グローバル化とリアルの大切さを同時に主張する人々
今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
グローバル化とリアルの大切さを同時に主張する人々
矛盾してると思うんだよね。これからはグローバル化&フラット化で、どんどん国境を超えて人間の活動は広がっていくから、それに対応して○○しなきゃいけないとか言ってる人たちが、一方でネット上のコミュニケーションは限界があるから、顔と顔を突き合わせたリアル世界でのコミュニケーションが大事だと説く。
ゲンロンカフェとかニコニコ超会議とかも、なぜか「リアル」でのコミュニケーションが大事だという。ネットに閉じこもってないで、リアルが大事なのだ、とにかくリアル、リアル、リアル。(日本に)閉じこもってるのは、リアルにこだわってる人たちの方だと思うよ。
そういう人たちは海外とのコミュニケーションとか、どうすんですかね。そんなんでグローバル化する社会に対応できるのだろうか。ネット越しでは真のコミュニケーションができないというんだから、いちいち出かけて行って、リアルで会わないと、なにも進まないんでしょうかね。
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そんなことはないだろう。たとえばオープンソースプロジェクトなんかずいぶんむかしから行われている。インターネットによって初めて可能になったともいえる。まあパソコン通信時代でもネット越しのソフト開発は行われていたし。そういえばドワンゴの歴史に出てくるBio_100%とかもパソコン通信時代のグループだよね。
やっぱ「リアルでないとコミュニケーションが取れない」ってのは、欠陥だと思うけどねぇ。不思議なんだよね、普通は若い人間の方が柔軟に新しいものを取り入れると思うのだが、むしろ最近は若者のほうが「リアルのコミュニケーションが大事だ」と言う。
でも会社の飲み会とかドロッとしたものは嫌なんだよね…。それなのにリアルのコミュニケーションを望む…。ホントに望んでるんですかね?リアルのコミュニケーションもネットのコミュニケーションも、コミュニケーションはすべて嫌なだけなんじゃ。
というかネット越しのコミュニケーションが嫌なわけないだろう。これだけtwitterとかlineとか流行ってるんだから。ようするにコミュニケーションできない言いわけとして、ネット上では「ネットは顔が見えないからダメだ」、リアルでは「リアルは煩わしい」といってるだけだろ。
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草食系だとか言われてるし、それこそ2000年ぐらいを境に、若者のほうが精神年齢が年寄りになってきてるんじゃなかろうか。ネット越しだとコミュニケーションができないなら、それはコミュニケーションが下手だから。「リアルのコミュニケーションの方が大事だ」なんて風潮は、マスコミか何かに騙されてると思うんだけどね。
「科学文明を否定し、人間は自然のまま生きるのがいいんだ」とかいう人たちってどこにでもいるよね。そういう人たちによって作り出された虚構。現代医学より漢方とか気功がいいんだとかいう人たちと同じ。
実際の高齢化社会よりも、若者の精神的な高齢化の方を先に心配したほうがいいんじゃないだろうか。
執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2013年10月01日時点のものです。
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