auのスマートフォンにコンテンツマッチング技術『次世代パーソナライズド情報提供システム』採用へ
6月末に発売とウワサのau向けAndroid搭載スマートフォン『IS01』。こちらに今後採用されるとみられる新技術をKDDIとKDDI研究所が発表しました。今回発表されたのは、タッチパネル式Androidスマートフォン向けに開発した『次世代パーソナライズド情報提供システム』。ユーザーの状況や嗜(し)好に合わせた番組やコンテンツ、生活情報を提供します。
タッチパネル式Androidスマートフォンがあらゆる情報へアクセスする窓口となり、簡単な操作で必要な情報へすばやくアクセスできる統合ユーザーインタフェースを開発しました。
スマートフォンがテレビ視聴のナビゲーションとリモコンとなる使用例では、放送中あるいは放送予定の番組やビデオ・オン・デマンドのコンテンツを、『嗜好推定技術』によりオススメしてくれます。スマートフォンのサムネールをクリックするだけで、その場で番組やコンテンツをテレビで視聴したり、予約録画する機能も。
生活情報を提供する使用例では、現在時刻と現在位置から『状況推定技術』と『嗜好推定技術』によりオススメ情報を提供。スマートフォンに付近の飲食店の情報と、それに付随するクーポンや地図情報を表示したり、推定した出発地と目的地が自動入力され、経路探索の結果を表示します。天気予報では、現在地の天気だけでなく、推定した目的地の天気情報を自動で表示するとのこと。
発表内容では提供時期や対象端末は不明ですが、auのタッチパネル式Androidスマートフォンといえば『IS01』を指すのは明らか。シャープが同じ端末をNTTドコモ向けとして発表した『LYNX SH-10B』では、ブルーレイディスクレーコーダーや『AQUOS』との連携機能が明らかになっていますが、『IS01』ではキャリア主導で家電製品との連携やユーザーにコンテンツをマッチングする技術の開発が進められているようです。スマートフォンでは後発となったauは、キャリア独自のサービスを武器に他社をリードしていくことができるのでしょうか。今後に注目したいと思います。
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宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
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