【ライブレポ】『学園アイドルマスター』2周年が描いた、成長の物語──〈学園アイドルマスター The 2nd Period Hatsuboshi IDOL FESTIVAL〉

ここが学園アイドルマスター2周年の到達点であり、さらなる飛躍への出発点だ。
2026年6月6日〜7日の2日間にかけて、横浜アリーナにて〈学園アイドルマスター The 2nd Period Hatsuboshi IDOL FESTIVAL〉が開催された。OTOTOYでは、そのDAY1の模様をレポートでお届けする。
このライブは、「Hatsuboshi IDOL FESTIVAL(H.I.F)」の世界観を現実へと引き寄せ、アイドルたちの成長と輝きを余すことなく描き出した一夜となった。このライブでは、5月に開催された

ライブの幕開けを飾ったのは、紫雲清夏役・湊みやによるダンス・チューン「Love & Joy」。開演と同時に会場のボルテージを一気に引き上げると、続く姫崎莉波役・薄井友里の「36℃ U・B・U」、花海咲季役・長月あおいの「Wildest Flower」、藤田ことね役・飯田ヒカルの「自己肯定感爆上げ↑↑しゅきしゅきソング」と、個性豊かなソロ曲が次々と披露されていく。
なかでも大きな反響を呼んだのは「自己肯定感爆上げ↑↑しゅきしゅきソング」だろう。底抜けにポップでキュートな楽曲でありながら、その奥底には藤田ことねというアイドルの不器用な優しさとファンへの感謝が込められている。飯田ヒカルはその感情をまっすぐ届け、多くの観客の胸を打った。
序盤を締めくくったのは、初星学園メンバーが集結した「ガラクタロード」。ソロで輝きを放ったアイドルたちがひとつのステージに集うことで、H.I.Fという祭典のスケール感が一気に立ち上がった。

中盤以降はユニット曲とソロ曲が絶妙なバランスで配置され、それぞれのアイドルの魅力を立体的に浮かび上がらせていく。「みちなるひろがる」を披露した、倉本千奈(CV:伊藤舞音)と篠澤広(CV:川村玲奈)のユニット、ゆめぱしーは、温かな歌声で未来への希望を描き出し、花海咲季(CV:長月あおい)、月村手毬(CV:小鹿なお)、藤田ことね(CV:飯田ヒカル)のユニットのRe;IRISが歌唱した「雨上がりのアイリス」では、タイトル通り雨上がりの空に差し込む光のような爽やかさで観客を魅了した。
有村麻央役・七瀬つむぎの「見て」では、楽曲そのものが持つ強烈な自己表現がステージ上で爆発。続く清夏(CV:湊 みや)とリーリヤ(CV:花岩香奈)によるユニット「ときめきエモーション」では会場の熱量がさらに上昇し、観客との一体感を強く感じさせるパフォーマンスが繰り広げられた。

ライブ後半に差しかかると、楽曲の表現力はさらに深みを増していく。
公開されたから1年ごしの初披露された、篠澤広役・川村玲奈による「サンフェーデッド」は、この日のハイライトのひとつだった。MVの世界観を想起させる演出のなかで披露された歌唱は圧巻の一言。繊細さと力強さを両立させた表現力に、客席は息を呑む。楽曲に込められた感情が生々しく伝わるステージは、「篠澤広」というキャラクターの新たな魅力を浮き彫りにした。
また、秦谷美鈴役・春咲暖による「VEIL」も大きな印象を残した。座ったまま歌唱する演出は、楽曲が持つ静謐な空気感と美鈴らしい佇まいを強調。その観客を惹きつける表現は、アイドルの様々な輝きを示す象徴的な場面でもあった。
さらに花岩香奈による「Atmosphere」、小鹿なおによる「一体いつから」、長月あおい、飯田ヒカル、花岩香奈による「仮装狂騒曲」、松田彩音による「真っ白いページと水彩の主人公」など、STEP3を軸とした楽曲群も次々と披露。楽曲ごとに異なる世界観を描き切るキャスト陣の成長ぶりは、2周年という節目にふさわしい完成度だった。

終盤では、七瀬つむぎ、薄井友里、陽高真白、天音ゆかりによる「ナイワ」が圧倒的な存在感を放つ。4人の迫力と緊張感に満ちたステージは、横浜アリーナという会場を大きな熱気に満たした。
そして本編ラストを飾ったのは、初星学園による「Campus mode!!」。ここまで個々の魅力を全開にしてきたアイドルたちが再びひとつになり、会場全体を巻き込みながら大団円へと向かう。その光景はまさに「学園アイドルマスター」という作品そのものを象徴していた。

アンコールでは「古今東西ちょちょいのちょい」「標」を披露。観客のコールも最高潮に達し、横浜アリーナは巨大な祝祭空間へと変貌する。そして最後に歌われたのは「初」。デビューから2年。アイドルたちは確かに成長した。この楽曲が示していたのは、どれだけ経験を重ねても、夢を追い続ける限り挑戦者であり続けるという決意だった。
ゲームの世界で紡がれてきた物語を、キャストたちが現実のステージで証明した〈The 2nd Period Hatsuboshi IDOL FESTIVAL〉。それは2周年を祝う記念ライブであると同時に、『学園アイドルマスター』がこれから先も走り続けていくことを力強く宣言するライブでもあった。
横浜アリーナの空に輝いたアイドルという星々。その光は、一番星を目指す物語がまだ終わらないことを、誰よりも雄弁に物語っていた。

取材&文:ニシダケン
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セットリスト
〈学園アイドルマスター The 2nd Period Hatsuboshi IDOL FESTIVAL〉Day1
M01. Love & Joy(湊みや)
M02. 36℃ U・B・U(薄井友里)
M03. Wildest Flower(長月あおい)
M04. 自己肯定感爆上げ↑↑しゅきしゅきソング(飯田ヒカル)
M05. ガラクタロード(初星学園)
M06. ミラクルナナウ (゚∀゚) !(七瀬つむぎ、湊みや、川村玲奈)
M07.ENDLESS DANCE(松田彩音、春咲暖、陽高真白)
M08. 理論武装して(天音ゆかり)
M09. みちなるひろがる(ゆめぱしー:伊藤舞音、川村玲奈)
M10. 雨上がりのアイリス(Re;IRIS:長月あおい、小鹿なお、飯田ヒカル)
M11. 見て(七瀬つむぎ)
M12. ときめきエモーション(REVERSI:花岩香奈、湊みや)
M13. 空と約束(伊藤舞音)
M14. 桜フォトグラフ(川村玲奈、松田彩音、春咲暖)
M15. 赤裸々(陽高真白)
M16. SUGAR FLAVOR(RippleSign:七瀬つむぎ)
M17. Star-mine(Begrazia:松田彩音、春咲暖、陽高真白)
M18. 冠菊(小鹿なお、伊藤舞音、湊みや)
M19. サンフェーデッド(川村玲奈)
M20. 三分半の創世(天音ゆかり)
M21. VEIL(春咲暖)
M22. Atmosphere(花岩香奈)
M23. ナイワ(七瀬つむぎ、薄井友里、陽高真白、天音ゆかり)
M24. 一体いつから(小鹿なお)
M25. 仮装狂騒曲(長月あおい、飯田ヒカル、花岩香奈)
M26. 真っ白いページと水彩の主人公(松田彩音)
M27. キミとセミブルー(伊藤舞音、薄井友里、天音ゆかり)
M28. Campus mode!!(初星学園)
EN01. 古今東西ちょちょいのちょい!(初星学園)
EN02. 標(初星学園)
EN03. 初(初星学園)
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