大手ビールメーカーの“地ビール”? キリン発で初のクラフトビールがWEB限定販売で登場
連日行列を作る六本木のかき氷専門店「yelo」の、饂飩坂を挟んだ向かいには、もう一つのブームを担う店舗が佇んでいる。向かいに立つ「BrewDog Roppongi」もまた、「yelo」の約1ヶ月前、今年3月にオープンしたばかりのビアバーで、スコットランドのマイクロブリュワリーである「BrewDog」の専門店だ。こちらでサーブされる「PUNK IPA」はクラフトビールというジャンルに分けられ、現在東京や関西で新しいビアバーが次々と開業している。「今、クラフトビールの波が来ている」と、飲食業界の人々は口を揃える、と「GQ JAPAN」が言っている。
(『日本東西、クラフトビールのうまい店 | GQ JAPAN』 http://gqjapan.jp/life/restaurant-bar/20140728/best-beer-bars-135)
いつも「うまい棒」を肴に、スーパーで買ってきた第3のビールを飲んでいるであろう読者諸氏は「クラフトビール」とはなにかをご存知だろうか。クラフトビールには、以下の様な定義がある。
・小規模で生産されている(年間生産量は約70万キロリットル以下)・独立資本である(他業を本業とする企業の傘下にない)・伝統的(麦芽100%であることだが、その限りではない)
これらの条件を満たすビールを“手工芸品(craft)”に例えてクラフトビールとしている。禁酒法以前から存在していたアメリカはじめ多くのマイクロブリュワリーが存在し、それぞれに味わいが違うことがクラフトビールの魅力だ。
小規模生産のビール。それぞれの地域で醸造され、それぞれの違った味わいを楽しめる…。そう、親しみやすい言い方をすると、「クラフトビール」とはズバリ「地ビール」なんである。
大手ビールメーカーのキリンが「地ビール」?と、首を傾げてしまうが、キリンは「ビールにワクワクする未来を」をテーマに「SPRING VALLEY BREWER」プロジェクトを開始。同ブランドからクラフトビールを発売していく予定だ。
第1段はプロトタイプ品「496」を同社のオンライショップ「DRINX」で限定販売。飲み手の声を第2段に反映させていく考えだ。
同社は翌年1月には同社が100%出資する新会社を設立、来春に新たにブリュワリーを開設。そして同社がすでに持ち合わせていた伝統あるビール醸造技術をひっさげて、キリンとしては初のクラフトビールを発売するに至った。
<<SPRING VALLEY BREWER 496>>容量:330ml予約受注開始日:7月31日(4,000セット限定)価格:¥3,000(6本セット)
キリン オンラインショップ DRINX(ドリンクス)http://www.drinx.jp/
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