世界最薄9.3mm! 無料ビデオ通話も可能になった『iPhone 4』は6月24日発売へ
アップルは、サンフランシスコで開いた開発者会議(WWDC)で『iPhone 4』をついに発表しました! 新しい『iPhone 4』は、前機種『iPhone 3GS』より24%も薄型化し、スマートフォンでは世界最薄の9.3mmを実現。Wi-Fiネットワークを利用した無料ビデオ通話『FaceTime』を搭載したほか、新OS搭載によりマルチタスクも可能になっています。デザインは丸みを帯びたデザインから、ソリッドなスタイルに変化しています。
アップルCEOのスティーブ・ジョブズ氏は「初代『iPhone』から最も大きく飛躍した新製品だ」と紹介しましたが、たしかに昨年の『iPhone 3GS』の発表時とは比べものにならないほど、『iPhone 4』には派手な新機能が盛り込まれています。
前面と背面の2ヵ所にカメラを搭載。Wi-Fiネットワークを経由して無料でビデオ通話を楽しめる『FaceTime』で、『iPhone 4』の画面に映し出される相手の顔を見ながら会話を楽しめます。また、背面のカメラがとらえた映像と、前面のカメラに映る映像をタップひとつで自由に切り替え可能。臨場感あふれる通話を楽しめます。ディスプレイは、326ppi(pixel per inch)の『Retina Display』を採用し、前機種の4倍そして『iPad』の78%にあたる高解像度を実現。画像や動画はもちろん、文字も非常にシャープで美しく表示します。
カメラは、解像度500万画素、5倍デジタルズームとLEDフラッシュを搭載。HD動画の録画も可能になり、「『iPhone』はカメラに弱い」という初期の印象を打ち破りました。『FaceTime』での通話はもちろん、写真や動画撮影も高画質になり『iPhone 4』の画面は革命的に変化しそうです。また、『App Store』で販売される『iMovie for iPhone』を購入すれば、『iPhone 4』上で動画編集も可能。『iMovie for iPhone』の価格は4.99ドルです。
また、新しいOS『iPhone OS4(iOS4)』では、かねてからのウワサ通りマルチタスキングが可能になりました。複数のアプリケーションを同時に使用しながら、一瞬で切り替えられますので操作性が高くなります。しかも、マルチタスキングによって使用中のアプリケーションのパフォーマンスの低下やバッテリーの浪費もありません。ちなみに、『iPhone 4』のバッテリー駆動時間は、通話で約7時間、ブラウズで約6時間、待受けは約300時間とパワーアップしています。
『iPhone 4』のカラーはブラックとホワイトの2色、16GBモデルは199USドル、32GBモデルは299USドル、アメリカをはじめとした5ヵ国(日本)では予約受け付けは6月15日からスタートし、6月24日に発売を予定しています。『iOS4』は、『iPhone 3GS』2009年秋以降の『iPod touch(32GB/64GB)』でも利用可能です。
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京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。
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