女流官能小説家が教える 男性が陥りがちなセックスの“誤解”

女流官能小説家が教える 男性が陥りがちなセックスの“誤解”
 セックスとは何か。官能とは何か。それらは人間にとって永遠のテーマだ。
 そんなテーマについて思索を深めたい人は、『女流官能小説の書き方』(藍川京/著、幻冬舎新書/刊)を目に通してみてほしい。
 著者は、官能小説を多数生みだした女流官能小説家・藍川京さん。官能小説の書き方を語るという形で、男女のセックスや官能について、あますところなく語っている。
 ここでは本書から、男性が陥りがちなセックスの“誤解”を紹介したい。

■女性は必ずしもエクスタシーを求めていない
 セックスでありがちなのが、男性が女性に「いった」かどうか確認し、女性がげんなりするパターンだ。
 男性はセックスの際、精液を吐きだすことで性欲を発散させる。つまり、男性にとっては射精によってセックスの行為は完成するのだ。一方で、女性にとって、セックスの終わりは必ずしもエクスタシーを意味しない。
 女性は行為そのものよりも、心で快感を得る生き物だという。したがって女性にとって、セックスでは肉体的な悦びだけでなく、男に愛されている・守られているという実感を得ることが非常に重要だといえる。
 セックスでは女性がエクスタシーに達することよりも、軽く抱きしめたり、やさしい言葉をかけたりすることを重視したいものだ。

■処女を喪失してすぐに快感が訪れるはずがない
 処女を喪失したばかりの女性が、快感を覚える……。アダルトビデオや官能小説ではそんな描写は少なくない。
 しかし、処女喪失したばかりの女性が快感を味わうことは、実際にはまずありえないと著者は主張する。
 処女喪失の痛みや出血についても、実際には人によって本当にさまざま。さほど痛まず出血の少ない人もいれば、苦痛とともに大出血する人もいる。また、激しい運動をする人は自然に処女膜が破れ、初めての性交でも痛みや出血がないという。
 セックスについて画一的なイメージを持たず、相手のペースに合わせることが、セックスの第一歩だと言えそうだ。

 いかがだろうか?
 人間が避けては通れないテーマ・セックス。本書を参考に、正しいセックスの知識を持って性生活に臨みたいものである。
(新刊JP編集部)



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