【沖縄グルメ】那覇からクルマで行ける秘島「伝説の天ぷら島」が最高だった件 / 島全体が天ぷら

沖縄県那覇市からクルマで行ける伝説の天ぷら島をご存じだろうか。その島の名は「奥武島」(おうじま)。

沖縄県南城市にある小さな島で、沖縄県内には存在を知っている人はいるものの、沖縄県外の観光客にはほとんど知られていない。まさに秘島と言っても過言ではない聖地。

漁師が多い奥武島は「うみんちゅの島」

この奥武島だが、極めて小さい。東京ドームならば約5個分、東京ディズニーランドの半分以下の面積しかない。あまりにも小さい島だが、約900人の住民が住んでおり、漁師が多いことから「うみんちゅの島」とのも言われている。

奥武島は沖縄本島と橋で繋がっており、クルマで行くことが可能だ。

那覇方面から島に向かう途中、畑が広がる地帯を通るのだが、バナナの無人販売などがあって楽しい。

それについては、また別の話として次の機会にお伝えしたい。

クルマで奥武島に入るには、橋を通過する必要がある。

橋を渡って左折すると、観光客が車をとめてもよい駐車場がある。

駐車料金が無料な点は嬉しいところ。

駐車場の近くでは、イカが干されていて、これもまた美味。

タイミングが良ければ、イカ干しの様子も見ることができる。

食べてよし、見てよし、楽しすぎる奥武島。

買い食いしている子どもたちで溢れている天ぷら屋

島内には小中学校がないため、橋を渡った先にある学校に通っている。実際に島に行ってみると、子どもたちが多くいる印象。土日となると、美しい奥武ビーチで海水浴を楽しむ親子が多数。島内の飲食店では、買い食いしている子どもたちで溢れていることもある。

島内には、魚介類を買うことができる鮮魚店が複数入ったビルがある。

ビル内には飲食可能なスペースもあって便利だ。

ちなみに冷房が効いているので快適な環境で魚介を食べられる。

奥武島で食べる天ぷらが絶品

実はこの奥武島、かなりグルメな島。ここで食べる天ぷらが絶品なのである。東京ディズニーランドの半分以下の面積しかない島にもかかわらず、複数の天ぷら屋が営業している。島全体が天ぷらと言っても過言ではない。どの天ぷら屋も激安で、それぞれ個性ある味を堪能できるのだ。筆者が行った際、少なくとも3軒の天ぷら屋を確認できた。

ちなみに、ほとんどの天ぷら屋が立ち食いか、店頭の椅子か、持ち帰りの販売として営業している。リッチで贅沢な雰囲気の天ぷら屋はない。

天ぷら好きにとって最高の天ぷらアイランド

奥武島の天ぷら屋は3つの共通項がある。その3つとは「奥武島で水揚げされた魚介類使用」「注文後に揚げる」「激安」である。つまり、奥武島の新鮮な魚介類を、揚げたて天ぷらで食べられて、しかも激安なのである。天ぷら好きにとって最高の天ぷらアイランドだ。

島が小さいので、徒歩で歩きながら天ぷら屋を巡り、食べ歩きが可能なのも素晴らしい。歩きながら食べても良し、海を眺めながら食べても良し、クルマに戻って食べても良し。

奥武島の天ぷら屋「てるちゃん鮮魚天ぷら店」

実際に天ぷら屋を巡ってみた。まず1軒目は「てるちゃん鮮魚天ぷら店」(沖縄県南城市玉城奥武41-41)。奥武島の駐車場からもっとも近い天ぷら屋だ。

基本的に奥武島の天ぷら屋では「さかな天」(100円)と「もずく天」(100円)が必ず販売されている。てるちゃん鮮魚天ぷら店でもそれらが販売されており、人気の絶品天ぷらとして愛されている。さかな天は水揚げされた魚によって変化する。この日はカジキマグロだった。

注文してから衣をつけて揚げられるため、価格や個数に限らず、そこそこの時間を要する。10分かそれ以上待っただろうか。受け取った天ぷらは激圧アツ。まさに数秒前に揚げられたばかり。

それを海辺に持って行き、美しく輝く海を眺めながら食べる。最高にウマイ。もずく天は揚げたてなのでカリカリサクサク。もずくの部分は絶妙にしっとり感が残っていて、食べていて「カリサク」と「フワネバ」が共存している不思議なウマさ。

奥武島の天ぷら屋「中本鮮魚てんぷら店」

2軒目は「中本鮮魚てんぷら店」(沖縄県南城市玉城奥武9−9)。奥武島の入り口である橋に一番近い天ぷら屋。店頭にある注文シートに食べたい天ぷらの個数を書き、カウンターで会計をして天ぷらが揚げられるのを待つ。

やはりここでも名物は「さかな天」(120円)と「もずく天」(120円)。だが今回は「さかな天」と「いか天」(100円)を注文した。店員さんによると、今日の「さかな天」はカジキマグロだという。待つこと数分、手渡された天ぷらは、やはり激アツ。ここまで揚げたての天ぷら、なかなか100円台で食べられない。

さかな天といか天、どちらも衣はかなり厚め。さかな天を食べてみると、衣は厚いがモッサリとしておらず、むしろ衣とカジキマグロのほっこり感が相まって海の幸感が爆増。うまい、うますぎる。

いか天もたまらない。新鮮だからなのか、いかの弾力が極めて心地よく、噛めば噛むほど旨味が溢れ、衣とともに美味しさを高めてくれる。お店に併設された飲食スペースは野外ながら、扇風機があって暑い季節には嬉しい。

奥武島の天ぷら屋「大城てんぷら店」

3軒目は「大城てんぷら店」(沖縄県南城市玉城奥武193)。奥武島の天ぷら屋はどこもステキだが、ここは特に素晴らしい。美しく広がる岩場と海に沿って存在する店舗は、広い敷地内に木々が生い茂っており、自然を感じられる環境下で天ぷらが食べられる。

奥武島の入り口から離れていることもあり、かなり静かな雰囲気の中、天ぷらを楽しむことができる。

お小遣いを持った少年たちが天ぷらを買いに来ていたのだが、まさにそれ、都会で言うところの駄菓子屋やゲームセンターに集まる少年少女と同じ。お気に入りの天ぷらを購入し、地面に座って食べながら会話をするのだ。

ここも注文シートに食べたい天ぷらを記入して注文する形式。今回は「さかな天」(120円)と「もずく天」(120円)を注文。他の店舗と同じ天ぷらを注文したのは、味の違いを楽しみたいからだ。自然あふれる敷地内で食べても良いが、せっかくなので海を眺めながら食べる。

さかな天は、もっちりとした衣とカジキマグロのふわっと感が心地よくて美味しい。新鮮だからなのか、いっさい臭みがないのも素晴らしい。

もずく天は、今まで食べてきた天ぷら屋のなかで一番もっちりとしていた。もずくももっちりとしているので、きわめてもっちり。クリスピー感よりもっちりを強調した仕上がりだった。

まるで奥武島だけ時間の流れが違うかのよう

奥武島は、極めてのどかな島だ。住民たちはとても優しく、穏やかな雰囲気のなかマッタリできて居心地も良い。海は美しく、風は気持ち良いし、まるで奥武島だけ時間の流れが違うかのようだ。それでいて、天ぷらも絶品なのだから最高オブ最高。

しかしながら、奥武島の知名度は高いとは言えない。飛行機で那覇に到着したら、そこからクルマに乗って約40分で到着するにもかかわらずだ。もっと知られていいし、もっと評価れさていい魅惑の秘島、それが奥武島といえよう。

(執筆者: クドウ秘境メシ)

  1. HOME
  2. グルメ
  3. 【沖縄グルメ】那覇からクルマで行ける秘島「伝説の天ぷら島」が最高だった件 / 島全体が天ぷら
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。