日本三景「松島」をバーチャル散歩!日常の中で復興支援もできるウォーキングアプリ

美容と健康のために、ウォーキングを日々の日課としている人も多いと思う。そんな人に、ウォーキングをもっと楽しくしてくれるうえ、地域支援にもつながるというiPhone向け無料ウォーキングアプリ「Sabusawa Walk(さぶさわ ウォーク)」を紹介したい。

宮城県の寒風沢(さぶさわ)島をご存じだろうか?日本三景である宮城県「松島」を構成する島の1つだ。寒風沢島は、2011年3月に発生した東日本大震災で甚大な被害を受けた。いまだ多くの島民が仮設住宅での生活を余儀なくされている中、島の復興が進められている。

震災前より高齢過疎化が進んでいた島の復興支援には、多くの人に島やそこに住む人をもっと知ってもらうこと、さらには、島に実際に遊びに来てもらうことが重要であることから、島と一般市民をつなげ、島を訪れるきっかけをつくることを目的に、このアプリは開発された。

「Sabusawa Walk」は、GPS機能を搭載。通勤路や通学路など、普段通っている道を“歩く”だけで、実際に歩いた距離に応じて、寒風沢島の探索を進めることができる。ルートは、5種類を用意。漁や米づくりで黒く日焼けした素朴な笑顔の島民(イラスト)が島の史跡やおすすめスポットを紹介。バーチャルに島を観光することができる。

完歩すると、宮城の方言で「こえがったべねぇ(お疲れ様でした)」と、ねぎらいの言葉をもらえるのもうれしい。

また、ウォーキングの楽しみの1つに歩いた記録を残すことがある。Sabusawa Walkのフィールドノート(ログノート)では、各ルートの完歩にかかったタイムを見ることができる。ウォーキング速度は、時速4km(ちょっと遅め)、時速5km(標準)、時速6km(ちょっと早め)の3段階での調整が可能。フィールドノートでは、設定した速度における標準タイムが掲示されるので、ウォーキング速度の指標となる。

さらに、自身が寒風沢島を歩いたことは、Facebookへの投稿で仲間と共有することもできるため、ウォーキングの励みにもなるのではないだろうか。

風化させてはいけない東日本大震災。Sabusawa Walkをきっかけに、寒風沢島の魅力に触れ、島を訪れるのもいいかもしれない。ダウンロードはこちら(https://itunes.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewSoftware?id=688179920&mt=8)から。

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