バスケ日本代表の後藤音羽選手が登場 着衣型ウェアラブル製品の量産化に挑む ヤマシンフィルタ ミツフジ

ヤマシンフィルタとミツフジは7月29日、戦略的アライアンス発表会を開催した。ヤマシンフィルタの製造するナノファイバー繊維とミツフジのウェアラブル技術を駆使し、「着るウェアラブルデバイスと次世代電磁波シールドフィルタ」の製品を量産・販売を加速するために資本業務提携を締結した。
第一弾としてミツフジの深部体温推定技術などのアルゴリズムやアプリと一体化した着衣型生体デバイスを一般の製品として開発する。

当日、着衣型ウェアラブルを着用して登場したのは、今年、初めて女子バスケットボール日本代表に選ばれた後藤音羽選手と、2024年パリオリンピック女子バスケットボール日本代表ヘッドコーチの恩塚亨監督。
デモンストレーションでは、後藤選手と恩塚監督がバスケットボールでトスをしている時の心電図・心拍データを測定し、動きによって波形が乱れる様子を紹介。激しい運動をしている時も正確な測定データを取るとともに体調管理につなげるためには、体動ノイズを抑えることが重要であることをアピールした。

後藤選手は「ウェアラブルをつけて運動しましたが、プレーに全く支障なく、いつも通りに動けて快適ですね」とコメントした。
今後の抱負では「今年の9月にドイツで試合がありますが、その試合に勝って2030年のFIBAワールドカップに繋げていきたい」と目標を語った。
従来の深部体温推定技術のものだと、人の動きが活発化することで、データ取得が取りづらくなる傾向にあったが、「着るウェアラブルデバイス」は、活発に動いてもデータを正確に取得することが可能となる。

昨今、酷暑が続く毎日の体調管理が必須になる中、感覚に頼らないモニタリングを実現する「ウェアラブルデバイス」は、猛暑対策のほかにも医療現場や日常の見守り装置として、誰もが気軽に正確に使用できる社会を実現するとしている。
また、生成AIに伴う
データセンターの高発熱や通信障害の解決に向けて「次世代電磁波シールドフィルタ」の普及にも取り組む。
データセンターの高発熱や通信障害の解決に向けて「次世代電磁波シールドフィルタ」の普及にも取り組む。

ヤマシンフィルタの山崎裕明副社長は「これらの2大課題を解決するために、5億円規模の投資をしてミツフジ株式会社と提携して取り組んでいくことで、当社単独では実現することが難しいウェラブル製品の商品化に繋げていきたい。開発はまだ始まったばかりだが、世界で引き起こっている課題を解決できるように、今取り組んでいる開発の全てを平行して進めていきたい」と話した。
ミツフジの三寺歩社長は、「着衣型ウェアラブル事業は、現在はまだ手軽には波形が取れない状況だが、今後はストレスを軽減したり睡眠の質の向上などにも貢献していきたい」と意欲的な意向を示した。
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