作中服の再現やライブドローイングも! 画家・横田沙夜さん個展『ロゼッタとこびとたち』開催中 [オタ女]
絵本・童話の世界などを題材にした繊細な少女画が東京のアートシーンで注目を集めている画家・イラストレーターの横田沙夜さんが、4回目となる個展『ロゼッタとこびとたち』を2014年5月2日から5月26日まで東京・浅草橋のパラボリカ・ビスで開催。オリジナルのストーリーに基づいた作品を展示しているほか、主人公の少女が着ている服の販売やライブドローイングも実施されます。
白百合女子大学で児童文学・文化を専攻していた横田さん。部屋の片付けを母親から言いつけれた女の子のもとに小人たちがやってくるというストーリーは大学生当時から温めていたもので「女の子が正義という、私なりのかわいい世界を描きました。小人たちもお母さんやきょうだいがいて、そこで生活している様子を見て頂ければ嬉しいです」と話します。ちなみに、”ロゼッタ”という名前はたまたま観ていたアニメ『カレイドスター』のロゼッタ・パッセルから採ったとのこと。
展示では、絵の間にストーリーのスケッチやメモが貼られていて、横田さんが作品を作り上げていくプロセスも感じることが出来ます。
「絵本では顔の向く方向で場面が展開するといったルールがありますが、今回は個展での展示なので、ひとつひとつの作品が見れるように心がけました」(横田さん)
ロゼッタが着ているクラシカルなワンピースを忠実に再現したのは、文化服装学院出身の香田千代さん。その出来栄えには横田さんも「すごい素敵で感動しました。私もイベントで着てみようかな」と喜びます。
もともとマンガなどキャラクターの衣装を作る活動をしているという香田さんは、共通の知人の紹介で横田さんの個展を見て世界観に共感。「一枚の絵から服を作るということはこれまでなかったので面白かったです」といい、「自分でデザインをするのも好きですけれど、服を作るプロセス自体が好き。これかも作品とのコラボのお話を頂けるのであればうれしいです」と話します。
個展期間中の2014年5月17日・18日には、紅茶専門店リーフルダージリンハウスと雑誌『夜想』のコラボレーションティー「デカフェ ミッドナイトローズ」のオリジナルラベルを描くライブドローイングが実施されるほか、在廊日には兎頭をかぶったモノクロ似顔絵を描いてもらえるとのこと。「今回はかわいい話でしたが、次は名作童話で湿った感じのものを力入れたいなと思っています。もっとイラストのお仕事もやっていきたいですね」という横田さんに、少女像や絵本の世界について直接お聞きしてみてはいかがでしょうか。
横田沙夜個展『ロゼッタとこびとたち』
期間:2014年5月2日〜5月26日
時間:月~金/13:00~20:00 土日祝/12:00~19:00
※イベントの際は異なる場合あり
料金:500円
会場:parabolica-bis[パラボリカ・ビス]
東京都台東区柳橋2-18-11
03-5835-1180
横田沙夜 個展 ロゼッタとこびとたち (夜想 yaso & parabolica-bis)
http://www.yaso-peyotl.com/archives/2014/05/post_867.html [リンク]
横田沙夜 (Twitter)
http://twitter.com/yokotasayo [リンク]
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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