【ソルデジ】USB接続のHDMIキャプチャユニット『AVT-C875』 電源不要でパソコンなしでもHDキャプチャ可能な優れもの

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AVT-C875

台湾のメーカーAVerMediaの製品は今までにガジェット通信でも何度か紹介してきたが、今回紹介するのは非常に優れものである。『AVT-C875』という製品で内蔵キャプチャカードではなく、USB接続のキャプチャユニットとなっている。本体の構成はHDMIのインとアウト、そしてオーディオのインとアウト、コンポーネントからAVインとなっている。パソコンとはUSBケーブルで接続しACアダプターが不要なバスパワー方式である。

ゲーム機から出力されたHDMIケーブルをこの『AVT-C875』に差し込めばあとはUSBを介してキャプチャが開始されるはず。専用のソフトを使っても良いし、配信用ソフトの『Xsplit』を使ってもいい。中には『Xsplit』のライセンスコードが入っており、3か月使うことが可能。またここからHDMIアウトがあることから『AVT-C875』を介してテレビにそのまま出力することも可能である。

実際にどのように取り込まれるのか検証してみることにした。

ノートパソコン1
 ↓(HDMI)
AVT-C875→(HDMI)→モニタ
 ↓(USB)
ノートパソコン2(キャプチャ)

このような感じで、ノートパソコン1の映像を『AVT-C875』に介してモニタにHDMIで出力。ノートパソコン2へはUSBで接続されている。ノートパソコン1からノートパソコン2へ取り込む際は0.5秒ほど遅延が発生した。実際の遅延時間は0.38秒とのことだが、その遅延はほとんど感じられない。キャプチャソフトの影響かUSBが原因となっているのかわからないが、これは致し方ないだろう。

しかしノートパソコン1とモニタは遅延が発生しておらず、実況の際の返しとして使用すれば問題なさそうである。これを使用して生放送ももちろん可能で『Xsplit』での表示も可能であった。

遅延のありとなし

録画が簡単 パソコンを使わなくても録画が可能

即時に録画を可能としたい場合は、本体上部にあるSTARTボタン(丸いボタン)を押すことにより録画が開始される。録画中は赤く点灯し、再度押すと動画ファイルが生成され録画が停止される。またこの『AVT-C875』の凄いところはパソコンを使わなくてもキャプチャした映像の録画を可能としているところだ。本体にSDカードスロットが存在しスイッチでSDカードに切り替えてSDカードを挿入すればパソコンとUSBで接続しないでもSDカードに動画ファイルが保存される。保存されたファイルはSDカード内に保存されているので後ほどパソコンで読み込むことが可能。

こういった使い方が可能なので非常に便利である(パソコンを使わない場合の給電はUSBを電源に刺す必要がある)。

数々のキャプチャカードをレビューしてきたが、この『AVT-C875』は個人的にも欲しいと思ってしまった製品である。ノートパソコンでも使える点とパソコン不要でキャプチャができる点、そしてハードウェアエンコーダーによる録画と配信が可能などを兼ね備えたキャプチャユニットである。

こちらの『AVT-C875』は今年の9月19日から開催される『東京ゲームショウ 2013』にも出展されるので実機を触ってみたいという人は是非ブースを訪れてみてほしい。

こちら9月上旬発売予定となっており、販売価格は2万1980円。

『AVT-C875』の仕様
録画方式:単体録画モードとUSB録画モード 2種類
入力端子:HDMI、AV IN(コンポーネント)、3.5mm Audio
出力端子:HDMI、3.5mm Audio
対応ストレージ:SDカード(単体録画モード時)接続したパソコンのHDD(録画モード時)
最大録画解像度:1080p / 30fps
エンコード方式:ハードウェアエンコード
機能:録画、ライブ配信、静止画キャプチャ、タイムシフト
給電方式:パソコン側USB端子 / USBアダプタ / モバイルパワー(2V,5A)

AVT-C875東京ゲームショウ特設サイト

※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]

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ソル

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