山本一太・内閣府特命担当大臣定例会見「『ドラクエ10』の中のコミュニケーションのされ方や空間が面白かった」(2013年7月16日)

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2013年7月9日10時45分頃、中央合同庁舎第4号館で開かれた山本一太内閣府特命担当大臣の記者会見で、スクウェア・エニックスのオンラインゲーム『ドラゴンクエスト10』に視察した関連の質問をすることができました。前回の環太平洋経済連携協定(TPP)での著作権保護期間延長に関するご返答もありましたので、合わせて抜粋で紹介します。

※詳細な大臣発言・質問・議事録は、内閣府ホームページにてご確認下さい。

※スクウェア・エニックス アカウントの規約では「政治活動禁止」山本一太IT担当相のドラクエ10視察にユーザーは不満? – ガジェット通信
https://getnews.jp/archives/379316 [リンク]

※山本一太・内閣府特命担当大臣定例会見 「TPP交渉の中身についてはタッチしていません」(2013年7月9日) – ガジェット通信
https://getnews.jp/archives/376629 [リンク]

※山本一太内閣府特命担当大臣 閣議後定例記者会見(7月16日) ‐ ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/watch/1373957195 [リンク]

『ドラクエ10』視察関連の質問等(抜粋)

ふじいりょう:7月12日に『ドラゴンクエスト10』オンラインゲームの視察をなさったということで、実際にゲーム内でのユーザーとのコミュニケーションされたと思うのでそのご感想を頂きたいというのと、あとはゲームで利用規約に政治利用を禁ずる条項がありまして、違反に当たるのではないのかという声が一部であがっています。政治的なものを忌避する空気の中で活動する難しさがあると思うのですが、これからネットでどのようにPR活動をなさっていくのかということもお聞かせ頂ければと思います。

山本大臣:IT担当大臣になった時から実はゲームには注目していまして、知財戦略担当大臣でもあるので、ゲームもやっぱりクールジャパンの一つだと思うんですよね。特に『ドラクエ』みたいにグローバルに発信され認知されているゲームがどういうものか一回視察したいと思っていたのですが、たまたまIT選挙が解禁されたというタイミングもあったので、ちょっとのぞいてみようと思って行きました。もちろんSNSみたいなものも注目されているのですが、『ドラクエ』の中でもいろいろなことが起こっているということで、コミュニケーションのされ方や空間が非常にいろいろな意味で面白かったです。

政治利用条項の話については『ドラクエ』の人ともご相談して問題ない形でできたと思っていますし、特に特定の話もしていないので大丈夫だと思っていますが。これからもゲーム業界で何が起こっているかということについてはIT戦略大臣としてフォローしていきたいと思います。やはりSNSとの連携も『ドラクエ10』で出てきたわけですから、非常に注目しています。コミュニケーションの空間としても面白いと思いました。

それからふじいさんが前々回くらいの記者会見でいったTPPの50年から70年の著作権の保護期間の話がありましたけれど。ちょっと最新状況をフォローしていないのですけれど、まだ個別分野での対象方針を固めたということは聞いていません。それをちょっとこの前言おうと思って言い忘れたのですいませんでした。

選挙後の「再降臨」はあるか??

連休中、お膝元の群馬県選挙区に張りついていたということもあり、喉がガラガラの状態で登場した山本大臣。その直前の『ドラクエ10』オンラインでの視察では、ゲーム内での特にコミュニケーションについて関心を抱いた様子でした。

今後、再び『ドラクエ10』内の視察を行うのか、別のオンラインゲームへの「降臨」もあるのか。いずれにしても、山本大臣としてはIT戦略担当としての仕事の前に選挙を勝ち抜くというミッションがあるので、全てが動くのは選挙後となりそうです。

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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