アンケート集計、どきっとする異性のしぐさ、行動、見た目(誰かが言わねば)

アンケート集計、どきっとする異性のしぐさ、行動、見た目(誰かが言わねば)

今回はふとい眼鏡さんのブログ『誰かが言わねば』からご寄稿いただきました。

アンケート集計、どきっとする異性のしぐさ、行動、見た目(誰かが言わねば)

どきっとする異性のしぐさ、行動、見た目」と「いいかなと思っていた異性をやっぱりないなと思う瞬間」を女性と男性の両方にアンケートしてみたら、女性と男性には考え方や感じ方が違う部分が多くある、ということがよく分かりました。

※すべてのアンケート結果を集計してランキング形式にしました。アンケートへの回答のすべてを紹介することはできませんが、各順位の代表的な回答と特徴的な回答を紹介しています。ランキングに収まらない少数意見も一部の回答を掲載しています。アンケートの回答は明らかな誤字脱字をのぞいて寄せられた回答のままの内容を掲載しています。回答者の年齢、性別、職業についても、すべて回答者の自己申告の通りの内容を掲載しています。

「どきっとする異性のしぐさ、行動、見た目」男性からの回答

1位 笑顔

笑顔《27歳、男性、会社員》他多数

笑顔が普段の顔より可愛い《36歳、男性、会社員》他数人

一緒にいる時にはしゃいでくれる《26歳、男性、会社員》

笑いかけられた時《26歳、男性、会社員》

子供のようにむじゃきにはしゃぐ行動《24歳、男性、学生》

特に変わった事もしていないけど笑顔で喜ぶ《24歳、男性、学生》

笑顔で「ありがとう」《34歳、男性、自由業》

「一緒にいる時にはしゃいでくれる」

いきなりですが、もしかするとこれがひとつの答えなのかもしれません。

男性は女性が喜んでいる姿が好きです。ただ、自分以外の男性を相手にはしゃいでいる姿は好きではありませんし、常にはしゃいでいる女性はむしろ嫌いです。自分と一緒にいる時に楽しそうにしていてくれる女性が好きなのです。

女性からの回答にも男性の笑顔がすきという意見はありましたが、女性が男性の笑顔を好きだと思う気持ちよりもかなり強く、男性は女性の笑顔がすきなようです。

というのも、男性の心理の根っこには女性をよろこばせたい気持ちがあります。ですから、女性がひと言「楽しい」と言ってくれれば、男性はそれだけで嬉しい気持ちになります。

2位 性的欲情

さりげなく見える胸もと《26歳、男性、会社員》

肩掛けカバンで強調される胸《21歳、男性、会社員》

胸ないと思ってたら、意外とあった《32歳、男性、会社員》

胸の谷間を隠さない《32歳、男性、会社員》

一見すると露出が少ない服なのに、よく見るとシースルーの生地だったとき《34歳、男性、自営業》

かがんで胸が見えた時《24歳、男性、物流業》

床に落ちた物を拾う時のしぐさ《32歳、男性、会社員》

雨で濡れた時の髪だったりシャツ(下着がすけて見えた時)《29歳、男性、会社員》

足を組み変える時《29歳、男性、会社員》

タイトスカートをはいてる人が下に落ちた物を拾う時《29歳、男性、会社員》

こちらからの質問は「どきっとする異性のしぐさ、行動、見た目」だったのですが、「どきっとする瞬間」ではなく「ムラっとする瞬間」を回答してくれる人がたくさんいました。男性からの回答だけではなく女性からの回答にも同様に「ムラッとする瞬間」が多く含まれていました。

どうやら世の中には「どきっ」と「ムラっ」の間に境目を設けずに生きている人達がかなりの割合で存在するようです。たしかに「どきっ」でも「ムラっ」でも、その後の行動に大きな違いはないんですけどね。

それにしても世の中の男性が女性の胸もととふとももばっかり見ていて、なんかごめんなさい。

3位 女性に無防備さやかわいらしさを感じた時(女性側の策略にはまっている)

上目づかいで見つめられた時《21歳、男性、会社員》他数人

とっさに腕にしがみつかれた時《26歳、男性、フリーター》他数人

自分が飲んだあとのストローをためらいなく使って飲む時。(いわゆる間接キッスというやつですな)《21歳、男性》

一緒に飲んでいるとき、注文した飲み物がすごくおいしいかすごくまずいかで、一口飲んでみ的な感じでグラスを差し出された時《27歳、男性、自営業》

ポケットに手を入れて歩いていたら彼女がポケットに手を入れてきて、己のポケットの中で手をつないできてくれたときです。《23歳、男性、フリーター》

アヒル口《25歳、男性、会社員》

寝てる時《32歳、男性、会社員》

赤面症(顔が赤くなる、てれや)《29歳、男性、自営業》

隠れてる。《20歳、男性、学生》

女の子がおもむろにバッグからアメちゃんを取り出して一個くれたとき《27歳、男性、自営業》

大きな荷物を抱えてヨロヨロしている姿。《25歳、男性、会社員》

「上目づかいで見つめられた時」「アヒル口」などの短文からあふれ出るロリコン的性向には恐怖せずにはいられません。なんの脈絡もなくいきなりロリコン的性向をムキ出しにされると、アンケートを集計している側もたじろいでしまいます。

「上目づかいで見つめられた時」「とっさに腕にしがみつかれた時」「大きな荷物を抱えてヨロヨロしている姿。」など回答の大部分は、女性側の策略にひっかかっているだけだとしか思えません。女性側の分かりやすいアプローチにあっさりひっかかって好意を抱くのが「かわいらしい女性を好む男性」の特徴なのかもしれません。よく、「女性が思うかわいい女性」と「男性が思うかわいい女性」は違うと言いますが、「男性が思うかわいい女性」というのはそんなに深い話ではなくてこの程度のことです。

こういった回答をする男性はおそらく自分の優位を確認したい願望があるのでしょうが、結果的には女性の手のひらの上でコロがされているようです。

こんな簡単なことで男性がどきっとするなら、女性の側は簡単にそういう女性を演じることができます。このやり方は年上の男性だけではなく年下の男性にも通用するものと思われます。ただ、やりすぎるとロリコン的性向の強い男性にばかりモテてしまう危険がありますからほどほどにしておきましょう。

大人になっても間接キスが気になるのも一部の男性だけに見られる傾向で、女性には同様の回答はありませんでした。女性が想像する以上にグラスやペットボトルを介しての間接キスにどきっとしている男性がいるようです。

「隠れてる。」

この回答は意味が分かりにくいかもしれませんが、筆者にはなんとなく分かる気がします。この回答を勝手に補足すると「女性が隠れている時の後ろ姿」にどきっとする、という意味だと思われます。さらに勝手に想像を膨らませますと、たぶんこういう感じのストーリーではないでしょうか。

ある日、僕が会社の喫煙コーナーで缶コーヒー片手に煙草を吸っていると同僚のA子が現れ「ごめんちょっと隠れさせて」と言うなり自動販売機の陰にしゃがんで前方の様子を伺っている。私からはA子の小さい背中と丸っこい尻の形が見えていて、なんとなくA子の無防備な後ろ姿はアホな小動物を思わせる。なんか、可愛いなぁ…

これは一つの象徴的な状況でもあります。つまりA子は前方の部長だか課長だかに対しては警戒をしていますが後方の「僕」に対しては油断しきって背中をさらしています。ガードの堅い女がオレに対してはガードを解く、そういう気分になりたい男性の気持ちが目に見える形で表された場面なのかもしれません。まぁ、ぜんぶ想像なんですけどね。

4位 容姿

小さくて目が大きい子《24歳、男性、学生》

ロングヘアーに細身の後ろ姿《26歳、男性、会社員》

目がクリッとしている《31歳、男性、会社員》

太くても形の良い脚《34歳、男性、会社員》

首すじのほくろ《36歳、男性、会社員》

歯ぐききれい《29歳、男性、自営業》

二重まぶたのたれ目《29歳、男性、自営業》

下唇にほくろ《25歳、男性、会社員》

下唇にボリュームがある《25歳、男性、会社員》

足が綺麗《24歳、男性、フリーター》

八重歯《23歳、男性、会社員》

女性の容姿にどきっとしている男性は、人数としては意外と少なかったです。また、容姿について回答した人は容姿についてしか回答しない傾向があります。

好きな女性のタイプを語る時に、女性の外見の話から始める男性は見た目以外のことにあまり興味がない人なのかもしれません。

「ロングヘアーに細身の後ろ姿」の人なんて、街を歩いていたらいくらでも見かけます。女性の読者のみなさんは「この回答をした人はその度にどきっとしているの!?」と疑問に思うかもしれませんが、本当にその度にどきっとしているんだと思います。

アンケート結果全般から、普段の生活の中でどきっとしている回数はどうやら男性の方が多いようです。

5位 服装、髪型

正装姿。(結婚式の二次会とか)《34歳、男性、会社員》他数人

ニットのノースリーブ《26歳、男性、契約社員》他数人

コートを脱いだら中にフワフワ素材の服を着ている。色は淡い方が良い《25歳、男性、会社員》他数人

浴衣姿。《34歳、男性、会社員》他数人

浴衣や着物姿《29歳、男性、会社員》

ポンパドール《24歳、男性、物流業》

眼鏡をかけている女性(アクセサリーとして)《34歳、男性、会社員》

ジーンズの短いパンツをはいている《36歳、男性、会社員》

たまにかける黒ぶちメガネ《40歳、男性、会社員》

タイトなスーツ姿(OL)《30歳、男性、会社員》

制服を着ている《33歳、男性、会社員》

冬場コートをぬいだ時にノースリーブなどの薄着だった時《29歳、男性、会社員》

ふくらはぎがちょっと見える丈のパンツ《27歳、男性、自営業》

服装に関する意見は女性からよりも、男性の側に多く見られました。

淡い色のフワフワした素材が好きという意見からは、若干のマザコン的性向が見てとれますが、社会生活に支障をきたすほど重度の欠陥ではないように思われます。

「淡い色のニットを着ていると良い子そうに見える」と補足説明してくれる人もいました。「露出の多い服とかはいかにもって感じがしてひいてしまうが、ニットは体の線が出ていることに本人が気づいていない感じがいい」という意見もありました。アホじゃないんだから本人もそれぐらい気づいているだろうと思いますが、とにかく男性が好む服装には単純な傾向がみてとれます。

ニット等のかわいらしい印象の服装、制服や浴衣といったベタなところ、正装や眼鏡などの大人っぽいものなどが好まれるようです。

女性のみなさんには意外かもしれませんが、露出度の高い服装を好む男性が少ないことも分かると思います。露出度は中くらいに抑えておいた方が男性の性的欲求をかきたてるようです。

6位 いかにも女性的なしぐさ

髪を耳にかける《20歳、男性、学生》

髪をくくるしぐさ《24歳、男性、学生》

髪をまとめた時。《34歳、男性、会社員》

髪をかき上げるしぐさ《31歳、男性、会社員》

セットしている髪が少し崩れているのをなおす姿。《25歳、男性、会社員》

ストレートのロングの髪を束ねる時《27歳、男性、会社員》

キレイな人が髪の毛を耳にかける《31歳、男性、会社員》

髪の毛を下ろす瞬間《26歳、男性、フリーター》

髪の毛の匂い《25歳、男性、会社員》他数人

女性が座る際、スカートをたたむしぐさ《34歳、男性、会社員》

食事の仕方がキレイ《27歳、男性、会社員》

ブーツを脱ぐしぐさ《24歳、男性、学生》

6位と次の7位のあたりについては、性差別だと感じる方もいるかもしれません。

特に女性の髪にこだわる男性が多いことに筆者も驚きました。前時代的な女らしさの象徴なのかなぁとも思いますが、実際にどきっとしているというのなら単なる差別だとも言い切れません。

6位以外のジャンルに分類したものの中にも「女らしさ」の要素を含んでいる回答は多く見られます。女性側が性差別だと受け止めることの一部は、もしかしたら差別ではなく男性の性欲のひとつの形なのかもしれません。世の中から性差別をひとつひとつなくしていくと、結果として男性が性的に興奮する機会も減っていくのではないでしょうか。

かつての「男は仕事、女は家庭」という社会では、女性が家庭に押し込められる形で差別を受けていました。これはよくないことだから、女性も自由に働く権利を獲得しなくてはいけないということになりました。この考え自体は正しいことだと思います。

ただ、一方で男女平等が行き過ぎたことも否定できません。古くさい「女らしさ」のすべてが女性を家庭に押し込めるためにつくられたものだとは言い切れないようです。「女らしさ」の一部は、その根っこをたどると男性の性欲に行き着くものもあるのではないでしょうか。

とてもキレイで仕事も出来るのに男性からあんまりモテない女性が多く存在することの原因の一つには、世の中から差別的な「女らしさ」を排除しすぎたことがあるのかもしれません。「女らしさ」と決別することは、男性から恋愛対象として意識されなくなってしまう危険をはらんでいるようです。

7位 家庭的な姿、マザコン的部分

料理する時に髪をピンでとめるという行動《22歳、男性、フリーター》

小さい子供に対して話をする時に、しゃがんで子供の目線で話をしている姿《27歳、男性、会社員》

サラダなどを取ってくれる行動《24歳、男性、学生》

バンドエイドを貼ってもらうとドキッとする《23歳、男性、大学生》

寝ている人にそっとタオルケットをかけている瞬間《32歳、男性、会社員》

冷蔵庫に冷気にげないようにフィルムはってる子(せつやく家、家庭的)《29歳、男性、自営業》

料理を取り分ける時《25歳、男性、契約社員》

自分のルーズな所を指摘してくれる《26歳、男性、会社員》

女性からの回答にも「気遣いのできる男性」にどきっとするという意見は多かったのですが、女性からの回答と比べて男性の考える「気遣い」はきわめて幼稚です。どうりでキャバクラが儲かるわけです。

男性の考える「気遣いのできる女性」というのは大抵が「家庭的で優しさに満ちた母親のようなことをしてくれる女性」を指しているようです。

家庭的な女性が好きと言えばもっともらしいですが、交際相手や結婚相手に母親の役割を求めているという見方もできます。

「男性が求める気遣いのできる女性像」は単純なものですから、男性に好まれる「気遣いのできる女性」を演じるのは簡単なことだと思われます。ただ、やりすぎると今度はマザコン的性向の強い男性にばかりモテてしまう危険がありますからほどほどにしておきましょう。たとえば、普段は家庭的な部分を隠しておいて、好きな人にだけ家庭的な姿をアピールするといった工夫をした方がよいと思われます。

まとめと少数意見

ここまでをまとめますと、

1位は「笑顔、よろこんでいる姿」

2位は「性欲」

3位は「女性側の策略」

4位、5位は「外見」

6位、7位は「女性的、家庭的という伝統的な女らしさに属する話」

これ以外は少数意見なので、大きく分けるとこの五つで男性のどきっとする瞬間のほとんどを占めていることになります。女性に比べて男性がどきっとする状況は種類が少ないようです。

3位、6位、7位のかわいらしさとか女らしさを感じた時というのも、そういう時に性欲を感じているわけです。4位、5位の外見も性的欲求とつながっていますから、男性の回答のほとんどすべてが性欲につながっていると思ってまちがいありません。

もうひとつ、男性の回答から透けて見えるのは、「男性が喜ぶ女性像」を演じるのが驚くほど簡単だということです。笑顔、かわいらしら、服装、家庭的な姿など、どれも非常に単純です。こんなに単純な「もてる女の特徴」を取り入れるだけで、男性があなたに対してとる態度も変わってくるのかもしれません。

ここからは少数意見です。

・女性に受け入れてもらえると確信した時

「帰りたくない」とか言う女性《21歳、男性》

服のそでを引っぱられた時《23歳、男性、サラリーマン》

夜道で一か八かいってみたら、相手がなすがままだった瞬間《34歳、男性、自由業》

「これはいけるぞ」と確信した時に興奮するという回答です。しかしこれはすでに性行為の前段階であって「どきっとする」の意味が他のものとは若干違うのではないかと思います。

・働く女、できる女、頑張る女

一生懸命頑張っている姿が見れた時《34歳、男性、会社員》

駅のホームで日経新聞を読んでる女性《30歳、男性、会社員》

働く女性にどきっとする男性も、少数ですがいないわけではありません。

・急速に距離をつめられた時

10以上も年下の子に下の名前で呼びすてにされた時《34歳、男性、自由業》

年下の女の子に急にタメ口をきかれた時《25歳、男性、自営業》

・尊敬

尊敬できる部分をもってる《29歳、男性、自営業》

キレイな字書いてる。《20歳、男性、学生》

・ギャップ

見た目はチャラチャラしてそうだけど実際チャラチャラしていない《24歳、男性、学生》

普段と違うきちんとした服装をしてる時《27歳、男性、フリーター》

・オフの姿

眼鏡をはずす。《28歳、男性、デザイナー》

・その他

少数意見の中でもジャンル分け不可能な回答です。筆者としては共感しにくいものもいくつかあります。

両肘で頬杖をついて微笑んだ時《24歳、男性、作業員》

これはアイドルDVDの話でしょうか?実生活は諦めちゃったのかな?

初めてのスッピンが悪くなかった。《34歳、男性、自由業》

自分より身長高い人(負けた感じする)《20歳、男性、花屋》

歯みがきしてるときのしぐさ《23歳、男性、大学生》

笑わない《28歳、男性、会社員》

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執筆:この記事はふとい眼鏡さんのブログ『誰かが言わねば』からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2014年05月12日時点のものです。

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