『ニンテンドー3DS』をにらんで? シャープがタッチパネル式3D液晶ディスプレーを発表
3月23日に発表された『ニンテンドー3DS』では、裸眼で3D映像を楽しめることが明らかになっています。こちらに搭載されることを踏まえた発表かどうかは不明ですが、シャープがタッチパネル式3D液晶ディスプレーの開発を発表しました。
今回発表したディスプレーは、液晶ディスプレーに縦じま状の光学視差バリアを設けて光の進行方向を制御し、左右の眼に届く光の視差を利用して立体表示させる“視差バリア方式”と呼ばれるもの。従来の液晶モジュールと比べて高輝度で、右眼用と左眼用の画像が重なるクロストークを低減することにより、表示品位を改善しています。モジュールの厚みは、タッチパネル式でありながら従来の2D用液晶と同等に抑えており、画面を縦にしても横にしても3D表示が可能とのこと。
仕様は下記のように発表されています。
画面サイズ:3.4型(従来は2.4型)
画素数:480×854ドット(従来は240×320ドット)
輝度(2D時):500cd/㎡(従来は250cd/㎡)
コントラスト比:1000:1(従来は100:1)
タッチパネル機能:あり/なし(従来はなし)
プレスリリースでは、「デジタルカメラや携帯電話、スマートフォンなどのモバイル機器に最適です」と記載されていますが、「タッチパネル」「縦でも横でも3D表示」という仕様や発表のタイミングを考えると、『ニンテンドー3DS』への搭載が最も早い製品化のタイミングになるのではないでしょうか。それとも、『3DS』がお披露目される6月の展示会『E3』より前に、国内で裸眼3D液晶搭載のデジカメやスマートフォンなどが発表されるのかも?
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宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
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