[量★5、味★5]のコスパ抜群グルメ・「焼きトロ丼」(割烹さいとう)と「がぶ丼」(がぶ)を試食してみた
今回、“コスパ抜群のグルメ”を見つけたのは『週刊ジョージア』というアプリから。『週刊ジョージア』は1月27日から公開されている無料のスマホ・マガジン。App Storeのアプリランキングで総合1位の実績もあったそうだ。
たしかにコラムあり、マンガあり、グラビアありの盛りだくさんの内容ながら更新頻度も高い。加えて、コンテンツの質が高いので、どこから読み始めてもハマってしまう魅力もあるのだ。今回はこの中の「男のガッツ飯」というコーナーに注目。
こちらはグルメレポートを兼ねた店舗紹介なのだが、掲載されているメニューが「美味ながらもボリュームもある!」という実に理想的な内容。
正直に言うと実は、個人的にも忙しいさなかについつい読みふけるほど気になってしまっていたという経緯もあり、いくつかの店舗に興味がわいていたのだ。
一体、どのくらい“コスパ抜群のグルメ”なのだろう……。今回、好奇心に後押しされながら2店舗の2品をチョイスし、実際に試食レビューを行ってみた。
1店舗目は、『割烹さいとう』の『焼きトロ丼』。
『焼きトロ丼』(割烹さいとう)
「割烹さいとう」(以下さいとう)は、同名の魚屋さんと隣接する和食のお店。仕入れた新鮮な魚をボリューム抜群で安価に提供するということで、すでに人気の高いお店なのだとか。
入谷駅4番出口から徒歩わずか1分。この日はあいにくの雨で、なおかつランチタイムのピークを過ぎた午後1時でも、20人ほどの行列ができていた。
並んでいる間にお店の人が注文を取りに来てくれる。
代表的なメニューはこちら。
・海鮮丼:850円
・海鮮丼(具の大盛り):1050円
・特上海鮮定食:2500円
・マグロ中落ち丼;950円
・焼きトロ丼:1050円
(ちなみに裏メニューとして、『メガ海鮮丼 2100円』があるらしい。量は具の大盛り海鮮丼の2倍以上だとか)
今回は、人気の『海鮮丼』に引けを取らないという、『焼きトロ丼』を注文した。
『週刊ジョージア』の記事によれば、まるで肉のような中トロが出てくる、ということなのだが、実際はどうなのだろうか。
混み合う店内は家族連れ、サラリーマンなどで常に満席だ。著名人のサインが数多く飾られ、気取らない雰囲気の居心地の良さがある。
待つこと数分、出てきた『焼きトロ丼』……「え?刺し身の盛り合わせ?」と見まごうばかりのトロの量だ。
名前こそ「丼」となっているが、さいとうの『焼きトロ丼』はお皿に平盛となっている。
敷き詰められた、“炙り中トロ”は10枚以上。1cmの厚みはあろう中トロで、下に敷かれているご飯が見えない。
中トロ一切れ一切れは、実に和牛のような紅(あか)さ、そしてみずみずしさだ。
わさび醤油でトロをご飯と一緒に口に運ぶ。新鮮な本マグロならではのうまみで口中が満たされるのを感じる。
温かい味噌汁には、ドでかい(!)大アサリ。こちらもしっかりとダシが取れていて至福の仕上がり。
かなりボリューミーな刺身の量に対して、ご飯は軽め。しかし、さいとうではご飯の大盛り、おかわりは無料なので「しっかり食べたいぞ!」という人は大盛りオーダーかご飯のおかわりで大丈夫だろう。
おかわりを頼むと、別のお椀でいただけた。普通のご飯と酢飯が選べたので酢飯をチョイス。お酢は控えめだ。
トロとご飯、トロとご飯、ひたすらに口に運ぶ。味噌汁をすすり、たまに付け合わせのバイ貝やアナゴの煮つけ、すり身団子、そしてまたトロとご飯。
終わらないでほしい夢のような繰り返し。しかし、気づくと幸福の時間はいつしか終わりを告げる。
空になった皿と満腹感は、まさしく現実。美味しかった……「本当にごちそうさまでした」。
2店舗目は、肉の丼『がぶ』へ向かうことに。
がぶ丼(遊食好房 がぶ)
武蔵小山駅から徒歩5分、420号線沿いに『遊食好房 がぶ』(以下、がぶ)は佇んでいる。
数多くのテレビ番組、メディアでも紹介されているこのお店の看板メニューは、店名を冠したズバリ『がぶ丼』だ。
『週刊ジョージア』の記事によれば、「花のように盛り付けられた」という肉だらけの丼が『がぶ丼』らしい。『がぶ丼』に使われているお肉はオージービーフのモモ肉。1頭から4kgしか取れないという、まさに“希少部位”なのだそうだ。
がぶの代表的なメニューは次の通り。
・がぶ丼(肉180g):1300円
・肉1.5(肉270g):1850円
・肉1ポンド(肉453g):3100円
・若鶏の生姜焼き:930円
・ポークスタミナ焼き:980円
・ハンバーグステーキ:930円
カウンターメインの店内は、木目を基調とした落ち着いた印象。かつてのTV取材の痕跡もさりげなく見て取れる。
さて、オーダーから待つこと数分、華々しく登場した『がぶ丼』!
その第一印象はまさに「花」。「肉の大輪」だ。
赤味の肉の花弁が、誇張抜きで飛び出してしまっている。
肉の旨味を引き出しやすくするために、この薄さにスライスされたという赤味には、アクセントである黒コショウ、そして醤油ベースでいて甘味のある和風タレがかかっている。
このタレのおかげで、ご飯と肉のマッチングがこれ以上ないレベルにまで引き上げられている。
肉の下に敷かれたキャベツもいい感じ。
噛めば噛むほどおいしさが広がる『がぶ丼』の赤身肉、焼いた肉のおいしさと、みずみずしいレアな部分のおいしさ両方が楽しめるのが本当に贅沢。
今回の「180g」でもこれだけの量を堪能でき、個人的にも十分な食べ応えだと感じた。“通常”でこれなのだから、「肉1ポンド」は一体どのくらいのインパクトなのだろうか……。
ともあれ、実に満足。「本当にごちそうさまでした」。
ほかにもコスパ最高の美味飯が多数
今回の2軒、記者にとってもかなり幸せなレビューとなった。ほかにも多くの名店が「男のガッツ飯」に名を連ねているので個人的にチェックしてみたいと感じた次第。
それにしても美味しかった……。
週刊ジョージア | ジョージア
http://www.georgia.jp/wg_lp/ga.html
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