“脳には良い脂が必要” 料理家・管理栄養士の小山浩子に聞く『育脳ごはん』とは

「落ち着きがない」「集中力が続かない」「すぐイライラする」
そんな子どもの様子に、不安を感じたことはありませんか?
もちろん原因はひとつではありません。しかし今、見直されているのが“脳をつくる栄養”です。

ヘルシーオイル・プラス・コンソーシアムはこのほど、『「賢い脳」は脂が9割 地頭のよい子をつくる「育脳ごはん」』の著者であり、料理家・管理栄養士の小山浩子氏へのインタビュー内容を公開しました。
そこで語られていたのは、「脳には良い脂が必要」という意外な事実でした。

「賢い脳」は脂が9割 学力より”地頭力”ー10年後の未来に差がつく 『育脳ごはん』の新常識

https://healthy-oil.jp/omega3/contents/2025/89/

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「脂は悪者」じゃなかった

ダイエットや健康の話になると、つい「脂は控えたほうがいい」と考えがち。ところが小山氏によると、脳の約60%は脂質でできているのだそうです。つまり、脳にとって脂質は敵ではなく、大切な材料のひとつ。しかも、どんな脂でも良いわけではなく、「どんな脂を摂るか」が重要だといいます。

脳には3つの成長段階がある

小山氏は、脳の発達を大きく3つに分けています。
まず0~5歳頃までに育つ「からだの脳」。続いて1~18歳頃までに育つ「おりこうさんの脳」。さらに10~18歳頃までに育つ「こころの脳」。
この順番で発達していくため、それぞれの時期に必要な栄養をしっかり届けることが大切なのだそうです。そして、そのために親が毎日できることが「食事」だといいます。

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注目されるのは“地頭力”

近年よく耳にする「地頭がいい」という言葉。小山氏は、その地頭力の土台づくりに欠かせない栄養素として、タンパク質と脂質を挙げています。特に注目されているのが、青魚などに含まれるオメガ3系脂肪酸です。DHAやEPAといった成分は、神経細胞の膜をしなやかに保ち、脳内の情報伝達をスムーズにする働きがあるとされています。つまり、「頭をよくしたいなら脂を減らす」ではなく、「良い脂を選ぶ」がポイントなのです。

魚が苦手でも大丈夫

とはいえ、「毎日魚を食べさせるのは大変……」という家庭も少なくないはず。そんな人に向けて、小山氏はサバ缶などの缶詰や、アマニ油・えごま油の活用を提案しています。
アマニ油には、オメガ3系脂肪酸の一種であるα-リノレン酸が50~60%含まれているとのこと。
加熱せずに、ヨーグルトや味噌汁へ小さじ1杯加えるだけでも取り入れやすいそうです。
また、魚が苦手な子どもには、さつま揚げなどの練り製品や魚の缶詰を利用する方法も紹介されています。
但し、オメガ3系脂肪酸は酸化に弱いという特徴もあります。特にアマニ油は、
「開封後はなるべく早めに使い切る」、「鮮度を保ちやすい容器を選ぶ」、 「直射日光や高温を避け、冷暗所で保管する」など、酸化対策を意識することも大切です。なお、これはアマニ油に限った話ではなく、油はすべて時間の経過とともに酸化するものです。健康のために油を選ぶ際は、“何を摂るか”だけでなく、“酸化させずに摂ること”も意識したいポイントです。

「育脳」は意外と身近なところから

インタビューでは、育脳のための食習慣として、
魚を1日1食取り入れる
朝ごはんを食べる
魚の脂を逃さない調理を心がける
おやつを補食として活用する
といったポイントも紹介されています。

「頭が良くなる方法」と聞くと、塾や教材、習い事を思い浮かべる人も多いかもしれません。
しかし小山氏が伝えているのは、もっと基本的なこと。
「脳を育てる材料は、毎日の食卓にある――。」
子どもの未来を考えるとき、まずは今日のごはんを見直してみる。そんな“育脳”の第一歩が、今あらためて注目されているようです。
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