アリアナ・グランデ、容姿へのコメントを控えるよう再度呼びかける「愛を込めた注意喚起」

 アリアナ・グランデはこれまで何度も容姿を公に論じられてきたが、映画『ウィキッド』シリーズの公開に向けたプロモーションが進む中、その憶測はこれまで以上に過熱している。そうした状況を受け、彼女は改めてこの問題について声を上げた。

 現地時間2025年11月29日に彼女はインスタグラム・ストーリーズに2024年のインタビュー映像を投稿し、「昨年のものを再シェアします。みんなへの愛を込めた注意喚起として」と添えた。

 この映像で、彼女は10代で注目されて以来、常に自身の体型が議論の対象となってきたことを語っている。フランス人ジャーナリストのサリーとのインタビューで彼女は、「私のどこが悪いのか、あらゆること、あらゆるバージョンを聞いてきました。そして、それを修正したら、今度は別の理由で悪いことになる」と話していた。

 シンシア・エリヴォも同席していたこのインタビューで彼女は、ときに声を詰まらせながら、「それはどこで起ころうと不快なことです」と述べ、「今の社会では他人の外見や容姿、裏で何が起きているのかとか、健康状態、自己表現について、コメントすべきではないのに、そうしたことが平気で許容されていると思うんです。これは当事者すべてにとって危険だと思います」と続けた。

 今回の投稿は、アリアナの健康を心配する声がネットで高まっている中で行われた。特に11月に全米公開された映画『ウィキッド 永遠の約束』での彼女の姿を含む写真や動画が拡散し、以前より痩せたのでは、不健康なほど細いのではといった声が上がり続けている。こうした憶測について、彼女は過去にも言及している。

 2023年に昨年投稿されたTikTok動画で彼女は、「色々な種類の美しさがあります。健康的で美しく見える方法はさまざまです。個人的に、皆さんが今の私の体と比較している体は、自分の体の中で最も不健康なバージョンだったことを知っています。抗うつ剤を大量に服用し、その上で酒を飲み、食生活も乱れ、人生のどん底にいた時に、皆さんが“健康的”と考えるような姿でした。でも実はそれは私にとって健康ではありませんでした」と明かし、「私たちはもっと温和になって、人の体についてコメントすることに居心地の悪さを感じるべきだと思います……たとえそれがどんなことであろうと」と述べ、「何か良いことを言っている、善意で言っていると思っていたとしても、それが何であれ。健康、不健康、大きい、小さい、あれやこれや、セクシー、セクシーでない。とにかく私たちは(人の体についてコメント)すべきではないんです。それをあまりしないように本当に努力すべきです」と語っていた。

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