これはひどい! 悲惨すぎる海外旅行を体験した男が激白

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2009年2月22日に日本を旅立ち、ドバイ、イタリア、スイス、ドイツ、そしてドバイに戻り日本へ帰国する、ちょっと贅沢な約2週間の海外旅行。そんなプランをたて「いざドバイへ!」と羽田空港を出たはいいが、経由地の関西国際空港で問題が発生し、「いのまごろ本場イタリアのパスタを食べているはずなのに、大阪のスーパーのパスタを食べている」状態に陥った人物がいる。羽田から関西国際空港を経由してドバイへと旅立つ旅は、大阪で幕を閉じることになったのだ。

もし自分だったらと思うとゾッとするこのトラブル。どうしてそんなトホホな事態に陥ったのか……。それは、シンプルなミスがもたらした、大きな惨事だったのである。

ハンドルネーム・Blue-Period(ブルーピリオド)さんは、H.I.S.で全行程のチケットを購入。出発時のプランとしては、エミレーツ航空のチケットで羽田空港から関西国際空港まで行き、同じエミレーツ航空でドバイまで向かうというものだった。しかし、関西国際空港に到着して問題が発生したのである。そう、パスポートの効力がなくなっていたのだ。Blue-Periodさんは以前にパスポートを紛失し、再発行をしてもらったことがあり、新しいパスポートを入手。今回の旅に持ってきたパスポートがその新しいパスポートだったらよかったのだが、紛失していたパスポートのほうを持って旅に出てしまったのである。

そう、Blue-Periodさんは再発行後に紛失したパスポートを自力で発見しており、紛失していたほうのパスポートを持ってきてしまったのだ。問題発覚時のやりとりは以下のとおり(ブログより引用して要約)。

係員  あの、これ、パスポート紛失されて、再申請とかされてます?
本人  あ、はい
係員  で、紛失したパスポートが見つかった?
本人  はい
係員  その、これ古いほうのパスポートですけど、新しいほうはお持ちですか?
本人  え!

一度東京に戻ってもドバイへと向かう乗継便に間に合う時間ではなく、新大阪のホテルにチェックイン後、翌日の新幹線手東京に戻ったという。この時の心情をBlue-Periodさんは「新横浜で在来線に乗り換えるとモロにラッシュアワーの地獄電車だった。現実に引き戻された」と語っている。

「チケット代10万は、大阪の宿泊費や帰路の新幹線代を上乗せしてパァになった5万数千円のサーチャージだけは返還される」と、チケット代はあきらめていたものの、燃料サーチャージ代が戻ってくることが判明。しかし、彼にさらなる追い打ちが待っていた。その後の連絡で羽田から関西国際空港まで飛行機に乗ってしまった時点で、燃料サーチャージ代も戻らないことが判明したのだ。

しかし、羽田でパスポートチェックをされていれば、家に戻ってパスポートを持ってくることができたかもしれない。関西国際空港までの新たなチケットは必要かもしれないが、それでもドバイ行きの飛行機には間に合ったかもしれない。このことについてBlue-Periodさんは「本来ならば羽田で関空→ドバイ、ドバイ→ミラノの搭乗券までもらえるのが本来なのだが、エミレーツのシステムがダウンしており、関空の窓口で再申請してくださいと羽田で言われた」と語っている。もし羽田でパスポートチェックをするのが常識ならば、今回は不運としか言いようがない。

このことについて羽田空港に問い合わせたところ、「パスポートをチェックするかどうかは航空会社に一任していますので、羽田空港の決まりとしては特にパスポートチェックを義務にしてはいませんね」とのこと。

では、このような事態に陥った場合、どうすればいいのだろうか? 旅行情報サイト『tavii.com タビィ・コム』のスタッフにお話を伺ったところ、「東京に戻ってドイツ村に行く……。というのは冗談ですが、もし少しでも金銭的余裕があるのであれば、ドバイはあきらめてイタリア行きのチケットを購入して旅立つというのも手です。格安航空券であれば、だいたい5~7万円で行けると思いますよ。まあ、5~7万円というのもけっこう大きな額なので、旅をしたいという熱意と予算を天秤にかける必要はありますが」とのこと(エミレーツ航空は営業時間外のため取材ができなかった)。

記事のタイトルに「悲惨すぎる海外旅行」と書いたが、海外に出ていないので国内旅行の惨事とするべきか。皆さんも、同じような経験をしないためにパスポートとお金だけはしっかりとチェックしてから空港へと向かおう。私(記者)自身、クレジットカードをタイ・バンコクのATMに置きっぱなしにしたり、パスポートや現金が入った荷物を丸ごとレストランに放置して生きた心地がしなかった経験があるので、他人事に思えない惨事であった(このニュースの元記事はこちら)。
 
 
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