうか? 目覚めの口臭予防ラボによると、少しでもさわやかな朝を迎えるためには、やはり日々の口内ケアが大切とのこと。基本中の基本ですが、細菌の増殖が始まる直前、つまり寝る前に歯を磨くことで歯垢や汚れを取り除き、ニオイの元となる細菌を減らしておくことが最も重要なようです。
口腔内細菌が増殖する様子を、勇気をもってご覧になったみなさん。寝る前にはこの動画のことを思い出し、入念な口内ケアに努めましょう。「こんな動画見せやがって、夢の中でも細菌が増殖して寝起き最悪だったよ!」という苦情は受け付けませんので、ご了承を。
目覚めの口臭予防ラボ:
http://morning-breath.jp/
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