【ライブレポ】TrySail、笑って跳んで歌って全力疾走の大運動会!──「コワイセイルのTrick運動会」

【ライブレポ】TrySail、笑って跳んで歌って全力疾走の大運動会!──「コワイセイルのTrick運動会」

2026年10月31日、11月1日の2日間に渡って、TrySailによるイベント「LAWSON presents TrySail Event 2026 コワイセイルのTrick運動会」東京公演が開催された。ハロウィンと運動会を掛け合わせた本イベントでは、麻倉もも、雨宮天、夏川椎菜の3人が選手として競技に挑むだけでなく、進行から実況までを自分たちで担当。ステージをところ狭しと駆け回り、笑いを生み出し、最後にはハロウィンスペシャルライブで圧巻のパフォーマンスを届けた。OTOTOYでは、11年の活動で培われた3人の息の合った掛け合いと、何事にも全力で挑む姿が存分に発揮された、TrySailならではのお祭り騒ぎのDay1の昼公演をレポートする。

イベントは選手入場からスタート。雨宮天は「青軍」、麻倉ももは「もちもち☆全力団」、夏川椎菜は「絶勝★ヒヨコ群」と、それぞれの個性がにじむ名前を掲げて登場した。続く選手宣誓では、声優としてのスキルを存分に生かした、元気いっぱいのキッズを思わせる喋り方で挨拶。普段のライブとはひと味違うテンションで、会場を一気に運動会ムードへと引き込んでいく。

競技に入る前には準備運動も欠かせない。TrySailの楽曲「バン!バン!!バンザイ!!!」をBGMに、3人と会場が一緒になって「バンザイ準備体操」を実施。ステージもフロアも準備万端となり、いよいよ競技が始まった。

最初の競技は「かぼちゃ落とし対決」。吊るされたかぼちゃの下に座り、かぼちゃにつながった紐を手放すことで、頭にぶつかるかぶつからないかのギリギリを狙うという、シンプルながらも恐怖心との戦いになる競技だ。頭からかぼちゃまでの距離を測り、最も短い距離で止められた人が勝利となる。

まず挑戦した雨宮の記録は60cm。これに対して、麻倉と夏川は雨宮をからかう。しかし、いざ夏川が挑戦すると、ここでビビりが発動し、80cmという結果に。先ほどまでの強気な態度とのギャップに、会場からも笑いが起こった。一方、麻倉は恐怖心を乗り越え、見事48cmという記録を叩き出して見事勝利。雨宮や夏川との掛け合いも含め、最初の競技から3人の個性がくっきりと浮かび上がった。

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続く「障害物レース」は、「箱の中身はなんじゃろな」「お菓子重量はかり」「サッカーボールリフティング」といった課題に加え、ケンケンやリンボーなどの障害物をクリアしながらゴールを目指す競技。メンバーはサッカーにほとんど触れたことがないということで、リフティングはワンバウンドも可という特別ルールが設けられた。

最初に挑んだ麻倉は、リンボーで大苦戦。さらにリフティングではボールを前方のモニターにぶつけてしまい、雨宮から「絶対にぶつけないように!って言われてたのに!」と鋭いツッコミが飛ぶ。競技中も容赦のないやり取りが繰り広げられるのは、この3人ならでは。

続く雨宮は、リンボーを一瞬でクリア。「箱の中身はなんじゃろな」では、自身がプロデュースするアクセサリーブランド「genuine blue」のリングを見事に当て正解するなど、競技の最中にも自らのブランドをしっかり紹介する抜かりのなさに、雨宮らしい一面が垣間見えた。

そして最後に挑んだ夏川は、ほかの2人が苦戦したリフティングで鮮やかな攻略法を見せる。ボールを高く蹴り上げる作戦で、なんと一発クリア。そのまま勢いに乗り、障害物レースを制した。

3人それぞれの得意不得意がはっきりと表れた競技となったが、苦戦する姿も、思いがけないところで実力を発揮する姿も、すべてが見どころ。勝負に挑みながらも、互いのプレーにツッコミを入れ、笑いへとつなげていく展開に、会場も大いに盛り上がった。

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3つ目の競技は「会場VS TrySail 大縄対決」。TrySailの楽曲「adrenaline!!!」をワンコーラス、客席のオーディエンが大合唱し、その歌い切るまでの間にメンバー3人が、大縄を各15回跳び切れればTrySailの勝利となる。会場の歌声が響くなか、3人はタイミングを合わせて大縄に挑戦。結果は見事全員がノーミスで15回をクリアし、TrySailの勝利となった。

しかし、勝利の喜びも束の間。競技を終えた3人はステージ上で息を切らし、その場に座り込んでしまう。見事な勝利を収めたはずなのに、あまりにも満身創痍な姿に、思わず「これは果たして勝ったのか……?」とツッコミたくなる光景が広がった。

あまりの体力の消費に、休憩をはさむため『運動会のお弁当トーク』をする3人。競技に全力を注いだ結果、運動会というよりも、修学旅行の休憩時間を思わせるような、ゆるく微笑ましい空気が生まれていた。

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最終競技は「玉入れ対決」。曲が流れたらダンスタイムとなり、TrySailの「Sunset カンフー」を踊るという、音楽と運動会を融合させたユニークなルールだ。ダンスと玉入れを行き来する展開のなか、勝負の鍵を握ったのは大量得点が狙えるフィーバータイム。ここで登場した大玉を、雨宮が投げると、なんと夏川のカゴに入るという展開に。思いがけない一投が勝負を大きく動かし、夏川がこの競技を制した。

競技ごとに勝者が入れ替わり、最後まで予測できない展開が続いた運動会。3人の個性や運動能力だけでなく、思いがけないハプニングを笑いに変える瞬発力も光っていた。

競技の合間には、幕間VTRも上映された。映像では、推理をしながら組体操の演目を当て、実際に挑戦するという企画が展開。今回のお題は「サボテン」だ。夏川が土台を担当するものの、なかなかうまくいかず苦戦。しかし、役割を変更して夏川が上に乗る側になると、無事に成功を収めた。ステージ上の競技だけでなく、VTRでも3人の個性や試行錯誤する姿が楽しめる構成となっていた。

運動会で大いに盛り上がった会場は、ここからハロウィンスペシャルライブへ。ハロウィン仕様の特別衣装に身を包んだ3人が登場し、まずは全員で「WANTED GIRL」をハロウィンアレンジで披露した。競技で見せた賑やかな姿から一転、音楽ユニットとしてのTrySailの魅力を存分に発揮。特別なアレンジによって、聴き慣れた楽曲にもこの日ならではの彩りが加わった。

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続くソロブロックでは、それぞれの個性が際立つパフォーマンスが繰り広げられた。麻倉ももは「パンプキン・ミート・パイ」をキュートに披露。楽曲の持つ愛らしさを存分に引き出し、会場を和やかな空気で包み込む。夏川椎菜は「ボクはゾンビ」をパワフルに歌唱。運動会で見せた活発な姿そのままに、力強い歌声とエネルギッシュなパフォーマンスで観客を魅了した。そして雨宮天は「JACKPOT JOKER」を披露。スウィンギンなビートに乗せて、妖艶な歌声を響かせる。楽曲の世界観をしなやかに表現し、先ほどまでの賑やかな運動会とは異なる表情を見せた。

3人それぞれが異なる魅力を発揮したソロブロックは、TrySailというユニットの幅広さをあらためて感じさせる時間となった。ソロブロックを終えると、ここまでの披露曲を振り返るMCをはさみ、3人はステージ裏から持ってきたブルーの法被をまとった。そこから披露されたのは「マイハートリバイバル」だ。

「構え!」の掛け声に続き、「どっこいしょ!どっこいしょ!」と、ソーラン節のスタイルでパフォーマンス。力強い掛け声と振り付けが楽曲に新たな躍動感を与え、会場の熱気をさらに高めていく。最近、ネット上でも話題になっていたソーラン節だが、TrySailが見せたのは、まさにこの3人だからこそ成立するパワフルなソーラン節スタイル。楽曲の持つ勢いと祭りのような高揚感が一体となり、イベントのクライマックスにふさわしい盛り上がりを生み出した。

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歌い終えると、メンバーはその場に倒れ込むほどの全力ぶり。運動会の競技であれだけ体力を使ったにもかかわらず、ライブパートでも一切手を抜くことなく、全身全霊でパフォーマンスを届けた。この日の昼公演だけでも相当な運動量だったはずだが、イベントはこの日の夜公演、さらに翌日の昼夜公演と続いていく。それでも体力を温存することなく、目の前のステージに全力を注ぐ3人の姿には、感動すら覚えた。

今回のイベントで特筆すべきなのは、3人のパフォーマンスだけではない。競技の進行役や実況を別に設けるのではなく、ステージに立つTrySailの3人自身が、競技への参加はもちろん、進行から実況までを担っていたことだ。競技に挑みながら状況を説明し、互いにツッコミを入れ、ハプニングが起これば即座に笑いへと変えていく。さらには、競技の合間に生まれた何気ない会話も、自然と会場を盛り上げる要素になっていた。

こうした進行が成立するのは、単に3人のトークスキルが高いからというだけではないだろう。長年ともに活動してきたからこそ生まれる信頼関係と、相手の言葉や動きを受けて瞬時に反応できる技術があってこそだ。11年という年月で培われたTrySailのチームワークが、イベント全体を支えていた。

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そして、この日の昼公演の優勝を飾ったのは雨宮天。「玉入れで私がナンちゃんのカゴに大玉を入れてしまった時、あなたは優勝を確信しましたね! それだけでは埋まらない差があったのよ!」と夏川にコメントする。

その一方で、競技ではなかなか勝利をつかめなかった麻倉は、2人のやり取りをほぼ蚊帳の外から見守ることに。「楽しそうでいいなー」とこぼしたかと思えば、「私も勝てるやつを用意しろー!」と絶叫。最後まで笑いの絶えない展開で、イベントを締めくくった。

運動会で思い切り笑い、競技では全力で勝負し、ライブでは圧倒的なパフォーマンスを届ける。どの瞬間にも共通していたのは、3人が目の前のことをとことん楽しみ、そして全力でやりきる姿勢だった。声優ユニットとしての確かな技術、アーティストとしての表現力、そして互いの個性を引き出し合う関係性。そのすべてが詰まった「コワイセイルのTrick運動会」は、まさに「お祭りマッスルユニット」TrySailならではのハロウィン運動会だった。

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取材&文 : ニシダケン

ライブ情報

LAWSON presents TrySail Event 2026 コワイセイルのTrick運動会
▼会場
2026年10月18日(日)兵庫・神戸国際会館 こくさいホール
2026年10月31日(土)東京・Shibuya LOVEZ[昼公演][夜公演]
2026年11月1日(日)東京・Shibuya LOVEZ[昼公演][夜公演]

▼ライブコーナー セットリスト
01.WANTED GIRL/TrySail
02.パンプキン・ミート・パイ/麻倉もも
03.ボクはゾンビ/夏川椎菜
04.JACKPOT JOKER/雨宮天
05.マイハートリバイバル(ソーラン節 ver.)/TrySail

▼総合結果
優勝 雨宮天(青軍) 969pt
2位 夏川椎菜(絶勝★ヒヨコ群) 929pt
3位 麻倉もも(もちもち☆全力団) 732pt
<公演別ポイント(夏川/麻倉/雨宮)>
10/18(日)兵庫 107/43/165
10/31(土)昼 180/84/185
10/31(土)夜 140/134/186
11/1(日)昼 202/201/78
11/1(日)夜 300/270/355

インフォメーション

公式サイト:https://trysail.jp/
公式X:https://x.com/trysail_staff
official YouTube:https://www.youtube.com/c/trysail/

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