嫌なことを先送りしてしまう原因

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嫌なことを先送りしてしまう原因
 やらなければいけないことややるべきことがあるのに、あれこれと理由をつけて先延ばしにして結局やらなかった、という経験は誰もが持っているはずです。
 自分でやると決めたことができないと、夢や目標に近づくことができませんし、人によっては自己嫌悪に陥ることも。
 いったいなぜ、私たちは「先延ばし」にしてしまうのでしょうか。
 
 「あなたという人間は、あなたが考えているほど信用できる人間ではない」
 そう言うのは『5分の使い方で人生は変わる』(角川フォレスタ/刊)の著者、小山竜央さん。
 小山さんは、ついつい物事を先延ばしにしてしまう原因をこんな風に説明しています。

■脳は変化を嫌う
 人の脳にとって最も大切なのは「生存すること」。これが第一に来るため、今生きていけるのであれば、脳は無理に変化を求めないという性質があります。
 ですから、あなたが新しい何か、普段はあまりやらないけれどもどうしてもやらないといけない何かを始めようとすると、脳は「そういうことはやめておいたほうがいいよ」と信号を出します。
 つまり、今の自分を変えて、新しいことを始めるなら、この「変わりたくない脳」との戦いに勝たなければいけないのです。

■大きな目標ではなく、小さなアクションを
 では、変化が嫌いで面倒くさがりな脳に勝つにはどうしたらいいのでしょうか。
 その最大の攻略法は、脳への負荷をできるだけ軽くしてあげること。
 たとえば、社会人にとって「毎日3時間勉強する」ことはかなり大変で、毎日の生活が大きく変化するはずです。当然、脳はこんな大きな変化は望んでいないわけですから嫌がります。すると気乗りがしなかったり、面倒になったりして、始めるのを先延ばしにするということが生まれます。
 対して、「明日から5分で本を5ページ読む」だとどうでしょうか。これならさほど大変な感じはしないはずです。
 このように、何か始める時はいきなり大きな負荷のかかることをやるのではなく、脳への負荷が少ない、小さなアクションからはじめるのがポイントになります。それに慣れてから、徐々に時間を伸ばしたり、やることを増やしたりすればいいのです。

 この本で小山さんは「5分」という短い時間を積み重ねることで「今の自分」の殻を破り、自分の人生をより充実させていく方法を教えてくれます。
 そこには「やればできる」というような精神論ではなく、脳の性質の正しい理解に基づいた合理的なメソッドが明かされており、もっと成長したいと考えるすべての人の助けになってくれるはずです。
(新刊JP編集部)



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