ハチャメチャすぎる…中国のトンデモエピソード
日本の困った隣人といえば中国です。
最近では、中国国有の石油会社が南シナ海で海底の掘削を一方的に進め、ベトナム政府が反発。さらにベトナム国内では抗議運動も起きていると話題になっています。
そんな中国のトンデモエピソードをまとめ、解説しているのが『面白いけど笑えない中国の話』(竹田恒泰/著、ビジネス社/刊)という本です。
本書はニコニコ動画の人気番組「竹田恒泰チャンネル」の内容をもとに書き下ろしたもの。
ここでは本書から抜粋し、日本のニュースで取り上げられた、思わず「とんでもない!」と声を上げてしまう中国のエピソードを2つ紹介したいと思います。
■中国有力紙に政府から書き換え命令
中国広東省を拠点とする有力紙「南方週末」最新号(3日発行)の「新年の辞」が、地元宣伝部門トップのタク(筆者注、「席」の「巾」が「尺」になった漢字)震・同省共産党委員会宣伝部長の指示で印刷直前に大幅に書き換えられたことが分かった。(略)南方周末は腐敗追及など当局に批判的な報道で人気が高い。今回は「憲政」の重要性を記した部分が一党独裁に反するなどとして問題視されたという。(読売新聞2013年1月5日の記事より)
実は中国にも憲法があり、その35条には、「中国の公民は、言論、出版、集会、結社、デモ行進、抗議の自由を有する」という趣旨の一文が書かれています。
ところが、この35条の規定は、完全に破られているのが実情なのだそう。この事件は、中国の言論状況を象徴しているといえる出来事です。
■川に病死した豚の死骸が6千匹
中国上海市で、市内を流れる黄浦江に、豚の死骸が大量に浮いているのが見つかり、同市当局系ニュースサイト、東方網は、12日、合計で5916匹の死骸が同日夕方までに回収されたと伝えた。死骸は今月上旬から見つかり始め、同市当局は、11日にその一部からブタサーコウイルスと呼ばれる病原が見つかったと発表。人間には感染せず、河川の水質に問題ないなどと説明していた。(産経新聞2013年3月13日の記事より)
病原菌に侵された豚の死骸が6千匹も浮いていて、本当に「水質に問題ない」のか、非常に怪しく思う人は多いはずです。
著者は、この「問題ない」=「没問題(メイウェンティ)」というのは中国人の決まり文句で、何が起こっても「没問題」で済んでしまうところが中国人の恐ろしさだと述べています。
さらに恐ろしいことには、この豚の死骸が大量に見つかった黄浦江は、ただの川ではなく、周辺住民の飲料水の水源でもあるそうです。
いかがでしたか?
ビックリするような話題が満載のトンデモ大国・中国。そんな中国と、国際社会において日本はどのように付き合っていけばいいのでしょうか。
著者が勧めるのは、「近所付き合い程度」のつきあい。中国とは適切な距離を保ちつつ、必要最小限のつきあいにとどめることが肝要なのかもしれません。
本書では毎日15紙は新聞を読んでいるという著者が、中国の“面白いけど笑えない”エピソードをピックアップして紹介。困った隣人・中国の姿が見えてくるはずです。
(新刊JP編集部)
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ウェブサイト: http://www.sinkan.jp/
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