PS4『ウォッチドッグス』プレイレポ その1:キャラクターが魅力的だ!編
皆さんこんにちは。またいろいろあって1ヶ月強ぶりの記事となってしまいました、ライターのあいひょんです。
前回の記事では、『ウォッチドッグス』の序盤をプレイした上でのゲーム内容や初回特典の紹介をお送りしました。
PS4『ウォッチドッグス』プレイレポ その0:楽しいハッキングライフがはじまるよー!編(ゲーム紹介と初回特典について) – ガジェット通信
https://getnews.jp/archives/609359 [リンク]
本作の魅力はオープンワールド要素や「スマートフォンでハッキング」という厨二心をくすぐる設定にあると思います。ですが洋ゲー慣れした方でないとキャラクターの関係性や設定が少々伝わりづらい…と感じました。
そこで今回は、キャラクターに焦点を当てて『ウォッチドッグス』の魅力をご紹介していきます!(「ctOS」などの世界設定については前回の記事をお読みいただければ)
今回もネタバレ的な内容は含まれておりませんので、安心してお読みください。
相関図を作ろうと思ったら海外の公式サイトにあった
『ウォッチドッグス』海外公式サイトのストーリー紹介ページにキャラクター相関図がありましたので、こちらに沿ってキャラクターを紹介していこうと思います。
※海外公式サイトの相関図はキャラクターをクリックすると他のキャラクターとの関係性が表示される仕組みですが、上の画像では分かりやすくするためにすべての関係性を繋げてみました。
Learn more about the story & characters Site officiel Ubisoft
http://watchdogs.ubi.com/watchdogs/en-gb/characters/index.aspx [リンク]
主人公とその協力者たち
仲間ではなく協力者と呼んだのは、金や共通の目的といったドライな関係で行動を共にしているためです。
[エイデン・ピアース]
本作の主人公でありプレイヤーキャラクター。スマートフォン片手にアクションをしているイメージビジュアルはゲーム好きな方なら一度は見かけたことがあると思います。
犯罪を未然に防ぐ「ビジランテ(自警団、私刑執行人の意。他作品では『ウォッチメン』のロールシャッハなどが挙げられます)」を名乗りシカゴの犯罪に立ち向かいつつも、姪の命を奪うことになった事件を指示した組織を探し回っています。
シカゴの街を守るビジランテとして犯罪者に対して私刑を執行しつつも、姪の復讐は独善的で破滅的な行動ばかりです。他作品のダークヒーローとは異なりエゴが透けて見える、新しいタイプの主人公だと感じました。そのブレを人間らしさの表現だと思うと、エイデン・ピアースは魅力的なキャラクターに見えてくるはずです。
オープンワールド要素のひとつである音声ログの収集でも、エイデンのビジランテとしての活動は絶対に変えることのできない姪の死をどうにか清算するためのはけ口・何らかの投影と考えることができるのではないかと言及されていました。
クララ・ライル(Badboy17)
エイデンに接触した当初は「Badboy17」と名乗っていたタトゥーアーティストの女の子。見た目はどギツいですが性格はかなり優しいというか、他のキャラクターに比べると甘いというか。ストーリー中盤の癒しみたいな存在です。
ハッカー集団デッドセックに所属しており、ハッキングの技術も一流です。エイデンが各地で行動しているあいだ、バンカー(アジト)でサポートしてくれます。
『TIGER & BUNNY』の「ブルーローズ」ことカリーナ・ライルはセリーナ・カイル(「キャットウーマン」の本名)のアナグラムでは?と言われていますが、本作のクララ・ライルも(英字の綴りが少し異なりますが)セリーナ・カイルをもじったものなのかもしれませんね。立場的にはキャットウーマンよりも「オラクル」ですが。
[ジョルディ・チン]
エイデンに金で雇われたため協力してくれている中国系のフィクサー。灰色のスーツに赤いシャツとすごく怪しい見た目。エイデンはあまり信用していない様子でしたが、援護射撃をしてくれるステージが驚くほど簡単だったり、大事なところで的確な助言を寄越したりするので筆者はめちゃくちゃ信用していました。
エイデンと妹一家を襲った実行犯であるモーリス・ヴェガを監禁しつつもエイデンを援護し、カーオンデマンド(作中のスマートフォンから車を呼べるアプリ)で車を届けてくれたりと地味に一人三役ぐらいこなしています。
[レイモンド・ケニー(Tボーン)]
ブルーム社のctOS開発に携わった天才エンジニア。いろいろとあり、ブルーム社から身を隠さなければならなくなりました。
開発者であるTボーンの顔をctOSが記録しているためシカゴの都市部に近づくことができず山奥で飲んだくれるだけの日々でしたが、エイデンにctOSからの自分のデータ消去を条件として協力することになりました。
口は悪いですが概ねいい人。伝説のエンジニアなのでクララの憧れの人です。
敵対者たち
[ダミアン・ブレンクス]
エイデンにハッキングを教えた師匠兼相棒で、彼とエイデンが一緒に行った仕事の失敗はエイデンと妹一家が襲われる原因となりました。彼自身も身元を特定され暴行され左足が不自由になってしまい、エイデンを復讐に協力させるため彼の妹を誘拐します。
ラストまでエイデンを利用する/されるを繰り返し、終盤のキレ具合は画面の演出を含め「やべえ!」となること間違いなしです。お楽しみに。
[デルフォード”イラク”ウェイド]
ギャング集団「バイスロイズ」を率いています。ギャング集団と言っても単なる武力だけではなくコンピュータやネットワークの知識に長けている組織のようで、イラク自身もそれらに精通しているようです。
ACT2の途中~ACT3まで登場し続けるため、イラクおよびバイスロイズはかなり存在感があります。このあたりはアングラで薄暗い雰囲気のストーリーが続きます。
[ダーモット・”ラッキー”・クイン]
ギャングではなく旧来的なマフィア然とした老人。表向きはチャリティ活動も行う実業家として有名で、裏では犯罪シンジケートの長として暗躍しています。いずれはctOSそのものを掌握しようとしているようです。イラクおよびバイスロイズとは協力も敵対もしておらず、ビジネス的な取引しか行わない関係。
持っている杖はもちろん仕込み杖で、「・・・あれ、この人に勝てるのかしら?」と思わせられるヤバいムービーもありました。エイデンがそっと退場したのも納得でした。
重要なキャラクターなのになぜか日本の公式サイトには載っていない人物。
[ラッシュモア市長]
かなり無能ですがブルーム社がctOSを駆使し市長に当選させました。そして、シカゴにctOSを導入した張本人。現在はラッキー・クインにすっかり操られています。
[シャーロット・ガードナー]
ブルーム社の広報部長を務める女性。登場からストーリーのラストまで、「ctOSは安全です^^」を繰り返し続けます。
あと1人紹介させてほしい・・・!
先ほどの相関図には掲載されていませんが、「デフォルト」というネズミのお面を被った謎の凄腕ハッカーがストーリーの中盤~終盤にかけて登場し、エイデンのことを邪魔してきます。
なぜこのデフォルトをわざわざ紹介したのかと言うと、エイデンがデフォルトを探すために彼の主催するクラブパーティに潜入するシーンで流れているテックハウスがめちゃくちゃかっこいいのです!クラブに入った瞬間の空気感や音響も本物のようでした。
ネズミのお面を被ったDJということで、Deadmau5を意識しているのでしょうか?
その曲(Johnny Fiasco – Conduction (Santiago & Bushido Remix) )はデフォルトを称するアカウントが『Youtube』上にアップロードしています。
Johnny Fiasco – Conduction (Santiago & Bushido Remix) – YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=58XZFhN4-EE& [リンク]
さて、今回はキャラクターに焦点を当てて『ウォッチドッグス』の魅力をご紹介しました。次回はオープンワールド要素などについて紹介できればと思います!
Watch Dogs – ウォッチドッグス (Ubisoft)
http://www.ubisoft.co.jp/wd/ [リンク]
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