自己中心的な人との付き合い方
飽きっぽい、協調性がない、優柔不断・・・自覚している短所は誰にでもあるはず。できれば、その短所を直したいという思いも持っているだろう。
しかし、短所だからといって悪いと決めつけず、隠された魅力を見つけることができたら、マイナス要素である短所の見方も変わるはず。
『短所大辞典』(児玉陽子/著、アチーブメント出版/刊)では、短所の強みとなる特徴と対人関係のポイント、またその短所を持つ人とのお付き合いのポイントを紹介する。
「自己中心的」な人というのは、我が強くて、自分勝手でつき合いづらいというイメージをしてしまいがち。しかし、そういった悪いイメージばかりを抱いてはいけない。自己中心的な人は、自分のペースを大事にできる。そして、それを貫くこともできる。自分に正直に、周りに振り回されることなく、自分の道を一歩一歩進む強さがあるので、いつも自然体でいることができる。周囲に臆せずマイペースに行動するのも悪意はなく、行動の裏側にあるやさしさを上手く表現できない場合もあるのではないだろうか。
では、自己中心的な人との付き合いは、どうすればうまくいくのか。自己中心的な人はとにかく自分が大事。極論、他人の話はどうでもいいと思っているところがある。大事な自分の話に付き合ってくれて、自分を認めてくれる人が大好きなので、良い気分になれるような言葉をかけることで、相手に対して影響力を持ち始める。尊敬する人の意見は意外と素直に聞き入れる傾向があるので、常に大人な対応で辛抱強く広い心で接するのがうまく付き合う秘訣だ。
「優柔不断」な人は、周りの意見を柔軟に取り入れることができて、協調性がある人といえる。平和を好み、相手と合わせることができるので、周囲からの好感度も高いはず。なにかを決められないということは、どちらに転んでもいいと思える柔軟さがあるということ。また物事の良い面を見つけることに優れているともいえる。さまざまな可能性を考慮し、慎重に判断することで、納得した答えを導き出すことができる。
優柔不断な人との付き合い方のポイントは、まず選択肢を用意すること。「どれがいい?」と選んでもらう。そして、決断したあとは「そうだね、いい考えだね」とその決断を認める言葉を伝えることで、相手の自信が育まれる。
人と話しているとき、つい短所を見つけてしまうこともあるだろう。しかし、その短所の見方を変えたり、うまい付き合い方を身につけることができれば、コミュニケーションももっと円滑にうまくいくのではないだろうか。
(新刊JP編集部)
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