アジカン後藤も推薦、吉田ヨウヘイgroupがニュー・アルバムリリース
ROTH BART BARON、森は生きているらとともに東京のインディ・シーンを盛り上げている4管編成含む男女混成8人組バンド、吉田ヨウヘイgroupが6月18日(水)にアルバム『Smart Citizen』をリリースする。
Smart Citizen アルバム・トレイラー
https://www.youtube.com/watch?v=GEGdSQw08FQ
彼らは、ギター、ベース、ドラムのほか、テナー・サックス、キーボード、フルート、ファゴットを兼任するメンバーを含む総勢8名の大所帯バンド。ジャズやポストロック的なバンド・アンサンブルを基調としながらも、自然と入り込んでくる「うた」のメロディーが楽曲にポップスとしての親しみやすさを生んでおり、そのオリジナルな音楽性が高い評価を受けている。昨年3月にリリースされた『From Now On』がミュージシャンや音楽評論家から称賛され、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文も同アルバム収録の「霧のように」を2013年のグッドトラックとして自身のブログで紹介するなど、これから注目のバンドとして期待されている。
吉田ヨウヘイgroup / 霧のように
https://www.youtube.com/watch?v=RzWIbSIWQHQ&nofeather
今作『Smart Citizen』には、過去の共演から親交を深めた森は生きている、ROTH BART BARONのメンバーも参加しており、彼らの音世界に更なる彩りが加えられた作品となった。またリリースに際し、後藤正文、音楽評論家の岡村詩野らがコメントを寄せている。こちらを読みながら、アルバム・リリース日まで期待してまとう。(鶯巣大介)
吉田ヨウヘイgroup / Smart Citizen
・吉田ヨウヘイgroup オフィシャル・サイト
http://yoshidayoheigroup.tumblr.com/
・吉田ヨウヘイgroupの作品はOTOTOYで配信中
http://ototoy.jp/them/index.php/77257
・吉田ヨウヘイgroup『Smart Citizen』へのコメント
「僕らの音楽の未来が手放しで明るいと感じるのは、こうやって真新しいフィーリングが日本中の様々な場所で生み出され続けているからだ。日本のインディロックはとても豊かだよ。吉田ヨウヘイgroupは、その豊かさのひとつの証左だと思う。」
―――後藤正文/ASIAN KUNG-FU GENERATION
「どこまでもハイブリッド、どこまでもハードボイルド、どこまでもハーヴェスト、そしてどこまでもハレルヤ! 吉田ヨウヘイgroupはそんなバンドだ。都会の闇を光と結ぶ彼らの演奏に息づく音の脈動を一分たりとも聴き逃すな。」
―――岡村詩野(音楽評論家)
「最近の吉田ヨウヘイgroupを見ると「目撃」という言葉をどうしても使いたくなる。8人編成になって、まるで成長期の生き物のように日々うねうねと変化する瞬間を見逃したくないという気持ちにさせられる。浮かれたり、着飾ったりするでもなく、威圧したり、煙にまくような態度でもなく、まるで近所の交差点で待ち合わせでもするように集いながら、彼らはすごい音楽を生み出す。そこから生まれてくるのは、手垢のついた「現代音楽」ではない。つまりそれはまさにきっと、「現在音楽」。」
―――松永良平(リズム&ペンシル/ハイファイ・レコード・ストア)
「サックスもフルートもファゴットもいて、ジャズからのインスピレーションもある。でも、その全てがギターロック的なタイム感に収めてしまっている。だから、こんなに青くて、切なくて、やるせないのか。ずいぶん挑戦的なサウンドだなぁ。だから、最高なんだけど。」
―――柳樂光隆 ジャズ評論家/Jazz:The New Chapter
「ファゴットやフルートをアンサンブルに組み込む革新性と、圧倒的にオリジナルでありながら、ときにフォーキーで懐かしさすら感じさせるメロディーと歌。吉田ヨウヘイgroupの音楽は、日本のロック/ポップスの可能性を確実に切り開いてゆく。」
―――慶應義塾大学教授 大和田俊之
「吉田さんが僕の家に遊びにきた時の話。うちには暴れん坊なブルドッグがいるのだが、吉田さんがひょいと頭を撫でてやると彼奴は目を丸くさせ穏やかな表情になり、すっかり手なずけられてしまった。そういえば吉田さんに初めて会ったときの僕も何かに急に引き込まれたのを思い出した。この1年、吉田さんとは頻繁に会っていて1つ確信した事がある。吉田ヨウヘイは東京で一番カッコいい男だ!」
―――岡田拓郎/森は生きている
「赤面ものの失敗、後悔しかない言葉。忘却したはずのそれらがよみがえることがある。頭を抱え「わー」と叫んでも逃れられない。ねっとりとしたリズム・セクション、切り裂くようなギター・アンサンブル、雄弁な管楽器隊。過去が追いかけてくる様をこんなにも正確になぞらえた音楽はないだろう。だが、それは彼らが瞬間を誠実に受け止めていることの証でもある。だからこそ、日々に芽生えたささやかな楽観を歌った最終曲があまりに優しい。タイトルは「錯覚が続いてる」。彼らのそんなユーモアがたまらなく愛おしくなる。」
―――田中亮太 (ライター/DJ/バイヤー(JET SET))
吉田ヨウヘイgroup / Smart Citizen
発売日 : 2014年6月18日(水)
PCD-24352
価格 : ¥2,400+税
1. 窓からは光が差してきた
2. ブールヴァード
3. アワーミュージック
4. 前に住んでいた街
5. 12番ホーム
6. 新世界
7. ドレスはオレンジ
8. ロストハウス
9. 錯覚が続いてる
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