映画「Flow」を著名人が大絶賛 / 小島秀夫監督や藤本タツキ先生も鑑賞
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映画「Flow」が公開前から大絶賛されている。先行して鑑賞した著名人たちが、高評価を与えているのだ。ゲームクリエイターの小島秀夫監督や、漫画家の藤本タツキ先生など、創作物に携わる「匠」たちが絶賛しており、期待せずにはいられない。
<小島秀夫監督のコメント>
「これがアニメとCG映画の流れ(FLOW)が辿り着く、ひとつの到達点だ。動物たちは擬人化されず、台詞もない。ところが、芸術的で、哲学的で、どこまでも社会派なのだ。ただの客寄せ動物映画と侮ってはいけない。本作は、21世紀に流され、漂流する我々人類のFlowchart(フローチャート)そのものだ」
<藤本タツキ先生のコメント>
「多分クリエイターなら皆ずっとこういう作品を作りたかったと思います。少なくとも僕は思っていました。
言葉が少なく、でもエモーショナルな物語はちゃんとあるものに憧れがありましたが『Flow』はその100点みたいな作品でした。見ている途中ずっとこれを作りたかったという気持ちと、猫達に早くゴハンを食べさせてあげて! と夢中で見ていました」
<映画「Flow」ストーリー / 公式サイトより>
「世界が大洪水に包まれ、今にも街が消えようとする中、ある一匹の猫は居場所を後に旅立つ事を決意する。流れて来たボートに乗り合わせた動物たちと、想像を超えた出来事や予期せぬ危機に襲われることに。しかし、彼らの中で少しずつ友情が芽生えはじめ、たくましくなっていく。彼らは運命を変える事が出来るのか?そして、この冒険の果てにあるものとは―?」
この作品は動物たちが擬人化されない
猫や犬などの動物たちが擬人化され、人間のような思考を持ち、冒険を繰り広げる作品は今までも複数あった。それはそれで素晴らしい作品であり、表現のひとつの技法としてこれからも生まれてくるものと思われる。
それに対し、この作品は動物たちが擬人化されないという。主役の人間に対する脇役の動物であれば理解できるが、今作は猫が主人公であり、どのように描写されるのか気になるところ。劇場で自身の目で確かめたい。
※記事画像は映画「Flow」公式Xアカウントより引用
(執筆者: クドウ秘境メシ)
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