AI利用者の56.0%が「AI疲れ」を感じていることが明らかに。「AI活用と休憩の実態調査」の調査結果を発表

AIを利用する人が増え続けている昨今ですが、それと同時に「AI疲れ(AI利用時の疲労や負担)」を感じている人も増加しているようです。
今回、抹茶などの「辻利」ブランドの商品を販売する片岡物産株式会社は、全国の20~69歳の週3日以上業務で生成AIを利用している男女500人を対象に、「AI活用と休憩の実態調査」を実施。調査では「AI疲れ」を感じる人ほど仕事の合間の「ひと息」や「ととのう時間」を求める傾向など様々なことが明らかとなりました。
AI活用と休憩の実態調査
今回の調査ではまず、「生成AIを利用する際、どのような場面で疲労感や負担感を感じますか?」と質問。最も多かったのは「AIの回答が正しいかチェックする必要がある」という結果に。
AIは作業時間を短縮する一方、情報の真偽の確認など、最終的な判断を行う役割は依然として人に残されています。AIが進化した今の時代だからこそ、「判断し続けること」による新たな疲れである「AI疲れ」が生じているようです。

次に、 「手軽に『ほっと一息つきたい』と思うことはありますか」と質問。これには「AI疲れをよく感じる人」の97.6 %の人がそう思うと回答。また、「『ととのう』感覚を得たいと思うことはありますか」と聞くと、「AI疲れをよく感じる人」の84.5 %の人がそう思うと回答しました。

続いて「業務中の休憩として、本来行いたいことはありますか」と質問。結果は「仮眠」、「軽いストレッチや運動」、「何も考えない時間」が上位に。多くの人が「考える」ことから離れる時間を欲しているようです。

また、「『温かい飲み物』を飲むと、ほっとしたり落ち着いた気持ちになることはありますか」という質問に対しては、全体の 84.4 %が「ほっとする・落ち着く」と回答するなど、温かい飲み物は短時間で気持ちを切り替える手段の一つとして活用されていることも分かりました。

「AI疲れ」を感じる人ほど抹茶を飲む傾向が
気持ちを切り替える手段として「温かい飲み物」を飲む人が多いなか、今回の調査では抹茶の飲用実態を見ると、AI疲れとの興味深い関連が明らかとなりました。
※今回の調査における「抹茶」は「抹茶入り飲料」を含みます。
職場・学校で週1回以上抹茶を飲む人は全体で15.6%でしたが、「AI疲れを感じる人」では22.5%となり、「AI疲れを感じない人」の6.8%と比べて約3.3倍高いという結果となりました。
※AI利用時に疲労感・負担感を「よく/ときどき感じる」人を「AI疲れ層」(n=280)、「あまり/まったく感じない」人を「疲れを感じない層」(n=220)としています。構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

職場・学校で抹茶を飲む理由として最も多かったのは「ほっとしたい・気分転換したい」 でした。飲用シーンは「午後の仕事・家事・勉強の合間」が最多となっており、 抹茶が仕事中のひと息や気持ちの切り替えのために選ばれているようです。

また、抹茶に対するイメージを聞くと、「日本の伝統的な飲み物」、「健康に良さそう」、「高級感がある」、「リラックスできそう」というイメージが上位に。茶道に象徴されるように、抹茶には古くから「一服する」という文化があり、気持ちを切り替えるための時間でもあったそうです。「AI疲れ」を感じる人の多い今だからこそ、「一服する」ことが改めて注目されているのかもしれません。

熊本大学大学院・ 准教授 倉内祐樹氏のコメント
今回の調査を受け、熊本大学大学院の准教授・倉内祐樹氏は以下のようにコメント。
「今回の調査結果からは、私たちが“常に考え、判断し続けなければならない状態”にあるという、 AI時代ならではの負担がうかがえます。『AIの回答が正しいかチェックする必要がある』が負担の最多となったことは、AI時代の疲れが単なる作業量ではなく“判断の連続”から生じている可能性を示唆しています。こうした環境では“考え続ける状態”から離れて‟ととのう”時間を意識的につくることが大切。飲み物をいれてひと息つくことも気持ちを切り替えるきっかけになります。なかでも抹茶にはアミノ酸であるテアニンや、ポリフェノールの一種であるカテキンが多く含まれ、これらの成分と脳機能やストレス、認知機能との関係についてもさまざまな研究が行われています。 AIによって答えを得ることが速くなった今だからこそ、意識的に判断を止める時間を持つことには意味があります。 温かい飲み物を飲む、抹茶でひと息つくといった習慣も、そのためのきっかけになり得るでしょう。」
「AI疲れ」を感じている人は、今回の調査結果や倉内氏のコメントを参考に、自分に合った気持ちを切り替える時間を導入してみてください。
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