『マン・オブ・スティール』主演ヘンリー・カビルインタビュー「子供の頃はよく“スーパーマンごっこ”をしたよ」
『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン製作、『300』のザック・スナイダー監督がタッグを組んだ映画『マン・オブ・スティール』がいよいよ8月30日より3D/2Dにて全国公開。どのような運命のもとに生まれた命が、どんな少年時代を送り、どうやってスーパーマンになっていったのかが描かれたこの夏最大の注目作です。
全世界43ヵ国で初登場1位を獲得し、全米では公開3日間で、1億3000万ドル突破のオープニング成績を記録、すでに世界興行収入6億5000万ドルを突破するメガヒットを遂げ、続編も決定しています。本作で“スーパーマン”役(カル=エル / クラーク・ケント)に起用されたのは、イギリスの俳優ヘンリー・カビル。先日ザック・スナイダー監督らと共に来日し、ジャパンプレミアを開催。集まったファンから大きな歓声が。
すべてのヒーローの原点であるスーパーマンに起用されての感想、役作りについて、ヘンリー・カビルにインタビューを敢行。色々とお話を聞いてきました!
(撮影:ソル)
――――今回スーパーマン役という大役に抜擢されて、大変なプレッシャーを感じたと思います。また、トレーニングもとてもハードだったのでは無いでしょうか。
ヘンリー・カビル:スーパーマンというのは僕にとって、とても重要な役であり、世界中のファンにとっても重要な役柄です。ですから大きなプレッシャーはありましたが、それが一番大きなモチベーションとなりました。ジムでのトレーニングで「もうこれ以上無理だ」と思った時も「いや、俺はスーパーマンを演じるんだ」と自分を奮い立たせる事で続けられましたし、力が沸いてきたんです。
――――これまでに描かれてきた『スーパーマン』を研究したり、意識した部分はあるのでしょうか?
ヘンリー・カビル:あまりにも有名なキャラクターだから色々な人が色々な解釈をしていますよね。共通しているのはどんな状況にあってもスーパーマンは「正しい事をしようとしている」という事です。非常に魂が美しく、常に周りの状況を見て、周りの事を考えて生きているという所が他のヒーローとは違う魅力では無いかと思います。
――――今回のスーパーマンの衣装はとてもクールでしたね。
ヘンリー・カビル:あの衣装を着ると自分も気持ちが入るし、周りも見る目が変わります。自分が完全にスーパーマンになれているか、スーパーマンに見えているか、毎日意識していました。
――――日本にも子供時代にマントを首に巻いて“スーパーマンごっこ”をした経験のある人はたくさんいます。ヘンリーさん自身にそんな経験は?
ヘンリー・カビル:もちろんしたよ! 僕は男兄弟5人なので、いつも「今日は誰がスーパーマンになるのか」と取り合いだったよ。大きなタオルを首に巻いてね。
――――日本にはスーパーマンごっこにピッタリの“風呂敷”という布があるんですよ。
ヘンリー・カビル:本当かい! それは帰りに買っていかないとね(笑)。
――――ゲームがお好きだそうですね。スーパーマン、バットマン、フラッシュにジョーカーなどDCコミックのキャラクターが登場する「インジャスティス」はもうプレイされましたか?
ヘンリー・カビル:ゲームは気分転換になるから大好きだよ。今は『The Elder Scrolls Online』のリリースがとても楽しみさ。インジャスティスはまだやってないんだ 自分が出ているんだからぜひやってみたいね。
――――全世界で爆発的ヒットを記録していて、いよいよ最後に日本での公開となりますが、一番注目して観て欲しいのはどんな所でしょうか?
ヘンリー・カビル:今までもスーパーマンを描いた作品はたくさんありましたけど、本作では「人間らしさ」が強く表現されているんですね。共感出来る部分も多いと思うし、スーパーマンを身近に感じる事が出来ると思う。
作中で戦う「ゾッド将軍」もスーパーマンにとっては敵でも、彼は自分は正しい事をしていると思っているし、邪悪というキャラクターでは無いんですよね。彼は彼なりに惑星を守りたいという理由があるという点が難しいし、見所です。
――――確かに『マン・オブ・スティール』には“勧善懲悪物”では無い、複雑な人間ストーリーが魅力的でした。
ヘンリー・カビル:本当にこの作品は人間らしい物語だよ。スーパーマンの一番の強さは絶対にあきらめないという意思の強さだと思う。だから僕たち人間にはスーパーマンの様に特別な力は無いけど、自分の意思を大切にすれば彼の様に強く生きられるんじゃないかな。
――――どうもありがとうございました!
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