スマホ専用フリマアプリ『メルカリ-mercari-』300万ダウンロード突破の秘密
買ってみたのに、結局使わなかったモノ。このままタンスの肥やしにするよりはオークションで売ってしまいたい。そんな時、スマホユーザーがオークションより手軽に売買ができる、スマホ専用フリマアプリ「メルカリ-mercari-」があるのをご存知だろうか?
リリース以来ユーザーに支持されていて、300万ダウンロード突破を記念してキャンペーンも実施している。波に乗るメルカリ取締役、小泉文明(こいずみふみあき)氏に話しを聞いた。
■300万ダウンロード突破の秘密
Q、メルカリがこのように注目を浴びた理由は何だと思われますか?
「スマートフォンで簡単かつ安心な取引ができるように工夫した点がユーザーの方々に支持されていると思っております。
今までもPCやスマホで、オークションが多くのユーザーに利用されてきました。メルカリはスマホに特化し、スマホのカメラで撮影してから3分ぐらいで出品できる手軽さが20代の女性を中心にウケていると思っています。
ユーザーは、タイムラインを眺めている中でお得な商品などに出会うことで、ウィンドウショッピングをしているように楽しまれています。
また安心・安全面ではエスクロー(購入者が商品を受取り、出品者を評価してから購入代金が支払われる仕組み)を提供して、トラブルが少ないことも評価されています。」
Q、去年のApp Store Bestアプリでも受賞し、新規ユーザーをどんどん取り込んでいますね。社長のこれまでの経歴と、メルカリのサービスを初めるに至ったきっかけを教えてください。
「社長の山田はウノウという会社で「フォト蔵」や「まちつく!」といったサービスを作った後に、ソーシャルゲーム最大手の米国企業であるZyngaに会社を売却し、Zynga Japanとして会社を運営した後に退任しました。
退任後に世界一周をしている中で、世界中でモノが溢れている様や、新興国を中心に消費が膨大になっていく様子を見るに、CtoCのサービスにチャンスがあるのではないかと、帰国後に当社を創業しています。」
Q、世界旅行の途中で見えてきたビジネスチャンスを形にして、今日に至るのですね!このアプリの開発で、苦労した点は?
「簡単に見えるフリマアプリですが、エスクローに仕組みなどやっていることは複雑で、少ない開発リソースの中で完成度の高いアプリを作るのには苦労しました。
またタイムライン形式でユーザーにストレス無くサクサク見てもらうのも、技術力が必要です。AppStoreやGooglePlayで評価が高いのは、技術力に支えられて良いものを提供できているからだと自負しています。」
■ PCオークションから携帯フリマへ ユーザーの使い勝手
Q、オークションサイトから乗り換えを考えているユーザさんには、どのように使って頂きたいですか?登録してから売却成立までの流れを教えてください。
「メルカリを利用している方々はPCのオークションサービスから移って来ているというよりは、スマホで初めてCtoCのサービスを使ったような女性ユーザーが多いと思います。そもそもPCでネットを利用していない、オークションは難しいと感じていた方々がメルカリを使って、その手軽さに驚いて使い続けてくれている印象です。
オークションはどちらかというと商品の価値が高く、値段が上がって行く仕組みですが、メルカリなどのフリマは家の中にある着なくなった服や、ちょっとしたアクセサリーのような小物など、どちらかというと気軽に手軽に出品できるものが多くなっています。
スマホで簡単ですので、まずは家のクローゼットの中にあるものを出品してみてください。オークションみたいに落札されるまで時間がかかるものでもないので、すぐに売れたりして楽しいと思います。
まずはメルカリをダウンロードして、ユーザー登録をすると、右下に出品ボタンが出ます。写真を撮って、商品名や値段などを入力すれば3分くらいで出品可能です。
売れたらメルカリよりプッシュでお知らせが来ますので、購入者の方の情報を元に発送してください。受け取った方が出品者の評価をしたら、購入代金が出品者の方に支払われる仕組みとなっています。」
Q、今後はどのような展開を予定していますか?
「今後も入会キャンペーンや出品キャンペーンなど、メルカリをより活用して頂けるキャンペーンを各種用意していく方針です。またまだまだメルカリを知らない方々も多数いらっしゃいますので、広報・プロモーション活動を積極的に行い、認知度の向上を図って行く方針です。」
スマホ経由でカンタンに売買できて、エスクローサービスが使えるのが人気の秘密のようだ。次に出品を考える時のために、スマホにダウンロードしておきたいアプリだ。
フリマアプリ [メルカリ-mercari-」(ホームページ)
(Writer: Saera Jin)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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